『生埋』(1997年)
『生埋』
この作品はティム・マシスン監督、アリ・シーディ主演の生き埋めサスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1997年 ユニバーサル・ピクチャーズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆93分
原題◆Buried Alive II
プロット◆生埋めにされて復讐する話のようです。
音楽◆ミシェル・コロンビエ
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はまあまあ。
キャスト
アリ・シーディ→埋められたローラ・リスキン
ティム・マシスン→クリント・グッドマン
トレーシー・ニーダム→復讐されるロクサーヌ
スティーブン・ケアフリー→ローラ・リスキンの不実な夫
この作品はアリ・シーディがどんな人かで見ました。
ティム・マシスン監督の演出はまあまあだと思います。
ところで俳優のティム・マシスンは監督もやっていたのか。知りませんでした。
遺体処理のディテール描写に凝っていました。
棺桶の仕様のディテール描写に凝っていました。
こんな感じでディテール描写が妙に凝っていたりします。
ユニバーサル・ピクチャーズのTVムービーの登場キャラはレッドネック、プアホワイトの話が多いような。これも視聴者マーケティングの結果なのか?何かあざとい感じがしてイマイチです。
アリ・シーディ演じるヒロインはは赤毛。痩せていた鳥ガラみたいです。25万ドルの遺産とはかなりなものです。これは殺したくなります。
死体の時は屍姦されるのかと思ったけどTVムービーでは無理です。そりゃそうです。
死体の時の防腐処理は偶然の事故で処置されず。こうしないと生き返ることが出来なくなります。
トレーシー・ニーダムは悪のヒロインでブロンドでグラマラス。途中からやけに弱気になるのが残念です。普通はブロンドの方がヒロインなのですがこの作品では逆になっています。
スティーブン・ケアフリーはドン・ジョンソンを鈍くさくしたような感じです。憎まれ役には少し役不足な感じでした。
で、見ていると復讐の描写の度が過ぎてどっちが主役なのかがわからなくなっていました。
ディテール凝り過ぎで描写バランスがお留守になったようです。ハッタリがきいてるとこはいいんですが。
俳優が監督をすると演技がクドくなる傾向がありますが、そのパターンが当てはまっています。
同じTVムービーで同じ生埋めにされて復讐する話なら土曜ワイド劇場での井上梅次監督の『江戸川乱歩「白髪鬼」より;宝石の美女』(1979年)の方が面白かったりします。
そんなわけでTVムービー的なまあまあな作品でした。
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