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2009.12.26

『ネバー・クライ・ウルフ』(1983年)

この作品はキャロル・バラード監督、チャールズ・マーティン・スミス主演の狼ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1983年 アマロック・プロダクション/ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆91分
原題◆Never Cry Wolf
プロット◆狼を観察する話しのようです。
音楽◆マーク・アイシャム
スカイパーフェクTV312CSN1ムービーチャンネルにて。画質は結構よいです。日本語字幕はエスキモーに上書きしてイヌイットと表示していました。

キャスト
チャールズ・マーティン・スミス→研究員のタイラー
ブライアン・デネヒー→飛行機のロージー

この作品は少し見て面白かったのでまた見ました。かなり以前に見たはずですが全く忘れています。未見同様です。


キャロル・バラード監督の演出はよいと思います。
ロケの効果が素晴らしい。これだけでいい感じです。

前説で字幕が出ます。
カリブーが減ったのは狼が原因なのか?と調べにいくとのことです。話しから調査期間は6ヶ月のようです。

チャールズ・マーティン・スミス扮する研究員のタイラーのナレーションで話しは進行します。まず列車で終点まで行きます。そこから小型飛行機を雇って行きつけるとこまで飛ぶようです。
ブライアン・デネヒー扮する飛行機を持っている不動産屋ロージーの操縦で次の地点へ飛び立ちます。
ここでタイトルとなります。音楽はマーク・アイシャム。

ボロ飛行機なので飛行中にエンジンが停止します。
不動産屋ロージーは慌てずにエンジン停止状態で滑空しながらエンジンを修理して再始動して飛び続けます。これはアメリカ映画のルーティンな描写のような感じです。

雪原に着陸します。どこだかわからんらしい。
さてどうすると考えるタイラー。取り合えずマニュアルを見ながら作業をしています。
一晩たったとこで何やら狼の群れのようなのが迫って来て大慌てカヌーを裏返して隠れるタイラー。
やって来たのは狼ではなく犬ぞりの犬でイヌイットの男が1人です。
イヌイットの男はタイラーについて来るように身振りで合図してとっとと行ってしまいます。荷物は置いて身一つで走って追うタイラー。

タイラーは途中で力尽きて倒れしまいます。男は引き返して倒れたタイラーを犬ぞりに積んでまた走らせます。
最初から乗せてくれればいいじゃんと思えますが必要な行動なのかもしれません。
この男はウテックと名乗ります。イヌイットの人です。
小屋に入れてくれ置き去りにした荷物を黙って運んでくれます。助けの神といったとこです。で、ウテックはすぐに姿を消してしまいます。

タイラーは出歩くようになりますが装備満載で歩いてるので荷物が重過ぎるのか氷上で氷を割れて水中に没してしまいます。とても寒そうで普通は死んでいます。
ようやく氷を破って水中から脱出します。落ちた場所に浮かび上がれずに難儀することになります。見てるだけでとても寒そうなのです。何とか生き延びたようです。

4月1日
4月16日◆狼の遠吠えが聞こえます。
5月3日等と日付が出ます。

タイラーは白い狼を見ます。狼は犬と見分けがつかない。そもそも大きさが違うのか?
で、タイラーは狼に見つからないように狼の住み家に接近しますが、これは無理なので逆に目立つように行動することにします。
そんなことからマーキング合戦をやったりします。狼も同じイヌ科なのですからそういうことのようです。
タイラーは狼のつがいにジョージとアンジェリンと名前を付けて観察を続けます。

遠吠えをする狼のショットがあります。
狼が何を食べているかは不明です。
ネズミが大量に発生しています。狼はネズミを食べていました。
人間のタイラーもネズミを食べます。そんなことから人間と狼がネズミを食べるシーンのカットバックがあります。
そんなわけで狼の主食はネズミとわかります。

6月12日
ウテックが男を連れてやって来ます。若い男で後で名前がマイクとわかります。
3人で食事となります。
オーボエを吹くタイラー。狼が遠吠えを返します。これはいいシーンです。

3人で暮らすようになります。マイクは狼を狩って生活していると伏線のセリフが入ります。

8月最後の週。夏の終わり。
ウテックに連れられてツンドラ地帯へと移動するタイラー。
裸になって草原に伏せるタイラー。カリブーの大群と遭遇します。狼の群れもいます。さてこの場合は狼はどうすると話しは進む。→狼は伝説の通り病気のカリブーを間引きしていたということらしい。
カリブーが減ったことと狼は無関係のようです。

そんなとこで突然ポンコツな飛行機を最新の飛行機に買い替えたロージーと会うタイラーです。
ロージーは狩りの案内兼不動産セールスに精を出して儲けています。この辺を観光地にしてカモは日本人だとなっています。何か洒落になっていないような。→円は価値はあるし金離れはいいしホントにいいカモなのでしょう。

状況からタイラーが観察していた白狼のつがいはマイクの案内で狩られて毛皮となったようです。

この後にそんなこんながあってタイラーはこの地に残ることにします。これでエンドとなります。

そんなわけで狼がよく撮れているよい作品でした。


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