『アメリカの災難』(1996年)
この作品はデビッド・O・ラッセル監督、ベン・スティーラー、パトリシア・アークェット、ティア・レオーニ主演の風変わりな自己回復ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1996年 ミラマックス アメリカ作品
ランニング・タイム◆93分
原題◆Flirting with Disaster
プロット◆養子の人が実の親を捜す話のようです。
音楽◆スティーブン・エドルマン
スカイパーフェクTV311パワームービーにて。画質はよいです。
キャスト
ベン・スティーラー→養子のメル・コプリン
パトリシア・アークェット→メルの奥さんのナンシー
ティア・レオーニ→養子縁組み協会のティナ
メアリー・タイラー・ムーア→メルの育ての母
ジョージ・シーガル→メルの育ての父
アラン・アルダ→メルの実父
リリー・トムリン→メルの実母
リチャード・ジェンキンス→FBIのボール・ハーモン
ジョシュ・ブローリン→FBIのトニー・ケント
ナディア・ダジャニ→メルの同僚のジル
シーラ・ウエストン→サンディエゴの母バレリー・スエイニー
デビッド・パトリック・ケリー→デトロイトの父フリッツ・ブードロー
グレン・フィッツジェラルド→アンテロープでの息子のロニー・シリチング
デビッド・O・ラッセル監督の演出はまあよいと思います。
N.Y.からサンディエゴへ、飛行機で飛んでレンタカーを借りていました。その繰り返し。これがアメリカでの旅のやり方のようです。その他ミシガン州のデトロイト、ニューメキシコのアンテロープとあちこち回ります。
シーンのつなぎを省略していました。話が早くていいです。
レンタカー2台に分乗し片方のクルマでケンカが発生し1人だけもう1台に乗り移ってというとこを省略してました。
鍵を無くして1台になるとこも省略してた。そんなこんなでこの作品結構短く93分で収まっています。
主人公が生みの親を捜すと聞いて、育ての親2人は私達は親として失格でその失格度は何%以上か?それとも何%以下なのか?とバナナのたたき売りみたいのギャグがありました。失格度何%という問題ではないでしょうといい感じです。
実の親の居所ニューメキシコのアンテロープにて。
実の父母はLSDを作っているのでFBIの1人を始末しようとフライパンで殴ったり気を失ったFBIを一輪車で運んだりしてました。なるほど一輪車にはこういう使い方もあるのかと感心しました。1番いいのはフライパンで殴るとこで私には受けました。フライパンの違う使用法が面白い。
ティア・レオーニの黒を基調にしたファッショッはいい感じでした。
パンティストッキングではなく普通の黒のストッキングなのもいい。ベン・スティーラーといい仲になりかけてしまいます。それはまずいじゃん。
私はロザンナ・アークェットとパトリシア・アークェットの見分けがつかなかったけどようやくわかりました、髪がブラウンで鼻が高くて痩せてる方がロザンナで、ブロンドで肥ってる方がパトリシアのようです。まだわかっていない?。
結局元の鞘に戻ってしまってます。あまり養子という設定はきいてなかったような作品でした。そんなわけでまあまあな出来の作品でした。
ベン・スティーラーが出てるので『メリーに首ったけ』(1998年)の代わりに見たようなものです。
デビッド・O・ラッセル監督は『スリー・キングス 』(1999年)でジョージ・クルーニーともめていたことがあったとどこかで読んだし、この作品でもリリー・トムリンがいじめられていたとどこかで読んだ。何だかこの監督の作品は見たくないような。俳優をいじめるとはお前はオットー・プレミンジャー監督か?と突っ込みをいれときましょう。
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