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2009.10.04

『フューリー』(1978年)

この作品はブライアン・デ・パルマ監督、カーク・ダグラス、ジョン・カサベテス、アンドリュー・スティーブンス、エイミー・アービング主演の超能力サスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1978年 Frank Yablans Presentations/20世紀フォックス アメリカ作品
ランニング・タイム◆118分
原題◆The Fury
プロット◆息子を追うために超能力者とコンタクトする話しのようです。
音楽◆ジョン・ウィリアムス
20世紀フォックス発売のDVDにて。画質は非常よいです。粒子は荒いけど。

キャスト
カーク・ダグラス→ロビンの父ピーター・サンドザ
ジョン・カサベテス→黒幕のベン・チルドレス
アンドリュー・スティーブンス→暴走超能力者のロビン・サンドザ
エイミー・アービング→超能力者のジリアン・ベラパー
キャリー・スノッドグレス→看護師のヘスター
チャールズ・ダーニング→所長のジム・マッキーバー博士
フィオナ・ルイス→色仕掛けのスーザン・チャールズ博士
キャロル・ロッセン→エレン・リンドストローム博士
ルターニャ・アルダ→クリスティン
ウィリアム・フィンレイ→超能力者のレイモンド・ダンウーディ
デニス・フランツ→非番警官のボブ・エグレストン
ダリル・ハンナ→パム どこに出てた?
ローラ・イネス→Jody
ジョイス・イーストン→ジリアンの母キャサリーン・ベラバー
フェリックス・シューマン→ロビンの責任者アイベス博士

ブライアン・デ・パルマ監督の演出はよいと思います。
登場キャラがやたらと多い。脚本が原因だと思われます。もっと少ない方がいいと思えます。

カーク・ダクラスは老体に鞭打ってがんぱっています。
ジョン・カサベテスは笑い方がいい。口の両端を吊り上げてる笑い方でいわゆるサタンのような笑い方なのです。

エイミー・アービングはカーク・ダクラスやジョン・カサベテスと並んでいても見劣りはしていない。これは大したものです。代表作がブライアン・デ・パルマ監督の2作品ぐらいかも。
→この作品と『キャリー』(1976年)です。


タイトル。

海岸です。
カーク・ダグラス扮するロビンの父ピーター・サンドザ
アンドリュー・スティーブンス扮する息子のロビン・サンドザ
の2人が登場。親子で海水浴となっています。
海岸で待っているのがジョン・カサベテス扮するピーター・サンドザの同僚ベン・チルドレスです。最初から怪しいのがいい。

中東 1977年と字幕が入る。

息子のロビン・サンドザはアメリカのシカゴに行く予定らしい。
普通ではない息子のロビン・サンドザ。
20年一緒に仕事をしていたらしいピーター・サンドザとベン・チルドレス。
このあたりはキャラ紹介のようです。

ここでいきなり銃撃されるピーター・サンドザ。
アラブ系といった感じの集団がゴムボートでやってきます。自動小銃はカラシニコフAK47を使用。片方はウージーサブマシンガンを使っているので、やはりアラブ系とイスラエルということになっているのか?
この場を撮影している戦闘服の男もいます。
銃撃戦が一段落したとこでピーター・サンドザはゴムボートで沖に向かいそこをまた撃たれてゴムボートが爆発します。
息子のロビン・サンドザはベン・チルドレスにクルマで拉致されたようです。

実は死んでいなかったピーター・サンドザは海岸に戻る。
落ちていたカラシニコフAK47でベン・チルドレスにお礼参りの銃撃をくらわせます。これでベン・チルドレスは義手となったようです。

シカゴ 1978年。
海岸にて。シカゴだから海岸ではなく湖畔か?
エイミー・アービング扮する超能力者のジリアン・ベラパーが登場。
友人の女の子で水着で歩きながらおしゃべりしています。
ビキニの水着姿が素敵なエイミー・アービングです。
カメラが移動撮影で動いています。付かず離れずがいい感じなのです。
ウィリアム・フィンレイ扮する超能力者のレイモンド・ダンウーディが登場。ジリアン・ベラパーにテレパシーを送ってテストしているようです。

