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2010.01.16

『火星から来たデビルガール』(1954年)

この作品はデビッド・マクドナルド監督、パトリシア・ラファン、ヘイゼル・コート他主演のB級SFドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1954年 英国作品
ランニング・タイム◆76分
原題◆Devil Girl from Mars
プロット◆火星ガールがやって来る話しのようです。
音楽◆エドウィン・T・アストリー
WHD JAPAN/有限会社フォワード発売のDVDにて。画質は結構よいです。音声レベルが低い。それに右に寄っています。

キャスト
パトリシア・ラファン→火星から来たナイヤ
ヘイゼル・コート→泊まり客のエレン・プレストウィック
ピーター・レイノルズ→ロバート・ジャスティン/アルバート・シンプソン
エイドリアン・コリ→従業員のドリス
ジョセフ・トムレティ→天文学のアーノルド・ヘネシー教授
ヒュー・マクダーモット→新聞記者のマイケル・カーター
ソフィー・スチュワート→パブのジェイミーソン夫人
ジョン・ローリー→パブの主人ジェイミーソン氏
アンソニー・リッチモンド→子役のトミー
ジェームズ・エドマンド→下働きのデイビッド


デビッド・マクドナルド監督の演出はまあまだと思います。
全体的に無難な感じにまとめられています。下手ではないです。
登場キャラが多くて、キャラの出入りが激しい。いかにも舞台が原作といった感じです。

ダグラスDC3が飛行中。爆発します。ここは安上がりの編集をつないで処理しています。
タイトル。

スコットランドが舞台のようです。
荒野に旅館というかパブがあります。さすが英国ならパブとなります。
ジェイミーソン夫人
従業員のドリス
子役のトミー
3人が登場。
隕石が落ちたと話しが出ています。

道路にて。
天文学のヘネシー教授と新聞記者のマイケル・カーターがクルマで道に迷っています。
刑務所から脱走したロバート・ジャスティンのラジオニュースが流れます。

その脱走犯らしき男が暗い夜道を逃走しています。どうやらロバート・ジャスティンのようです。

脱走したロバート・ジャスティンはパブに入ります。
主人のジェイミーソン氏も登場。
ロバート・ジャスティンは別名アルバート・シンプソンというらしい。従業員ドリスと知り合いでした。
ドリスに「君に会いたくて脱走した」だって。これは殺し文句です。自分の夫人殺しをやらかしたらしい。
ジェイミーソン夫人に怪しまれているアルバート・シンプソン。
下働きの老人デイビッドもいるようです。
モデルのエレン・プレストウィックが泊まり客らしい。
そんなこんなでキャラ紹介となっています。少しキャラが多過ぎるのでは・・・

クルマの男2人は標識を見てパブに向かうようです。
この2人も追加のキャラになるようです。

パブに到着するクルマ。
天文学のヘネシー教授と新聞記者のマイケル・カーターはパブに入ります。
何だかマジで普通のドラマになっています。パッケージの紹介の通りです。
スチュワーデスをエアホステスと言ってるマイケル・カーターです。

空に怪しい光りがとエレン・プレストウィック。
何でもないと天文学のヘネシー教授。専門家なので落ち着いているようです。

全員そろって食事となります。
新聞記者のマイケル・カーターがアルバート・シンプソンの正体を知っていました。
そんなところ怪音が鳴り響きます。空飛ぶ円盤がやって来ました。

円盤ですが音がでかい。ジェット機みたい音をたてています。これは凄いや。
降下してきます。脚を出してロケットの逆噴射をして着陸となります。
新聞記者のマイケル・カーターは電話をかけますが通じません。円盤の影響なのでしょう。
円盤の外周部分が回転していましたがしばらくたってからようやく止まりかけています。この円盤のシーンはなかなかいいです。

天文学のヘネシー教授と新聞記者のマイケル・カーターがクルマで知らせようと出かけます。

エレン・プレストウィックが怪しい物音を聞きますが、これはアルバート・シンプソンでした。

アルバート・シンプソンとドリス。
屋根裏部屋にアルバート・シンプソンを入れるドリス。逃げる逃げないと相談をしています。で、キスシーンとなります。
何だかまじめな展開となっています。

円盤の出入り口が開きます。
これを窓から見ているアルバート・シンプソン。
いよいよ火星から来たデビルガールが登場します。
最初に遭遇するのは下働きの老人デイビッドですが光線銃で撃たれて消えてしまいます。眼鏡だけは残っています。

クルマの方はエンコしています。しょうがないのでパブに戻る天文学のヘネシー教授と新聞記者のマイケル・カーター。

パブに戻ったとこでカウンターのイスで凝固してるドリス。
これにはビックリのヘネシー教授とマイケル・カーター
そなんとこにデビルガールがやって来ます。ナイヤと名乗っています。ちゃんと火星から来たと言ってます。
ロンドンに行く予定が故障でスコットランドになったようです。何か凄いな。
機械人間のジャーミーがいると言ってる。どうやらロボットのようです。
火星に1番強い男を連れに来たとデビルガール。
一通り喋ってデビルガールは円盤に引き上げます。
徒歩のシーンは省略しているようです。賢明な判断の演出です。→『ロボット・モンスター』(1953年)なんて徒歩ばっかりでした。

このへんまでの印象としてはホントに真面目な会話劇となっています。元が舞台劇らしいけど・・・

円盤に突撃するヘネシー教授。大丈夫か?

