『アリッサ・ミラノの堕落の園』(1997年)
この作品はカート・ボス監督、アリッサ・ミラノ主演の何だかわからないサスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1997年 アメリカ作品
ランニング・タイム◆89分
原題◆Below Utopia
プロット◆遺産争いに巻き込まれる話しのようです。
音楽◆ジョセフ・ウィリアムズ
スカイパーフェクTV311パワームービーにて。画質はよいです。
キャスト
アリッサ・ミラノ→ヒロインのスーザン
ジャスティン・セロー→恋人のダニエル
ニコラス・ウォーカー→アル中のジャスティン
ロン・ハーパー→父のジャック
マルタ・クリステン→母のマリリン
アイスT→強盗のタイニー
トミー・リスター→強盗のフランク
リチャード・ダニエルソン→強盗のコール
少し見てよかったので見ました。アリッサ・ミラノは製作総指揮にも名前が乗っています。かなり前に今は亡きバワームービーにて見ました。
カート・ボス監督の演出はよいと思います。
足元のクローズアップショットがやけに目立ちます。意図不明。
絵を象徴的に使っていました。これもよくわからんけど。
ヒロインのスーザンと恋人ダニエルが赤い旧車のベンツのオープンカーでダニエルの実家に向かうとこから話しは始まります。
実家にて。ダニエルに家業を継げとかとのホームドラマとなります。で、30分ぐらいたってから、強盗3人がやってきます。
その時にヒロインのスーザンと恋人ダニエルは地下室でセックスしてて殺されずにすみます。で、この主人公のカップル2人が強盗にいつ見つかるかとサスペンスとなり、その後はそのサスペンスにサイコがついてサイコ・サスペンスとなるようです。
強盗は絵のコレクションを目当てにダニエルの実家にやって来てその場に居合わせていた人達を皆殺しにします。強盗一味で黒人の大男は左利きのようです。こういうのが何となく気になります。
地下室で主役2人がいつ見つかるかのサスペンスはなかなか強烈でここはよかった。
でも隠れているのだからあまり声を大きくして喋るのは危ないと思えます。この時点では身内が殺されて財産が転がり込んでくるハッピーエンド?かと思った。
その後主役2人が上に出てダニエルが身内の死体を見てて感慨にふけっている場合ではないでしょうと思ったが後でのことを考えると意味深です。
で、黒幕は誰?とかなりひねってありました。ジャスティンを騙っていたダニエルということでした。何の伏線もないので少し反則気味のような感じもしますが。
ラストがクルマに2人乗って走り去るとこが何となく『わらの犬』(1971年)のような感じもします。
アリッサ・ミラノですがパープルビスチェにスカート、上に黒のシャツを着てました。黒のブーツ。このブーツを履いたままセックスしているとこが1番よかった。
走って逃げるとこですが、これがまたヘロヘロな走り方です。これでは逃げ切れませんよ。走るぐらいはちゃんとやってください。
番組最期に出るパワームービーでのタイトルが『アリッサ・ミラノの堕落の園』の『堕落』が『墜落』になっていました。
ゆうきまさみのマンガ『究極超人あ〜る』に同じような『堕落』ではなく『墜落』のギャグがあったのを思い出しました。もしかしてこれはパワームービーのギャグ?映画本編よりこれが1番面白かったりします。
そんなわけで『堕落』が『墜落』になっているのが面白い、普通のサスペンスの作品でした。
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