公衆電話をかけるレイモンド・ダンウーディ。
ジョンソンにかけています。これがガンマイクでしっかりと盗聴されています。
ジリアン・ベラパーは本物ですと報告している。

その連絡先のプリマス・ホテルにベン・チルドレス一行が急行しています。
ここにジョンソンがいるのです。部下2人がホテルに入ります。
逃走するジョンソンことピーター・サンドザ。

ピーター・サンドザはガードを越えた向かいのアパートに入ります。
中年のビビアンさんと亭主に年老いた母の3人がいます。

学校にて。
超能力のデモに来ているのか?
キャロル・ロッセン扮するパラゴン研究所のエレン・リンドストローム博士。
キャリー・スノッドグレス扮する看護師のヘスター
この2人が登場。看護師のヘスターが電動の模型の汽車を動かすことをやっています。
ジリアン・ベラパーがこれをやると凄いスピードで電車が動く。
電動の模型の汽車と顔のクローズアップを上下合成で描写しています。

アパートの方では変装してるピーター・サンドザ。
結構長居しているようです。
髪を白髪にしているのはショウホワイト?染色剤?何だかわからん。牛乳ではないと思うけど。
このへんは忙しく学校とアパートをカットバックしています。

学校ではメガネのシェリルと一悶着のジリアン・ベラパー。
妊娠初期を言われて逆上しているシェリル。
で、シェリルが血だらけになって大騒ぎとなっています。

悠々とアパートから出るピーター・サンドザ。
それでもしっかりとベン・チルドレス一行に監視されています。

かっぱらいに絡まれるピーター・サンドザ。
次は非番警官2人の乗った黄色いキャデラックをハイジャックするピーター・サンドザ。
→ 1977 Cadillac Sedan DeVille
この警官2人の運転している方がブライアン・デ・パルマ監督作品の常連デニス・フランツ扮する非番警官のボブ・エグレストンのようです。ヒゲもないし痩せてるし若いので最初はデニス・フランツとはわからなかった。
で、買ったばかりの大事なキャデラックらしい。ベン・チルドレスの手下にまだ尾行されています。

工事現場のようなとこに入ります。
銃撃されますが上手いこと仲間の同士討ちにさせていました。
そんなこんなで買ったばかりのキャデラックは哀れにも川に転落となってしまいました。がっかりしている非番警官のボブ・エグレストン。デニス・フランツの出番はこれで終わりです。

リムジンから中年女性が降りてきます。帰宅したらしい。
これがどうやらジョイス・イーストン扮するジリアンの母キャサリーン・ベラバー
ジリアン・ベラパーのようです。何らかの有名人らしい。何だかわからず。
母と話しをするジリアン・ベラパー。

看護師ヘスターのアパートに電話がかかってきます。
ピーター・サンドザからですが盗聴されてるのを警戒してかテレホンセックスを装っています。

出かける看護師のヘスター。
運転してるクルマはワーゲン・デリバリーです。
→ 1973 Volkswagen Station Wagon [Typ 2 / T2]
ピーター・サンドザを後部座席に乗せて移動中となっています。どうやら以前からの知り合いのようです。

駐車場ビルに入ります。俯瞰のショットがいい。
クルマを駐車してそのまま後席でセックスとなって夜が明けてしまいます。
◆こんなシーンがあったのか?初めて見たような。

パラゴン研究所に行くジリアン・ベラパーと母。
ベンツに乗っています。
→ 1975 Mercedes-Benz 280 S [W116]
ところで路上駐車しているグリーンのワーゲンポルシェ914が気になります。ミッドシップエンジンだけが特徴で当時のマツダ・ロードスターのようなクルマです。
→ Porsche 914 [Typ 47]
エレン・リンドストローム博士と話しとなります。
チャールズ・ダーニング扮する所長のジム・マッキーバー博士も登場。
ジリアン・ベラパーはここに入ることになります。これで母とはお別れです。

