『荒野の大活劇』(1969年)
この作品はドウッチオ・テッサリ監督、ジュリアーノ・ジェンマ主演の何だかよくわからないマカロニ・ウエスタンのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1969年 ウルトラ・フィルム イタリア=スペイン作品
ランニング・タイム◆100分
原題◆Vivi o, preferibilmente, morti
プロット◆なんだかんだで殴り合いや撃ち合いになっている話しのようです。
音楽◆ジャンニ・フェリオ
スカイパーフェクTV260シネフィルイマジカにて。画質はよいです。
キャスト
ジュリアーノ・ジェンマ→兄のモンティ・マリガン
ニーノ・ベンヴェヌーティ→弟のテッドモンティ・マリガン
シドニー・ローム→スコット銀行の令嬢ロッセラ
アントニオ・カサス→相棒のバーンズ
クリス・ヒュエルタ→賞金のかかってるジム
George Rigaud→スコット銀行のオーナー
この作品は以前見たような気がしていましたがあまり見覚えはなかったりします。というより未見でした。つまらなくはないから別にいいけど。
シドニー・ロームが尼さんのスパイ役ではなかったのかと思い込んでいましたが全く別のキャラでした。他の作品と勘違いしていたようです。→調べたら『荒野の無頼漢』(1970年)のようです。ジュリアーノ・ジェンマは出ていなくてジョージ・ヒルトンが主演で、尼さんのスパイ役の女優さんはシドニー・ロームではなくてアガタ・フローリーでした。
それにしてもこの邦題では間違えます。
ドウッチオ・テッサリ監督の演出はよいと思います。
全体的に無難にまとめています。とりとめなくアクションがダラダラとつながっているような感じもしますが。まあいいけど。
映画にはあまり関係ないけどイタリア人というのは何が特徴的か・・・。
白人至上主義?
カネがないのに何故か態度がでかい。
サッカーはドイツには負けないとか・・・。
イタリア映画にはあまりよいイメージはなかったりします。女優さんならスペインの方がいいし。
プロローグ。
クリスマスです。カジノから帰宅するジュリアーノ・ジェンマ扮するモンティ・マリガンが登場。
強盗4人が絡んできますが軽く片づけます。
馬車に乗ったとこで捕まるモンティ・マリガン。
自宅に乗り込まれる。借金取りのマッキントッシュ兄弟。4人です。
吊るされそうになっているとこに老人が訪ねてきます。遺産相続の話しです。
モンティ・マリガンにはテッド・マリガンという弟がいる。
マリガン兄弟は20年も合っていない。
で、モンティとテッドが180日同居すれば30万ドルの遺産が入るとなります。
テッドに会いに行くモンティ。
アントニオ・カサス扮するバーンズに会います。クルマで移動のモンティですがポーカーに負けてクルマを巻き上げられます。
ビッグ・ピークへ。
蹄鉄投げをやっている弟のテッド。楽しくやっているらしい。
テッドと会うモンティです。感動の御対面というわけではない。
テッドの小屋へ。
同居は嫌だとテッド。そんなとこにお尋ね者ジムと手下がやって来ます。
成り行きで撃ち合いとなり、炎上する小屋。
そんなわけで180日同居になるモンティとテッド。
フラット・タウンへ。ポーカーで儲けるつもりのモンティですが、街は浄化キャンペーン中でした。歌が流れます。
クルマが通りがかります。知人のバーンズです。
乗せてもらうモンティとテッド。
スコット銀行へ向かうモンティとテッド、バーンズ。
ドアを開けたとこでつまずくギャグが入ります。これはイマイチか?
カネを預けようとする客と銀行側の責任の押し付けあう描写が入ります。
馬で逃走中のモンティとテッド。歌が入ります。
落ち合う廃屋へと。
獲物は1セントコインだけでした。
お尋ね者ジムと手下がやって来ます。
50000ドルをよこせときますが、ない物はない。そうなると焼けた1セントコインを投げつけられる拷問となります。
バーンズが到着して撃ち合いとなりモンティとテッドは脱出します。
街にて。
お尋ね者ジムは2000ドルになった。
これでホテル暮らしとなるモンティとテッド、バーンズ。
で、またお尋ね者ジムと手下がやって来ます。ちょうど風呂に入ってるとこなので、そんな感じのアクションとなります。
結局2000ドルは持ち逃げされます。
活動写真を見ているモンティとテッド、バーンズ。
今度は駅馬車強盗だとなります。で、駅馬車強盗の練習をしています。
駅馬車強盗の本番となります。
金目の物はなくてスコット銀行令嬢ロッセラがいます。
それでは駅馬車強盗ではなく誘拐身代金要求となります。
ロッセラが私はそんなに安いのかと揉めて大騒ぎとなります。結局10000ドルとなります。
スコット銀行のオーナーと交渉するバーンズ。
なるべく人質のロッセラを返すのは遅らせるようにしてくれと父のスコット。
じゃじゃ馬令嬢はいない方がいいらしい。
ロッセラと仲良くなるテッド。
それではこまるのでテッドを連れ出すモンティ。
ケンカとなって転落するテッド。大怪我となります。
全身ギブスとなるテッド。ここはコメディ調。
そんなとこに乱入するお尋ね者ジムと手下。
お礼参りだと思ったギブスに隠してあるリボルバーがお目当てなのか、よくわからんことをやってます。モンティが救援に入ります。
そんなこんなで銀行強盗騒ぎとなります。
馬に乗って逃げるモンティとテッド。木の上に隠れます。
通りがかったバーンズのクルマに乗り移る。
隠れ家でまたケンカのモンティとテッド。
泥だらけになってやっています。こんな調子でもう4ヶ月一緒らしい兄弟。
バーンズが情報を持ってきます。
列車強盗の打ち合わせとなります。
列車です。
モンティが強盗に入ったとこで、同時に馬に乗ったお尋ね者ジムと手下たちに押し寄せてたので、結果的に強盗を知らせにきたことになるギャグが入ります。ここはまあまあか?。
アクションとなります。
テッドの乗った貨車は谷底に転落します。
エピローグらしい。
モンティをロッセラと結婚させるつもりの父スコット氏。
死んだと思われていたテッドが姿を表します。
モンティとテッドの決闘となります。
で、テッドの気が変わってクルマで逃走する兄弟。
ナレーションで遺産の30万ドルはなかった、でも兄弟の絆が深まったとなりエンドとなります。
そんなわけで以前見た作品ではなかったけど、まあまあな作品でした。
« 『ミクロの決死圏』(1966年) | トップページ | 『真昼の用心棒』(1966年) »
「映画」カテゴリの記事
- 『彼らは忘れない』(1937年)(2022.02.27)
- 『ギャングを狙う男』(1953年)(2022.02.26)
- 『ブラック・リッジ』(2020年)(2022.02.20)
- 『フローズン・ストーム』(2020年)(2022.02.19)
- 『私は逃亡者』(1947年)(2022.02.13)
「1960年代」カテゴリの記事
- 『暗くなるまで待って』(1967年)(2021.11.28)
- 『泳ぐひと』(1968年)(2021.06.20)
- 『ビリディアナ』(1961年)(2020.07.05)
- 『皆殺しの天使』(1962年)(2020.07.04)
- 『不意打ち』(1964年)(2019.12.01)
コメント