『惑星Xから来た男』(1951年)
この作品はエドガー・G・ウルマー監督、ロバート・クラーク、マーガレット・フィールド主演の低予算SFドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1951年 ミッド・センチュリー・フィルムズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆70分
原題◆The Man from Planet X
プロット◆謎の惑星Xが接近して色々とある話しのようです。
音楽◆チャールズ・コフ
RUNコーポレーション発売のDVDにて。画質はそれなりに悪い。
キャスト
ロバート・クラーク→アメリカ人のジョン・ローレンス
マーガレット・フィールド→イニード・エリオット
ウィリアム・シャラート→怪しいミアーズ博士
ロイ・エンゲル→警官のトミー
レイモンド・ボンド→エリオット博士
ギルバート・フォルマン→ロバート・ブレイン教授
エドガー・G・ウルマー監督の演出はよいと思います。
この監督作品は見たことがある?→調べると2本見ています。『奇妙な女』(1946年)と『青ひげ』(1944年)の2作品。
この作品ですが無難にまとめていました。
宇宙人の造形は評判の通りでイマイチでした。かぶり物とわかり過ぎるのが難です。
タイトル。
撮影がジョン・L・ラッセル。どこかで聞いたような名前です。調べると『サイコ』(1960年)の撮影の人でした。
海岸です。
男が手記を書いています。ここはどこなんだ?
回想で天文台に入る主人公の男。ロバート・クラーク扮するアメリカ人のジョン・ローレンスです。
この天文台のロバート・ブレイン教授と話しをしています。
惑星Xから何かが来ているらしい。
バリー島にエリオット博士がいるらしい。何だかよくわからん。
バリー島に着いたジョン・ローレンス。
迎えのクルマが来ます。マーガレット・フィールド扮するエリオット博士の娘イニード・エリオットが登場。
ミニチュアとマット画で描写されているエリオット博士のいる城に到着します。
この城はブロックと称されているようです。
ウィリアム・シャラート扮するミアーズ博士がいます。
主人公のジョン・ローレンスとはあまり仲がよろしくないようです。
エリオット博士と話し込むジョン・ローレンス。
望遠鏡をのぞきます。
イニード・エリオットと歩きで出かけるジョン・ローレンス。
謎の稲光があります。
怪しげな部品が落ちています。地球の物ではないようです。
この部品を城に持ち帰ってエリオット博士に調べてもらいます。
スチールの1/5の重さで強度は同じらしい。これはカネになるとミアーズ博士。
また歩いて出るジョン・ローレンスとイニード・エリオット。
クルマでジョン・ローレンスを村まで送ります。
城に戻るイニード・エリオット。
途中でクルマがパンクして後は歩きになります。その途中で何か光るものを発見して接近します。
小型宇宙船でした。窓から仲を見ていたらいきなり宇宙人が見えてビックリします。
走って城に戻るイニード・エリオット。
このことをエリオット博士に話すイニード・エリオット。
宇宙船を調べに行くエリオット博士とイニード・エリオット。
これを尾行するミアーズ博士。
小型宇宙船に接近します。
光が消えてスポットライトが照射します。これに照らされるエリオット博士。
エリオット博士の様子がおかしくなります。
とりあえずエリオット博士を連れて帰るイニード・エリオット。
小型宇宙船は何やら変化をしています。よくわからん。
城にて。
エリオット博士は一応正気に戻ったようです。
村にて。
ジョン・ローレンスは自転車で城に向かいます。
パンクしたイニード・エリオットのクルマを見つけます。
城にて。
中に入るジョン・ローレンス。
エリオット博士、イニード・エリオットと話し込みます。
惑星Xがどうのこうのとか・・・60時間とか・・・よくわからん。
小型宇宙船を調べに向かいます。
エリオット博士とジョン・ローレンスの2人です。
小型宇宙船に接近します。
怪しい人影のヘルメットに宇宙服のエイリアンとコンタクトとなります。
宇宙服のエイリアンの様子がおかしい。どうやらボンベのバルブがおかしくて呼吸困難になったようです。
ジョン・ローレンスがバルブを調節して調子が戻る宇宙服のエイリアン。
これで友好的にコンタクトとなります。
小型宇宙船を離れるエリオット博士とジョン・ローレンス。
城に戻ったら宇宙服のエイリアンもついてきました。
溶暗となります。
城にて。
室内にいる宇宙服のエイリアン。
エリオット博士は友好的にコンタクトをしようとします。
数学の知識を使ってコンタクトを計ります。数学のレベルが文化のレベルという説があるようで、それに従っています。