ジム・マッキーバー博士と話しをしているジリアン・ベラパー。
夜になれば看護師のヘスターとTVゲームのジリアン・ベラパー。
日々の暮らしのモンタージュとなります。
テレパシーの研究ではおなじみのカードを使うテストをやっています。
やっぱり才能のことをギフトと言っています。

看護師のヘスターとアイスクリームを食べているジリアン・ベラパー。
それとなく重要なことを話している看護師のヘスター。

階段にて。
ジム・マッキーバー博士の手を握ったとこで過去のビジョンを見るジリアン・ベラパー。ここにロビンがいたらしい。
スクリーンプロセスでカメラが回っています。これはいいシーンとなっています。
ジリアン・ベラパーの超能力でジム・マッキーバー博士の古傷から血が流れます。

ワーゲン・デリバリーで病院に駆けつける看護師のヘスター。

ジリアン・ベラパーの対策会議となっています。
俯瞰ショットがあります。

寝てるジリアン・ベラパーを尋問するジム・マッキーバー博士。

この件を話し込むジム・マッキーバー博士とエレン・リンドストローム博士です。
もう夜中です。なんとなく腰が引けてるジム・マッキーバー博士です。

朝です。
ソファで寝ているジム・マッキーバー博士の所にベン・チルドレスがいます。
隣の部屋で立ち聞きしている看護師のヘスター。
ここは得意の遠近合成となっています。
どうやらベン・チルドレスはジリアン・ベラパーをスカウトしに来たようです。

パラゴン研究所にて。
回りは監視だらけで見張りのワンボックスのクルマがいます。
研究所内も監視カメラにマイクが仕込まれています。

エレン・リンドストローム博士はジリアン・ベラパー。
昨夜のことは暗示で忘れてしまったようです。
ロビンの話しを持ち出すエレン・リンドストローム博士。
写真も見せています。
ここでまたビジョンを見るジリアン・ベラパー。
実験材料となっているロビン。無理やり襲撃フィルムを見せられています。
ジリアン・ベラパーの視線の動きを追ってビジョンとなっているようです。こういうことは上手いじゃん。アルフレッド・ヒッチコック監督からの引用です。
で、とばっちりを食って血まみれなるエレン・リンドストローム博士。

公衆電話で連絡するピーター・サンドザと看護師のヘスター。
地下鉄で間一髪ホームの公衆電話に飛びつくピーター・サンドザ。

ショッピングセンターにて。
落ち合うピーター・サンドザと看護師のヘスター。
ジリアン・ベラパー脱出の打ち合わせのようです。
看護師のヘスターはこれは無理だと言っています。

パラゴン研究所にて。
夜、寝室のジリアン・ベラパー。
起き出して空の部屋に入ります。どうやらここはロビンがいたらしい。
灯りのスイッチを入れた瞬間からビジョンとなります。
後でわかりますがロビンに付いてる女は色仕掛け専門要員かと思ったら一応博士でした。

ここを途中から看護師のヘスターが見ています。
ロビンの居所がわかるとジリアン・ベラパー。
明日逃がすと言ってる看護師のヘスター。これで脱出の話しがついたはず。

ロビンのいる屋敷にて。
ベン・チルドレス。
色仕掛けの女博士。
所長らしい老博士。
3人で相談となります。
なんだかんだでロビンは24時間のシカゴ見物の休日となるようです。

遊園地にて。
ここで見せ場のメリーゴーラウンドが暴走するシーンとなります。
アラブ系の男達を見て超能力を暴走させるロビン。
このアラブ系の男達はとんだ災難だったようです。たまたま遊園地にいた全く関係ない人達なのです。

