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2009.08.02

『ミクロの決死圏』(1966年)

この作品はリチャード・フライシャー監督、スティーブン・ボイド、アーサー・ケネディ、ラクウェル・ウェルチ主演のSFサスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1966年 20世紀フォックス アメリカ作品
ランニング・タイム◆104分
原題◆Fantastic Voyage
プロット◆ミクロ化して人間の体内に潜入する話しのようです。
音楽◆レオナード・ローゼンマン
20世紀フォックス発売のDVDにて。画質はよいです。

キャスト
スティーブン・ボイド→軍関係のグラント
アーサー・ケネディ→医者のデュバル博士
ラクウェル・ウェルチ→助手のコーラ
ドナルド・プレザンス→怪しいマイケルス博士
ウィリアム・レッドフィールド→操縦担当のオーエンス大佐
エドモンド・オブライエン→作戦室のカーター将軍
アーサー・オコンネル→作戦室のリード大佐
ジーン・デル・パル→負傷したVIPのベネシュ


リチャード・フライシャー監督の演出はよいと思います。
全体的に手堅くまとめていました。もう少しぶっ飛んでいた方が面白かったような気もします。それでも次々と事が起きるので見てて退屈はしません。
ブルーバック合成が多く使われています。
体内のデザインは画家で有名なダリがやっているようです。→調べたらこれは違うようです。公開当時の宣伝や資料等ではそうなっていたけど。
セットでモニタ類の画面の角が円いのが時代を感じさせます。

20世紀フォックスのタイトルからシネマスコープのタイトルも出ていました。

物々しい雰囲気でTWAジェット旅客機が到着してVIPらしい人がリムジンに乗り換えます。すぐにVIPらしい人がテロにあって負傷します。
ここでタイトルとなります。カッコいいタイトルです。小文字なので読みにくいの難ですが・・・。

スティーブン・ボイド扮する軍関係者と思われる男グラントは呼び出されて秘密の地下基地へと行きます。
空き地に駐車すると車ごと地下へと沈みます。1960~70年代の秘密基地仕様です。こういうのは好きだな。

エドモンド・オブライエン扮するカーター将軍が待っていて任務の話しが始まります。他にもこの任務の参加者がいます。
CMDF=ミニチュア機動部隊とのことです。
縮小しても60分の制限時間があることになっています。
操縦担当のオーエンス大佐は潜水艇の設計者でもある設定。原子力の潜水艇です。
レーザーで脳内の血栓を溶かす。
体内の強敵は白血球や抗体とのことです。
等々のレクチャーがあります。

任務を担当する5人は減菌室へと入り縮小行程へとなります。
白いユニフォームです。
ドナルド・プレザンス扮するマイケルス博士は最初から怪しそうです。
潜水艇はプロテウスと名が付いています。
最初に縮小化されて次に巨大注射器に潜水艇ごと入れてまた縮小化して完了となります。ところで表面張力の関係でミニチュアでの泣き所となる不自然な水滴描写ですが、あっさり無視してそのまま描写してます。まだCGがないからしょうがないかも。

注射器に入ったとこでさっそく錯乱するマイケルス博士。閉所恐怖症とのことです。なら乗るなよとなるとこですが完治していたと思ったとフォローのセリフが入ってました。
60分のカウントダウンが始まります。無線連絡はモールス信号でやっています。

注射器で体内へと注入されます。動脈血管に入ります。
少し進んだとこで乱流があって予定外のコースへと外れてしまいます。静脈に行ってしまいます。最初から予定通りに行ってません。
そんなわけで心臓を60秒だけ止めてその間に心臓を通過して動脈に移動しようとします。

肝心の負傷した男は縮小時間を60分以上に延ばせる研究していたから狙われていたと説明が入ります。

心臓の音が鳴り響いて接近しているのがわかります。で、心臓が止まったとこできわどく通過します。肺動脈へと移動します。
このシーンはサスペンスがあり、それに見覚えがありました。

潜水艇の空気が不足とアラートが出ます。
近くにある肺の組織から直接に空気を取り入れることにします。
そんな時にレーザー装置が固定装置から外れてしまっていることが判明します。
4人が船外に出て作業にあたります。肺からは強風の音がします。
命綱が切れたりしますが何とか完了となります。

レーザー装置を修理するために無線機の部品を使い、通信が出来なくなります。
通信が切れて苛々の作戦室のカーター将軍です。演じるエドモンド・オブライエンですがこういうキャラに合っています。

サボタージュが2件あるとグラントはマイケルスに相談します。
レーザーと命綱の件らしい。

抗体がバクテリアを迎撃しているシーンがあります。伏線の描写でしょう。
潜水艇は近道の内耳リンパ腺を通ります。ここで外から音がすると轟音となり危険な状態になるとセリフで前振りがあります。
潜水艇の吸排水口等に体内物質が詰まり掃除をするため船外に出ます。
そういう時に限って外の病室ではハサミが床に落ちて体内では轟音と衝撃波が起きて大騒ぎとなります。
ここでラクウェル・ウェルチのコーラが衝撃波で飛ばされて体内の有毛細胞に引っ掛かり動いたことで有害と判断されたのか抗体からの攻撃を受けることになります。
やっと船内に戻ります。抗体を取る見せ場となっています。ラクウェル・ウェルチの見せ場はここだけでした。

あと12分となります。
修理したレーザー装置をテストするしないでもめます。マイケルズ博士が絡みます。
で、脳内に入ります。シナプスを通る光が飛び交っています。
マイケルズ博士は時間がないから手術は中止して体内から脱出すべきと主張します。ここはグラントが強引に手術するようにします。
3人が船外に出て手術中にマイケルズ博士は潜水艇をハイジャックして手術現場に突っ込んで来ます。
3人は泳いで逃げますが潜水艇が体内組織に捕まってスタックしています。ここで白血球からの攻撃で潜水艇ごとマイケルズ博士は片づけられて、後の4人で泳いで脱出行となります。

残り時間がゼロとなります。
ここで作戦室のお偉方2人が鋭い読みを働かせて潜入した4人の行動を推定して目から涙と共に4人を回収します。ここはあまりサスペンスはなかったような。
エンドとなります。


全体的にキャストは地味です。
スティーブン・ボイド扮する軍関係のグラントは主に通信を担当してアクシデントがあった時に対処するのが任務のようでした。

ラクウェル・ウェルチはあまりいいとこがなくて出てるだけのようでした。
ところでガキの頃に昼のTV放映で見て妙に印象に残るウェルチ主演のサスペンスアクション?『空から赤いバラ』(1967年)の方がいいみたいです。

ドナルド・プレザンスは最初から怪しくていい感じでした。キャラに合っています。

ジョシュ・ブローリンの父ジェームズ・ブローリンはどこに出てた?→オーライオーライとやってた男なのか?


この作品は昔TV放送で見たことがあり紹介等で印象に残っていたのでDVDで買って見ました。公開時のタイアップ記事を読んだような気がしますが勘違いかもしれません。記憶は当てになりません。

そんなわけで実に真面目に作られているよい作品でした。



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