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2009.09.05

『悪魔の棲む家』(2005年)

この作品はアンドリュー・ダグラス監督、ライアン・レイノルズ、メリッサ・ジョージ主演の家ホラーのリメイクのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2005年 レイダー・プロ/プラチナム・デューンズ・プロ/ディメイション・フィルムズ/MGM アメリカ作品
ランニング・タイム◆90分
原題◆The Amityville Horror
プロット◆家に取り憑いた霊に悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆スティーブ・ジャブロンスキー
20世紀フォックス発売のDVDにて。画質は非常によいです。

キャスト
ライアン・レイノルズ→旦那のジョージ・ラッツ
メリッサ・ジョージ→奥さんのキャシー・ラッツ
ジェシー・ジェームズ→兄のビリー・ラッツ
ジミー・ベネット→弟のマイケル・ラッツ
クロエ・グレース・モレッツ→妹のチェルシー・ラッツ
フィリップ・ベイカー・ホール→キャラウェイ神父
レイチェル・ニコルズ→ベビーシッターのリサ
イサベル・コナー→ジョディ・ディフェオ

この作品はメリッサ・ジョージが出ているで見ました。
製作の1人にマイケル・ベイの名があります。それではバカ映画なのかいと期待度は下がります。

アンドリュー・ダグラス監督の演出はよいと思います。
全体的に変わったことはしていなくて無難にまとめています。
GCの出来は非常によろしい。見ててチープな描写はありません。撮影技術だけはたいしたものです。

キャストで・・・
奥さんを演じるのはメリッサ・ジョージ。普通の出来でした。
ベビーシッターのリサを演じるレイチェル・ニコルズ。初めて見ますがあまりいいキャラではないのがお気の毒。これではまだ判断は出来ません。

ところでこの作品の主演ライアン・レイノルズとライアン・フィリップを混同しています。
スカーレット・ヨハンソンの現旦那がライアン・レイノルズ。
リース・ウィザースプーンの元旦那がライアン・フィリップ。
このように覚えればいいのか?


プロローグ。
これは実話を元にしていますと前説字幕が出ています。
1974年11月13日
モノクロです。最初の事件のようです。
TVにはテストパターンが映っています。
凶器はレバーアクションのライフルを使用しています。
下手人の長男ロニーは妹のジョディも殺します。一家皆殺しとなります。

タイトル。
殺人のニュースのモンタージュ。
両親に子供が4人。長男ロニーが発見者でしたが下手人でもあったらしい。

1年後、ロングアイランド。
メリッサ・ジョージ扮するキャシー・ラッツ。ライアン・レイノルズ扮するジョージ・ラッツ。
ラッツ一家にはビリー、マイケル、チェルシーの子供が3人います。

アミティヴィル412へ家を見に行くキャシーとジョージ。
クルマはDMCの赤いステーション・ワゴンです。
不動産屋のイーディスが待っています。

で、家を見回ります。
ボートハウスもあります。地下室もあります。
それにしても1年しか経っていないのにまた売るとはいいかげんな不動産屋です。
それでも安い理由で一応事件はあったと言ってます。だんまりよりはマシです。
迷ったけど結局買うことにするキャシーとジョージです。


1日目。
引っ越しとなります。
ビリーと話すキャシー。なじみなさいということらしい。
地下室では03:15で止まっているデジタル時計があります。

夜になって夫婦でセックスの最中に首つりの少女を見るジョージ。
これでセックスは中止となります。見てていいとこなのになんでそうなるんだと思った。

チェルシーは存在しない筈のジョディと話しをしています。ジョディはいわゆる架空の友達=イマジナリーフレンドというわけです。
夫婦で食事に出かける時のベビーシッターの話が出ます。

チェルシーがいません。
ボートハウスにいました。何もなかったようです。

夜です。
マイケルはトイレに行く。そこには亡霊がいました。
これはビックリなシーンとなっています。少しウケ狙いがあからさまで趣味が悪いともいえます。これを見たお子様が夜中にトイレに行けなくなるか?
他にポルターガイスト現象もおこっているようです。