ミアーズ博士が宇宙服のエイリアンだけとなってコンタクトとなります
何かよからぬことを考えているようなミアーズ博士です。
それは宇宙人を抱き込んで世界征服を考えているようです。
エリオット博士は具合が悪い。
村に薬を買いに行くジョン・ローレンス。
パンクしたクルマを直してるジョン・ローレンス。
通りがかりのお巡りと話し込みます。
城にて。
ミアーズ博士と宇宙服のエイリアン。
突然、宇宙服のエイリアンに襲いかかるミアーズ博士。
で、エリオット博士に呼ばれて話し込むミアーズ博士。
もちろんホントのことは言いません。
この隙に成り行きで宇宙服のエイリアンの部屋に入るイニード・エリオット。
悲鳴が上がり溶暗となります。
クルマで城に戻るジョン・ローレンス。
イニード・エリオットがいません。宇宙服のエイリアンもいない。
何故かジョン・ローレンスのモノローグが入ったりします。
エリオット博士は具合が悪いのでジョン・ローレンスとミアーズ博士が小型宇宙船に向かいます。不仲な2人なので小型宇宙船のそばで早速口論となっています。
城にて。
エリオット博士とジョン・ローレンス。
またモノローグが入ってます。どうしましょうという感じ。
男が2人やってきます。
お巡りのトミーと村人のコービーらしい。
行方不明が2人出たので来たようです。
イニード・エリオットも行方不明と話すジョン・ローレンス。
エリオット博士の付き添いで村人コービーを残して小型宇宙船へ向かうジョン・ローレンスとお巡りのトミー。
小型宇宙船の近くのジョン・ローレンスとお巡りのトミー。
ジョン・ローレンスはアメリカ人なのでアメリカンジョーク云々とセリフが入っています。
小型宇宙船が消えています。これは間が悪い。
結局お巡りのトミーと村に行くジョン・ローレンス。
村にて。
コービーが戻ってきてしまいます。何か怖がっている。
エリオット博士は連れて行かれたらしい。
宇宙云々となるとそんなことは誰も信じません。
行方不明の話しからパニックとなって村人全員が家に帰ってしまいます。
ロンドンとは電話が通じない。そうなると後は連絡する手段はありません。
自転車はハンドガンを借りて城に戻るジョン・ローレンス。
男2人に追われますが振り切ります。
また警察にいるジョン・ローレンス。
お巡りのトミーと対策を話し込みます。
で、備え付けの日光を使った反射式の信号灯を使います。
沖を航行する船に反射式の信号灯で点滅通信を送ります。ちゃんと通じたのかは不明です。
行方不明になった村人は手下にされているらしい。
3人ほど村に戻って村人を拉致して連れて行きます。
小型宇宙船のあたりにやってくるジョン・ローレンス。
手下にされた人たちがまわりに土を盛っています。
警察にて。
お巡りのトミーと相談中のジョン・ローレンス。
男2人が入ってきます。ボーター警部補とケイス巡査部長。スコットランドヤードから来たとのこと。ということは通信が出来たらしい。
で、やっぱりアメリカンと言われているジョン・ローレンス。
4人で小型宇宙船あたりにやってきます。
対策を打ち合わせます。
11:00までに何とかしないと総攻撃にするとスコットランドヤード。
それまでに何とかしろとなります。
時間を区切られてジョン・ローレンスは何とかしなければならなくなります。
よくある設定でいい感じです。
プロローグに戻って手記を書いているジョン・ローレンス。
いよいよ軍隊が待機しているとこから小型宇宙船に向かうジョン・ローレンス。
小型宇宙船に接近するジョン・ローレンス。
エリオット博士を逃がします。
ミアーズ博士もいます。話しとなります。侵略が始まると言ってます。事前の調査で来たとも言ってます。
小型宇宙船が活動状態となります。
光が放たれています。
宇宙服のエイリアンともみ合いとなるジョン・ローレンス。
バルブを締めておとなしくさせます。伏線通り?
宇宙船内部にいるイニード・エリオットを逃がします。
働いている人たちも逃がします。軽く暗示にかかっている程度らしい。
エリオット博士は待機しているとこに戻ってきます。
宇宙服のエイリアンは自分でバルブを元に戻しています。自分で出来るじゃん。わけわからん。
11:00となり総攻撃が始まります。
ミアーズ博士は宇宙船に戻る。エイリアンに撃たれます。
バズーカ砲で宇宙船は破壊されます。
惑星Xは接近しています。
ミニチュアで天変地異が描写されます。
で、遠ざかる惑星X。衝突するわけではなく接近しただけのようです。
エピローグ。
ジョン・ローレンスとイニード・エリオット。
この件の顛末や未来のことが語られてエンドとなります。
そんなわけで普通の低予算のまあまあな作品でした。
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