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2009.08.09

『真昼の用心棒』

この作品はルチオ・フルチ監督、フランコ・ネロ、ジョージ・ヒルトン、ニーノ・カステルヌオーヴォ主演のマカロニ・ウエスタンのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1966年 イタリア作品
ランニング・タイム◆93分
原題◆Tempo Di Massacro
プロット◆身内の骨肉の争いに巻き込まれる話のようです。
音楽◆ラロ・ゴリ

BS11衛星放送にて。
画質はとてもよいです。
テレビ東京放映の画質の悪いのしか見たことがなかったので、このとてもよい画質に面食らいました。
しかもタイトル文字はイタリア語で本編もイタリア語で喋ってました。日本語吹き替えや英語ではなくイタリア語のマカロニウエスタンなんて初めて見ました。これはまるで別の作品です。

キャスト
フランコ・ネロ→実家に戻ってきたトム・コルベット
ジョージ・ヒルトン→腹違いの兄ジェフリー・コルベット
ニーノ・カステルヌオーボ→若旦那のスコットJr.
ジュゼッペ・アドバッティ→旦那のスコット
Rina Franchetti→先住民の乳母メルセデス
リン・シェイン→Brady (as Lynn Shane)

この作品は有名なマカロニなので見ました。未見ではありません。
ジョージ・ヒルトンがフランコ・ネロに俺は撃ってはいないとリボルバーの弾倉を空にするシーンが何故か印象的でした。

ルチオ・フルチ監督の演出よいと思います。
音楽はやたらと大げさなだけでした。これもこれでいいけど。
マカロニウエスタンなのでやたらと顔のクローズアップショットが多くなっています。

ワイドスクリーンでの放映なのでフレーム内にちゃんと人が収まっています。
これも初めて見たような。昔のTV放送ではフレームが何も考えずにTVサイズにカットされているので誰も映っていないシーンがよくあったりしました。

パーティの場面等があってウエスタンというより史劇のような感じが強く感じます。

フランコ・ネロは地道に金を掘ってて登場し、知らせを聞いてテキサスへと行きます。
途中で看板の矢印でテキサスはあちらですと出ててもマカロニ・ウエスタンなので誰も信じません。→そこはロケしたスペインのテキサスなのかいとなります。

話の方はコテコテの浪花節で出生の秘密があったりとまあそんなものでした。
フランコ・ネロはニーノ・カステルヌオーヴォに鞭で打たれて顔面血だらけとなります。で、這々の体で馬に乗って帰宅しますがまだ顔面血だらけだっりします。何だかずっと血だらけのままなので見てて間抜けな感じがしないでもない。それでも本人はまじめなフランコ・ネロに合っていると思えたりします。

この作品の見せ場は撃ち合いにて、
馬車を転がして敵のバリケードに当ててフランコ・ネロが馬車から飛んで空中回転から見事に着地しての連射のシーンです。これが笑ってしまうほど面白い。アイデア1発勝負のマカロニ・ウエスタンらしいシーンとなっています。

ニーノ・カステルヌオーヴォの悪役はファザコンでいつも首をかしげてニタニタと笑っていて、フリルがヒラヒラのシャツが目立つ白ずくめの正装スタイルとなっています。ある意味では悪役のスタンダードなキャラだと思われます。
そんな感じでとてもフレンチ・ミュージカル『シェルブールの雨傘』(1964年)でカトリーヌ・ドヌーブの相手役をしていたとは思えない悪役ぶりです。

ディテールで・・・
コリン・ウィルソンの本に載ってたニワトリは簡単に催眠術にかかる図をやっていました。ニワトリの目の前の地面に線を引くと眠ってしまうとのことです。


ここからDVDの感想です。
株式会社アネック/有限会社スクラム発売のDVDにて。
画質はまあまあ。
スクイーズ収録のフル表示では上下左右黒味ありの黒枠です。ガッカリした。
画面サイズはワイドスクリーン。フル表示の黒枠をHDズームにするとフルスクリーンになるけど日本語字幕が欠けてしまう。そんなわけでHDスーパーライブにしてワイドスクリーンで上下に黒味ありになります。
音声はドルビーデジタル 2.0ch

著作権のアラート

プロローグ。
いきなり始まって黒枠なのでガッカリ。そんなわけでHDスーパーライブにして見ます。これはTV放映を録画した方がいい。スカイパーフェクTV BS252あたりで放映したもらいたいものです。

最初から犬に追わせて人間狩りのシーンになっています。
白いコスチュームの若旦那が手下を引き連れて登場。

歌が入りタイトルとなります。
Le colt cantarono la morte e fu...
tempo di massacro
これがIMDbのタイトルになっています。どうやら正式タイトルのようです。