パラゴン研究所にて。次の日です。
外には見張りが大勢います。
いよいよ脱出となります。
ジリアン・ベラパーを脱出させようと奮闘している看護師のヘスター。
用事にかこつけてカードキーでドアを解錠しています。
ここはカットバックではなくカメラを振って描写しています。
唐突に走り出すジリアン・ベラパー。
スローモーション全開の描写となります。

ところで路上駐車のワーゲンポルシェ914はまだ停まっています。
ずっーと止まったままなのか撮影の都合なのかは不明です。気になります。

ピーター・サンドザに銃撃されたクルマが急ハンドルを切り看護師のヘスターを撥ねてしまいます。違うクルマのフロントグラスに突っ込む看護師のヘスター。

立ちすくんだジリアン・ベラパーの後ろはグレイのニッサン280ZXが駐車しています。何か気になるな。
→ 1977 Datsun 280Z [S30]
ジリアン・ベラパーを抱っこして運ぶピーター・サンドザ。

夜行長距離バスにて。
後部座席のピーター・サンドザとジリアン・ベラパー。
ロビンの名前を出せば詳しく話さなくもジリアン・ベラパーにはわかる訳です。
何ととなくロジックは通ってると思う。
それでもロビンの話しをするピーター・サンドザ。

長距離バスを降りてるピーター・サンドザ。
車内のジリアン・ベラパー。慌ててバスを降ります。
私を連れて行ってと懇願のジリアン・ベラパー。ここは熱演の見せ場となっています。

ロビンのいる屋敷にて。
忍び込もうとしているピーター・サンドザとジリアン・ベラパー。
見てて上手くいくわけがないけどがんばってといった感じのシーンです。

ジリアン・ベラパーが接近しているのを感じてるロビン。
それはいいけど何故かジリアン・ベラパーが来ると自分が要らない者とされるのを心配しているらしいロビン。

色仕掛けの博士を殺そうするロビンを感じて悲鳴を上げるジリアン・ベラパー。
当然見つかってしまいます。

色仕掛けの博士を念動力で殺すロビン。
ぐるぐると回る見せ場となっています。ロビンは回るのが好きなのか。

捕まるピーター・サンドザとジリアン・ベラパー。
ベン・チルドレスと御対面のピーター・サンドザ。
手に負えなくなったのでロビンの会わせるとベン・チルドレス。
ここでベン・チルドレスはもうロビンからジリアン・ベラパーに乗り換えるつもりのようです。

息子ロビンと会いに部屋に入るピーター・サンドザ。
ロビンはもう壊れていたようです。もみ合いになって屋根からぶら下がるロビン。
転落して死に至るロビン。絶望したピーター・サンドザも飛び降りて後を追います。
2つの死体を「目障りだ、片付けろ」とベン・チルドレスがカマします。

エピローグ。
目を覚ますジリアン・ベラパー。ベン・チルドレスがいます。
ここでベン・チルドレスに復讐するジリアン・ベラパー。念動力で爆発させます。
一応ここも見せ場ですが何となく迫力に欠けるシーンです。もったいない。
で、エンドとなります。

後タイトル。
スペシャルメイクアップでリック・ベイカーの名前があった。人体爆発シーンの担当かも?これは悔いが残った仕事でしょう。


そんてわけでな何とも風変わりな超能力作品でした。悪くはない。


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コメント

いや~、私がよくお邪魔するブログ(http://blog3.fc2.com/bojingles/)でも、ちょっと話題になっていました。

ついでに「悪魔のシスター」なんかも。
いろいろB級っぽい未完成さを気にせず残すデ・パルマですが、やっぱり面白いですよね。

世間の評価がドンドン下がっていく一方なので、もっと盛り上げましょう!

lalakiさん、コメントありがとうございます。

デ・パルマ監督はもうハリウッドでは撮れなくなっているみたいですね。それでも私は新作に期待をしています。必ず見るつもりです。

これだけ作品群を残しているから年月を経ても残る監督だと思っています。

 

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