『トリコロール 青の愛』
この作品はクシシュトフ・キェシロフスキ監督、ジュリエット・ビノシュ主演の自己回復ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1993年 フランス=ポーランド作品
ランニング・タイム◆95分
原題◆Trois Coulerurs:Bleu
プロット◆事故から立ち直る話のようです。
音楽◆ズビグニエフ・プレイスネル
BS11衛星放送にて。画質はよいです。
キャスト
ジュリエット・ビノシュ→ヒロインのジュリー
ブノワ・レジャン→Olivier
エレーヌ・ヴァンサン→La Journaliste
フロランス・ペルネル→Sandrine
シャルロット・ヴェリ→Lucille
エマニュエル・リヴァ→La mere
ユーグ・ケステル→Patrice(mari de Julie)
フィリップ・ヴォルテール→L'agent immobilier
クシシュトフ・キェシロフスキ監督の演出はよいと思います。
プロローグで事故るクルマはアルファロメオ164です。事故る前にブレーキオイルが漏れている描写がありました。イタリア製のアルファロメオならそうなるかと納得出来たりします。フランス製のクルマにするわけにはいかなかったのでしょう。
この事故でヒロインは有名な作曲家の旦那と5歳の娘を失ってしまいます。旦那が作りかけていたのがヨーロッパ統合の曲とはいかにもフランスらしい。
タイトル名『青』の通りに青の色を上手く使っていました。
譜面を指でなぞるとその音楽が聞こえてくるよいシーンがありました。これがこの作品の白眉な手法だと思います。
溶暗の使い方が少し変わってます。溶暗になると音楽が流れていたりします。
実際のジュリエット・ビノシュは『嵐が丘』(1992年)のヒロインそのまんまなのでしょう。そんな感じがします。無邪気な人なんでしょうね。
この作品では事故にあったので首にコルセットをつけていたりしますが十分に美しい。この姿の方がいいと思う人もいることでしょう。それは私のことか。コルセットを外せば首にホクロがあるんですね。これがまたいい感じ。
ヒロインは事故後は世捨て人のような生活をしていると思われますが、結構いい生活に見えたりします。ところでフランスのアパートは家具付きと本で読んだ覚えがあります。
旦那の愛人に会いに裁判所へ行けば『トリコロール 白の愛』(1994年)の裁判をやっていたりします。他の作品まで出てまで不幸なポーランドの男です。これはギャグであり、そしてボーランド男はクシシュトフ・キェシロフスキ監督の分身のようなものなのでょう。
で、愛人に会ってその愛人に子供が出来てるとわかると、そのあたりから世捨て人のような生活から変わりつつあるように見えました。そんなものなんでしょう。何故か見てて納得出来たりします。
運転手付きの路上のフルート吹きが出ていました。よくわからんキャラです。1コママンガで似たようなのかあった感じがしました。
そんなわけでジュリエット・ビノシュの大まじめ演技が見られた作品でした。悪くはないです。
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