川にて。
砂金取りの仕事をしてる主人公のトム。近くでトムを伺ってる男がいます。
食事をしてるトム。男が接近する。逆に取っ捉まえているトム。
物取りではなく手紙を届けに来た使いの者ビンセントでした。名前を知ってるトム。
「至急帰れ・・・」手紙を渡したらとっとといなくなるビンセント。

馬を連れて帰りの支度をしてるトム。
鞍を出したり、ガンベルトも出す。リボルバーの手入れをやっています。ウィンチェスターライフル銃を出しています。
砂金取りのリーダー格が来て会話となります。友好的なキャラ。
兄貴のジェフ、先住民の乳母メルセデス。兄貴には土地と家がある。
達者でと別れているトム。

馬で移動しているトム。
テキサス、ニューメキシコの立て看板があります。誰も信じない。ここはスペインだろとなります。

町にて。
歓迎、ララミータウンの横断幕があります。ここに入るトム。
荒れ果てた屋敷に来てるトム。どうやらジェフの家だったしい。
カウボーイ2人に絡まれてるトム。ここはスコットさんの農場だと強気です。ジェフ・コーベットはどこへ?と聞くトム。

スコット酒場、スコット銀行、町中スコットの看板だらけ。
アジア系の葬儀屋のじいさんに聞いてるトム。
そんなんこんなでジェフは町の外れにいるとわかる。20セントとられます。

町を歩くトム。スコットが来たと町中騒然となっています。あっという間にいなくなる。
スコットの旦那、若旦那、手下達が登場。
町を出て行くファージェレミア一家に絡むスコットの手下達。若旦那が息子を撃ち殺す。
何となくスコットの旦那がトムを見つけたような感じ。
やるだけやって引き上がるスコット一行。
ファージェレミア一家は息子の死体を積んで町を出て行くのか?、うやむやになっています。

ジェフの自宅にて。町から少し離れた所らしい。
葬儀屋のじいさんの馬車とすれ違ってるトム。棺桶の中味は撃ち殺された息子らしい。
自宅の中に入ると兄貴のジェフはアル中になっていた。
会話でフランコ・ネロの役名がトムとわかる。初めて知ったような気がする。
乳母のメルセデスと再開するトム。トムのことはちゃんと憶えていました。

飯を食いながら会話が弾まない兄弟。
さっそくいつ帰るんだと言われるトム。
キャラダインに手紙で呼ばれたと言ってるトム。
家と土地を売ったことを責めているトム。
メルセデスも早く帰りなさいと言ってる。
取りあえずキャラダインに会いに行くと言ってるトム。

町にて。夜です。
酒場に入るトム。しっかりと手下に見張られています。
葬儀屋のじいさんはピアノを弾いてる。
手下3人が入ってきます。ジェフもやって来ます。
追加の手下達をもやって来てジェフを袋叩きにする。
ようやくトムが加勢します。一瞬固まってる手下達。
何故か葬儀屋のじいさんが吹き矢で援護してる。
先住民のカウボーイが制止して手下達は引き上がる。
1人1ドルと3ドルをゲットしてる葬儀屋のじいさん。払ってるトム。
トムをジェフを連れて酒場を出る。

外に出ても手下達が見張っています。
キャラダインに会うと言ってるトム。やめとけと言ってるジェフ。
町から出てけと言ってるジェフ。

トムは馬で移動中。

キャラダインの自宅にて。
オッサンのキャラダイン、夫人、子供2人。食事です。
そんなとこにトムがやって来ます。
納屋で話そうとキャラダイン。銃声が聞こえます。キャラダインも撃たれます。
スコットと言って死に至るキャラダイン。
トムが家に戻るとキャラダインの家族3人が撃ち殺されていました。

スコットの屋敷にて。
若旦那はオルガンを弾く。旦那は若旦那に話しがあると言う。
この親子は何だかおかしな関係のようです。
もう息子が手に負えなくなっている旦那。

ジェフの自宅にて。
どうなってるとジェフに聞いてるトム。何故をオレを撃たない?と聞いてるトム。
またこの町を去れと言われています。
で、明日スコットに会うと言ってるトム。

葬儀屋にて。
キャラダイン一家を棺桶に入れている葬儀屋のじいさん。
じいさんにスコットはどこだ?と聞いてるトム。孔子をたとえ話しを出してるじいさん。

酒場にて。
スコットはどこだ?と聞いてるトム。やっばり要領を得ない。

ジェフが町に来ています。催眠術でニワトリを眠らせています。面白い。
トムが来てスコットの居場所を必ず見つける主張する。
それではスコットのとこに案内しようと言ってるジェフ。

馬で移動してるトムとジェフ。
川の付近で手下達6人と遭遇します。いったんは追い返されるが責任はトムがとるということでやる気を出して馬の曲乗りで撃ちまくり手下達を片づけるジェフ。

