『惑星アドベンチャー スペース・モンスター襲来』(1953年)
この作品はウィリアム・キャメロン・メンジース監督、ヘレナ・カーター、アーサー・フランツ、ジミー・ハント主演の低予算SFドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1953年 エドワード・L・アルパーソン・プロ アメリカ作品
ランニング・タイム◆78分
原題◆Invaders from Mars
プロット◆火星からの侵略される話しのようです。ただし夢落ち?
音楽◆Mort Glickman(uncredited)
RUNコーポレーション発売のDVDにて。画質はそれなりに悪い。せっかくのカラーなんですが画質は悪い。
キャスト
ヘレナ・カーター→心理学関係のブレイク博士
アーサー・フランツ→天文関係のストゥ・ケルストン博士
ジミー・ハント→少年のデビッド・マクレーン
リーフ・エリクソン→デビッドのパパ ジョージ・マクレーン
ヒラリー・ブルック→デビッドのママ メアリー・マクレーン
モリス・アンクラム→フィールディング大佐
マックス・ワグナー→リナルディ軍曹
バート・フリード→警察署長のバロウズ
警官2人はブレインとジャクソン。
ウィリアム・キャメロン・メンジース監督の演出はよいと思います。
低予算でそれなりやっています。
タイトル。
前説が入ります。
金星、火星等云々・・・
午前4時に目覚まし時計を慣らして天体観測のデビッド少年。
眠って午前5時前に雷が鳴ってまた起きるデビッド少年。
円盤が飛んでいます。円盤は地面に潜ったようです。ここはミニチュアで描写しています。
円盤の降りたとこへデビッド少年のパパ ジョージ・マクレーンが見に行きます。
砂の地面の穴が空きます。で、ジョージ・マクレーンは穴に落ちたようです。穴は塞がります。ここは編集で処理しています。モンタージュで落ちたことになっています。
今度はママのメアリー・マクレーンが見に行きます。で、警察を呼びます。
旦那が行方不明と訴えています。
警官2人が見に行きます。また穴が空いて警官のジャクソンが見えなくなります。
どうやら穴が空くとその中に人が入ったということらしい。直接入る描写はないけど・・・編集でつないでいるだけなのでよくわからないけど。要するに低予算なのです。
ジョージ・マクレーンが自宅に戻ってきています。
もう普通ではありません。首の後ろに何か跡がついています。
警官2人も戻ってきます。こちらも普通ではありません。
デビッド少年は望遠鏡で現場をのぞく。
女の子が穴に落ちます。この女の子がキャシー・ウィルソン。
で、パパはママを例の場所に連れていきます。ママも同じ運命となったようです。
女の子キャシー・ウィルソンの自宅に行くデビッド少年。
キャシーは戻ってきました。やはり普通ではない。
唐突に火事騒ぎとなります。
公衆電話をかけるデビッド少年。
天文台のケルストン教授にかけているようです。外出中です。
GSの店員ジムにこの件を訴えるデビッド少年。
警察に駆け込むデビッド少年。
受付の警官マックがデビッド少年の相手をしています。
バロウズ署長と話しをするデビッド少年。ですが首の後ろに跡がついている署長も既に普通ではないようです。
捕まるデビッド少年。留置所送りとなります。
ヘレナ・カーター扮するブレイク博士が診察に来ます。
話しをするデビッド少年。ここは省略していました。ママが迎えにきます。
ブレイク博士はケルストン博士に電話をしています。
ママに引き取られるデビッド少年。パパも来ています。
ここはブレイク博士が口実を使ってデビッド少年を引き止めます。ポリオって何だ?