ボートハウスへとジョージ。
時刻は03:15です。何事もなかったようです。
チェルシーと一緒にいる少女を見るジョージ。
少しずつおかしくなっているジョージです。


15日目。
冷蔵庫の文字がケッチャム キルズとなっています。
キャシーとジョージはお出かけです。
ベビーシッターのリサがやって来ます。

レストランで食事のキャシーとジョージ。
こことベビーシッターリサと話しこむビリーをカットバックしています。
リサがこの家で起こったディフェオ一家の事件の話をします。マジで脅かしています。

ところでレストランのシーンで通り掛かりのクルマでトヨタ・セリカ・リフトバックが映っていました。1970年代のモデルなので目に付きました。
ラッツ家ではカタカナでキッスとプリントされているTシャツを着ているビリーです。これも目に付いた。

そんなこんなでクローゼットに閉じこめられるリサ。
散々な目にあって病院送りとなります。ジョディの恨みを買っていたのもあるらしい。
帰宅したジョージはこの大騒ぎに激怒しています。

地下室で「殺せ」と聞くジョージ。
地下室奥に入るジョージ。そこは・・・で夢オチとなっています。
見てて何だかわからん。

風呂に入るジョージ。
襲われてパニック状態となります。ケガをします。

病院に行くジョージ。
ケガの方はたいしたことはなく精神科医を紹介されています。精神科医に行けば何でも気のせいににされてしまうと思うが・・・

帰宅するとチェルシーは屋根の上に棒立ちとなっています。
落ち着いてジョディがいると話すチェルシー。これの状況にヒステリーのキャシー。
これでまた大騒ぎとなります。

何故か地下室で寝泊まりすることにするジョージ。

キャラウェイ神父を訪ねるキャシー。
一家殺人のディフェオ家のことを知っているキャラウェイ神父。

まき割りのジョージとビリー。
手伝いをやらされば斧が間近でブンブンと唸りマジで怖そうなビリーです。あまり趣味がよくないような。

地下室にて。
8ミリフィルムで家族の映像を見ているジョージ。
子供の顔が悪魔に見えている?燃えるフィルム。ここはよくある描写でした。

03:15 地下室で「殺せ」と聞くジョージ。
斧を手にしてボートハウスへ。犬のハリーを殺してしまいます。これはひどいな。普通、映画では犬は殺さないと思うけど・・・

この家を出ようとキャシー。
ダメだとジョージ。
犬のハリーがいないと子供達は大騒ぎとなっています。

キャラウェイ神父がやって来ます。
家の中で儀式を執り行います。ですが蜂の大群に襲われてあっさりと逃亡します。
死なないだけでも運がよかったらしい。
結局この神父のキャラはそんなに重要ではなかったようです。

いないはずる犬の鳴き声がします。
ボートハウスへと行くジョージです。


28日目。
図書館へ急行するキャシー。
事件当時の新聞を読みます。マイクロフィルムを投映機にかけています。
28日目に例の一家惨殺事件は起こったと知ります。
ケッチャムとは?と古い本を調べます。家の取り憑いた呪いについてわかります。
ここは図書館のキャシーと地下室のジョージをカットバックして描写しています。

キャラウェイ神父を訪ねるキャシー。
すぐに家を出ろと言われます。

キャシーが帰宅したとこでのボートハウスにて。
ボートのスクリューに髪が絡み殺されかけるキャシー。

逃げるキャシーと子供3人。
追うジョージ。ポンプアクションのショットガン使用しています。

夜、雨が降っています。
ドアや窓はポルターガイスト現象で閉じられて屋根に逃げるキャシーと子供3人。

何だかんだでボートハウスへ。
縛り上げたジョージを積んでボートで湖へでます。とにかく家から離れるのが先決のようです。
家から離れると何だか正気になってるようなジョージです。
短く字幕が付いてエンドとなります。

後タイトルの最後に余計なフェイクのオマケがあります。これはいらないような。こういうのがハリウッドの悪いとこなのです。


そんなわけでGC全開で撮影技術は向上していますが全体の出来はまあまあな作品でした。



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