『レッドラム 狂気の挑戦状』(1997年)
この作品はダミアン・リー監督、クリス・ペン、マイケル・マドセン主演の猟奇連続殺人サスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1997年 カナダ作品
ランニング・タイム◆93分
原題◆Papertrail
プロット◆猟奇連続殺人犯を追う話しのようです。
音楽◆ロン・ウェイス
スカイパーフェクTV311パワー・ムービーにて。画質はよいです。
キャスト
クリス・ペン→FBI捜査官のエノーラ
マイケル・マドセン→エイブラハム刑事
ジェニファー・デイル→分析医のアリス
カリ・マチェット→エノーラと別居中の奥さんアリソン
オードリー・ルプケ→最初の被害者モリー・ダロウ
テリ・ホークス→患者のレイチェル、対人恐怖症で電話で治療
キャサリン・ブライス→患者のゲイル、サド?
セア・ギル→患者のアイリーン、対人恐怖症で目まいがする
ケネス・マクレガー→患者のジェリー、潔癖症
チャド・マックィーン→患者のウィリアム、過剰防衛
シェーン・ドイル→アイリーンの行きずりの男チャック
ダミアン・リー監督の演出はまあよいと思います。
N.Y.が舞台のようです。サスペンスを強調するためなのか斜めの構図やスローモーションを多用していました。効果はまあまあ。
双子が映っている古いフィルムがたびたびカットインしてあり、これが伏線になっていました。実は最期でようやく伏線とわかりました。
この猟奇連続殺人犯は被害者を粘着テープで縛って覚せい剤を注射しポラロイドで写真を撮ってました。
最初の被害者は映画館でバイトをしているようです。パラダイス座という名画座で『素晴らしき哉人生』(1946年)が上映中になっていました。
邦題レッドラムはmurderを逆に読むことです。この使われ方はスタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』(1980年)が有名です。
主演の2人、マイケル・マドセンとクリス・ペンの方が猟奇連続殺人犯に見えるミスマッチなキャスティングがいいです。
マイケル・マドセン刑事はやたらと携帯電話を使っていました。
クリス・ペンの方は太っていました。『ペイルライダー』(1985年)の頃とはまるで違ってスモーレスラーみたいになって見る影もありません。兄貴のショーン・ペンにお前には自制心がないのかと怒られないのか?。すぐにカッとなってパパラッチといつももめていたショーン・ペンがこんな説教したらこれまた面白いと思えますが・・・。
ここでは別居中で子供に会いたいが会えない設定になっていました。その子供にセーラームーン人形がどうのこうのなんて言ってました。アメリカでも有名なのか?ホントにそう言ってた。
チャド・マックィーンは初めて見ました。父のスティーブ・マックィーンには全然似ていません。
そんなわけでサスペンスの水準な出来の作品でした。女優さんは聞いたことがない人ばかりですがよさそうな人達がそろってました。ここが1番よかったりして。
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