天文台にて。
デビッド少年、ブレイク博士、ケルストン博士の3人。
ケルストン博士はUFOを観測していたらしい。
地球に1番近いのは金星、軌道が1番近いのは火星だって。
天文台の望遠鏡の扉が開きます。
望遠鏡を水平に向けています。地上をのぞくらしい。
ロケットの基地を見ています。地球がロケットを発射準備をしているから円盤がやってきたとなっています。
デビッド少年のパパの仕事がロケット関係のようです。
ウィルソンもその関係のようです。とすると関係者が狙われてる?ということか。
次に円盤付近を見ます。
メイベリー長官がデビッド少年のパパに連れられてきている。
で、穴に落っこちるメイベリー長官。
アメリカ軍のフィールディング大佐に電話するケルストン博士。
ペンタゴンにて。
電話を受けるフィールディング大佐。
フィールディング大佐は警察に電話をします。あまり得ることがないような。
色々とモンタージュが入ります。
アーカイブ・フッテージで戦車とか色々・・・要するに低予算です。
軍隊が現場に向かう準備のようです。
どなたかの自宅にて。どこだかわからん。
フィールディング大佐がデビッド少年に話しを聞いています。
モンタージュが入ります。
汽車で移動中の兵隊。
屋根に登って偵察しているフィールディング大佐に部下のリナルディ軍曹他。
ケルストン博士、デビッド少年。
クラリーともう1人、軍隊の2人が来ます。
リナルディ軍曹は現場に向かっています。穴にハマります。
モンタージュが入ります。
フィールディング大佐は連絡をする。
軍隊の移動。
夜、現場付近にて。
このへんを包囲している軍隊。
死んだ人の体内に入っていた怪しげな金属部品を持ってくるブレイク博士。
これで人間を操っているようです。
モンタージュで戦車の移動がしつこく入ります。
アームステッド工場が爆破されたと連絡が入ります。
やったのは警官のブレインとジャクソンでした。
バロウズ署長とメイベリー長官がどこかの工場に破壊工作に入る。
MPに見つかり爆弾を撃たれて爆死したようです。
ここはロケット工場だったようです。
戦車の移動するシーンが多めに入る。
工場の実験室にて。
ウィルソン博士は徹夜で研究中。
デビッドのママがクルマで入り口に来ます。隠れてたいパパが守衛をやっつけて潜入します。ライフルでウィルソン博士を撃ちますが失敗する。ということはウィルソン博士はまだ正気なようです。自宅は燃えたけど。
このような感じで捕まえた人間をフルに活用して破壊活動をやらせているようです。
クルマで逃走するパパとママ。
クルマはクラッシュしてパパとママは捕まります。
現場付近にて。
アメリカ軍は穴のところに爆弾をしかけて爆破しています。
爆破したとこから入るフィールディング大佐達。少し見てすぐに引き上げます。
中は普通の地中ではありません。
今度は探知機のようなもので地表から探ります。
ブレイク博士に無線の連絡が入ります。
デビッド少年のパパとママが捕まった知らせのようです。
そんなとこでいきなり地面に穴が空いて落ちるデビッド少年とブレイク博士。
落ちたとこには巨人ゴーレムみたいミュータントがいます。運ばれるデビッド少年とブレイク博士。
ミュータントが武器を使って地上を攻撃してるような描写が入ります。
運ばれるデビッド少年とブレイク博士ですが地下をかなり移動しているようです。
地上でも探知機で位置を発見したようです。
戦車が砲撃をして陽動作戦となっています。
兵隊達が穴に入ります。
ブレイク博士は手術台に寝かされて金属埋め込みの手術となります。
で、間一髪で救出されます。ここがこの作品の白眉のシーンだと思えます。
円盤が離陸するようです。
爆弾をしかける軍隊。
兵隊達とミュータント達がやたらと地下通路を走り回る描写が入ります。何をしてるのかよくわからんけど。
ブレイク博士とケルストン博士は地上に出ます。
ミュータントは地上への通路を爆破して塞いだようです。
仕掛けた爆弾の爆破まであと6分となります。
ミュータントと軍隊の攻防となっています。
塞がれた地上への通路を掘り返そうとしてる軍隊。
デビッド少年は何となく見つかります。リナルディ軍曹も見つかります。
ミュータントの持っていた武器を使い爆破して地上への通路を開通させます。
間一髪で地上に脱出となります。
円盤は地表に出ようとします。
デビッド少年の回想のような幻想のようなシーンとなります。
これが結構長い。
円盤は地表に出たとこで大爆発となります。
ここも当然ミニチュア。何しろ対比になる物がないので大きさがよくわからん。
ベッドで目を覚ますデビッド少年。
これは元に戻ったのか?ここまで引っ張って夢オチかよとなります。
午前5時です。雷が鳴って円盤が見えています。この繰り返しはは当時のSF作品流行のオチのようです。→『ロボット・モンスター』(1953年)もこんな感じでした。
エンドとなります。
そんなわけで普通の低予算のまあまあな作品でした。
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