『キラーコンドーム』(1996年)
この作品はマーティン・ワルツ監督、ウド・サメル、レオナード・ランシック主演の風変わりなサスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1996年 ドイツ作品
ランニング・タイム◆107分
原題◆Kondom des Crauens
プロット◆キラーコンドームと対決する話しなのですがゲイの色恋沙汰の描写の方に重点があるような感じです。
音楽◆Emil Viklicky ジョーズ風にサイコ風となっています。
スカイパーフェクTV311パワームービーにて。画質はまあまあ。
キャスト
ウド・サメル→ルイージ・マカロニ刑事
レオナード・ランシック→元警官のボブ=バベット
ペーター・ローメイヤー→同僚のサム刑事
マーク・リヒター→若い男ビリー
イリス・バーベン→犯人の女医
メレト・ベッカー→オクラホマ出身の女子学生
マーティン・ワルツ監督の演出はまあまあだと思います。
設定は面白そうなんですが全体的に少し間延びしている感じでした。
後タイトルに流れる歌だけはよかった。
HOTEL QUICKIE、N.Y.が舞台です。全編ドイツ語で喋っているけど。
このホテルの壁にはピンナップガール ヴァルガガールのイラストが飾ってありました。ところでこの手のイラストは何で日本では流行らないのかな?
主人公のルイージ・マカロニ刑事は禁煙の場所でたばこを吸うのが趣味のようです。
このマカロニ刑事のモノローグで話しは進行するフィルム・ノワールのスタイルになっています。
ルイージ・マカロニ刑事は巨根が自慢です。ドイツ製作なのでインチではなくメートル法で32センチと自称しています。
N.Y.の路上でマツダRX-7が見えました。よく見るクルマで結構映画に出てくるクルマです。主人公の愛車等で出ることはないけど何となく出てきます。
署長のデスクの後にはMLBのペナントが飾られています。ボストン、デトロイト、クリーブランド、何でN.Y.がない?。なんか散漫な感じです。
ドイツ人が無理にアメリカのディテール描写をやるのでその他にも色々と無理があるような感じです。
正直言って退屈で途中で寝てしまいました。肝心のキラーコンドームがどんなんだかが印象が薄い。こまったものです。
犯人は女医さんだったようです。これがバレてから少し長いのがマイナスポイント。そんな演出ですから事件が解決してからも長かった。
そんなわけでキラーのコンドーム1発アイデアだけではもたないとわかるまあまあな作品でした。
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