また移動してるトムとジェフ。
次は見張り小屋の3人をまた馬の曲乗り撃ちで片づけるジェフ。
あと数キロでスコットの農場だと言ってるジェフ。ジェフはここで帰ります。

トムだけで移動しています。

ようやくスコットの農場に到着するトム。
絡んでくる手下2人を張り倒すトム。

パーティをやっています。そこに入るトム。浮いてます。
ここは何となくヨーロッパ風なシーンになってます。
スコットの旦那にコンタクトしようとするが若旦那が絡んでくる。
逆に若旦那を張り倒すトム。

ジャケットを脱ぎ鞭を持ち出してくる若旦那。一応鞭対決にしてるらしい。
何故か鳥の鳴き声が入ってます。場違いな雰囲気。
そこを不意打ちして有利にしてる若旦那。やられっぱなしなトム。それでも多少反撃していたりします。
ようやく旦那が止めようとする。まだ止まらない。ようやく先住民のカウボーイが止めています。
どうやらこの先住民のカウボーイは旦那の忠実な部下のようです。
それでようやく帰るトム。顔面が血だらけです。「出直すぜ」と言ってます。

ジェフの自宅にて。
顔面が血だらけのまま帰宅するトム。普通は川で顔ぐらい洗うと思うけど。
このへんは実際でも律義なフランコ・ネロのキャラクターに合ってるけど。
「また明日行くと」主張してるトム。
ここで乳母がいきなり撃たれて死に至ります。悲しみのジェフはやる気を出す。
ガンベルト、ウィンチェスターライフル銃を出すジェフ。
まだ顔面血だらけのトム。どうも気になります。
スコットがオヤジを殺したと言ってるジェフ。

ここで出生の秘密が明らかになります。
俺達のオヤジとトムが言ったら、オレのオヤジだと主張するジェフ。
トムの父はスコットだと言ってるジェフ。

町にて。馬に乗ったトムとジェフが移動しています。そのまま通過する。

荒野を移動してるトムとジェフ。見張り小屋に入る。
ここで子分達を迎え撃つようです。
先住民のカウボーイと2人が来てガンベルトを外す。交渉に来てるようです。
旦那がトムに会いたいと伝えます。
ここでジェフから旦那のスコットはお前の父だと言われるトム。
これはビックリのトム。まあ随分とベタな出生の秘密ネタになっています。

やって来た旦那と面会するトム。援護してるジェフ。
お前を呼んだのは私だと行ってる旦那。
ジェフがメルセデス殺しのことを言うとマジで知らないらしい旦那。
大切な話しがある。若旦那はもう手に負えないのでトムに全財産を譲ると言ってる旦那。そこをいきなり撃たれる旦那。死に至ります。

殴り合いになるトムはジェフ。
それでジェフがリボルバーの弾倉を空にして自分は撃ってないとトムにわからせる。
このシーンは妙に印象に残ります。

手下達が来たので迎え撃つトムとジェフ。
すぐにズラかる手下達。若旦那もいたようです。

キャラダインもメルセデスも若旦那がやったとトム。
トムはジェフに助っ人を頼むが乗り気ではないジェフ。別れます。

スコットの農場にて。
若旦那一行が戻ってきます。
先住民のカウボーイともう1人。旦那の忠実な部下2人を片づけています。

馬で移動中のトム。
ウィンチェスターライフル銃で狙われてるトム。そこをジェフが助けます。
2人で農場に向かいます。

スコットの農場にて。
二手に分かれて撃ちまくり多人数に見せかけようと言ってるジェフ。
いったん別れます。

先住民のカウボーイは磔になっていました。
撃ち合いを開始するトム。ジェフは屋根からウィンチェスターライフル銃で援護しています。
景気よく撃ち合いとなってます。

そろそろ見せ場の馬車からジャンプするシーンになっています。
このシーンは面白い。アイデア1発です。

ジェフは屋根から中に入ります。
手下が撃たれて転落する階段のシーンが妙に印象に残ります。
若旦那の方はもうズラかりモードになってます。

手下も随分と少なくなってる若旦那一行。
一の子分の手下は何となくどこかで見たようなルックスです。

いよいよ1人になって若旦那。上に逃げます。
高い渡り廊下のようなとこで若旦那と対決するトム。
格闘から落ちそうになるトムの手を踏みつける若旦那。最後まで大した悪役ぶりを見せています。
トムに足をとられて転落する若旦那。鳩が飛びます。ジョン・ウー監督ではない。だいたいこの作品の方が早かった。
歌が入ってエンドとなります。


そんなわけでセルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッド主演のマカロニ・ウエスタン作品には及ばないけどよい作品でした。


セルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッド主演のマカロニ・ウエスタン作品の感想です。
『荒野の用心棒』(1964年)
『夕陽のガンマン』(1965年)
『続・夕陽のガンマン』(1966年)


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