マイケル・カーターとエレン・プレストウィックの会話。
とりとめのない会話となっています。

ヘネシー教授が戻ってきます。額から血を流しています。
円盤の回りに張り巡らしてある透明バリアに激突したらしい。それだけかい。

パブの主人ジェイミーソン氏が古いリボルバーを持ち出してきます。中折れ式だからエンフィールドのようです。
このリボルバーを預かるマイケル・カーター。やる気満々です。

また来たデビルガール。
マイケル・カーターがリボルバーを突きつけます。
で、発砲となりますが何ともないデビルガール。

この辺の印象ですがセリフ回しがシェークピア劇のようになっているようです。
シェークピア劇のノリで演じれば何でも出来ます。変な格好して変な話しでも何でもこなせます。さすが英国作品です。

息子のトミーが窓から出て行こうしています。止めるアルバート・シンプソンですが成り行きで同行するようです。

デビルガールに引率されて円盤見物となるパブ御一行。
出入り口が開きます。ロボットが現れます。スロープをそろそろと下ってきます。大丈夫か?見てて倒れたらどうしようと心配になります。見てる方が心配します。
デモンストレーションで光線を発射するロボット。
木を消し去ります。古トラック、物置と続きます。

今度はアルバート・シンプソンとトミーのところにデビルガールが来ます。
トミーを連れ去ります。アルバート・シンプソンは催眠術にかけられて屋根裏部屋に戻ります。

パブにて。
全員そろって相談となります。事態は変わらないと思えますが・・・
そんなとこにデビルガールがやって来ます。
ヘネシー教授がもっと凄いことを見せろとリクエストします。で、ヘネシー教授を円盤につれて行くデビルガール。

円盤にて。
デビルガールとヘネシー教授。
円盤内のハイテクぶりを見せています。永久運動が出来るとデビルガール。そんなことは出来ないとまともな突っ込みを入れるヘネシー教授です。
て、徒歩でパブに戻ります。

パブ内では何か小細工をやっています。
どうやら電線をドアノブにつないでデビルガールを感電させようとする作戦のようです。
これはアッサリと失敗となります。
こんなことでも余裕たっぷりで高飛車なデビルガールです。
デビルガールのフォーカスがボケています。これは何かと思ったらテレポートしたようです。撮影に失敗したフィルムをそのまま使ったのかと思った。

円盤に向かうマイケル・カーター。
子供と自分を交換しろと交渉しています。

パブに子供のトミーが戻ってきます。
どうやら交渉が成功したようです。

屋根裏部屋の様子を見に来たドリス。
アルバート・シンプソンの様子がおかしいことに気がつきます。

マイケル・カーターも戻ってきます。
で、屋根裏部屋を見に行きます。部屋から突然アルバート・シンプソンが飛び出してきてマイケル・カーターとアクションとなります。
ここは結構マジでアクションをやっています。俳優さん2人は大変だったでしょう。低予算映画ではよくある俳優にお任せアクションのようです。
アルバート・シンプソンをノックアウトしてイスに縛りつけます。

全員で相談してあの円盤を爆破してしまおうとなります。
ヘネシー教授が円盤内を偵察した時の見立てではエネルギー源に細工をすれば爆発するらしい。

デビルガールが来ます。もう時間だと言います。
マイケル・カーターを連れて火星に戻るとのこと。
別れるキスとなるマイケル・カーターとエレン・プレストウィック。

マイケル・カーターを連れて円盤に戻るデビルガール。
デビルガールのリモコンを奪うマイケル・カーター。これでロボットを操ろうとします。結局失敗しました。
そんなわけでパブに戻されるマイケル・カーター。

小細工が過ぎるので頭にきたのかパブの全員を殺すと宣言するデビルガール。
ヘネシー教授は自分が行くからみんなを助けてくれとデビルガールに交渉します。
デビルガールは早く連れて行く男を決めろと言い残し円盤に戻ります。

デビルガールや円盤に関することを書き残しているヘネシー教授。
マイケル・カーターとエレン・プレストウィックとすっかり仲がよくなっているようです。
どうやら正気に戻っているアルバート・シンプソン。
誰がボランティアになるかカードで決めようとなります。ここではヘネシー教授になった?

アルバート・シンプソンとドリス。
色々と相談となります。

デビルガールがやって来ます。
何だかんだでどうやらアルバート・シンプソンが行くことになったようです。

円盤に入るデビルガールとアルバート・シンプソン。
出入り口が閉じます。
発進となる円盤。相変わらずでかい音をたてて発進します。そのまま地球を離れる円盤です。
で、地球から充分に離れたとこで爆発する円盤。これで問題は解決したようです。何かあっけない感じ。

パブにて。
電話が鳴っています。電話が通じるようになったようです。
これでアッサリとエンドとなります。

そんなわけで結構真面目に作られてるまあまあな作品でした。無理に笑うほどではないようです。


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