『潜在殺意』(1996年)
この作品はエイミー・ホールデン・ジョーンズ監督、ハル・ベリー、クリストファー・マクドナルド、ピーター・グリーン主演のサスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
この作品は主演のハル・ベリーとプロットで見ました。
1996年 キャラバンピクチャーズ/ハリウッドピクチャーズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆95分
原題◆The Richman's Wife
プロット◆勝手に夫を殺されて悪戦苦闘する話の筈でした。よくわからん。
音楽◆ジョン・フリッツェル
スカイパーフェクTV311パワームービーにて。画質はよいです。
キャスト
ハル・ベリー→財産が取れない妻ジョージー
ピーター・グリーン→勝手に殺す暴走男のコール
クライブ・オーエン→破産している男ジェイク
クリストファー・マクドナルド→ジョージーの夫トニー
クレア・ルイス→破産している男ジェイクの元妻ノーラ
エイミー・ホールデン・ジョーンズ監督の演出はよいと思います。
でもラストの実はこうでしたのセリフは余計でした。こうゆうのはやめなさいっての。作品を安くするだけです。
回想形式になっています。前タイトルがありません。
公園でハル・ベリーの夫トニーを殺すとこでは人を殺すことは手間がかかり大変なことだと描写されていました。
見てるうちにこれは『見知らぬ乗客』(1951年)のバリエーションでかなりよく出来ているとわかります。そのまんまでもないし。
この演出なら下手な謎解きはないでしょうと思い、実際見てて途中のネタ割れも適度でした。見ている人は知ってるけど当のキャラは知っていないの描写バランスもいい。
L.A.といえばだだっ広い道路です。で、道路の交通量は多い。
これでハル・ベリーは追ってきたピーター・グリーンから逃げ切れたようです。L.A.には何がある?というのを生かしている設定でした。
そんな感じで、よい演出だったのに何ですかラストの意外な結末のセリフは・・・好意的に考えればどうなるんだ?わけわからん。
ハル・ベリーはきれいに撮れています。モデル出身なの?。それにしては背が高くないかも。
ハンドガンの構えた時、利き目は左とわかります。
この作品はハル・ベリーのファッションショーみたいなもので色々は見せてくれます。イブニングドレス、喪服、革のコートにパンツルック、他にも色々・・。
話の方はピーター・グリーンに脅迫され警察には疑われて財産は凍結されてと内憂外患ぶりがいいです。
アクションも全力で走るとこなどを見せてくれます。これで十分です。
勝手に殺す暴走男のコールを演じているピーター・グリーンは『暴走特急』(1995年)でエベレット・マッギルの子分#1の役で出ていました。ケーシー・ライバックの名前を聞いて「俺の教官だった」と言っていました。それなら何か因縁があると思いますが当の教官には覚えてもらってなかったのか首を捻られてアッサリと退場してました。
この作品でやっと名前がわかりました。見るからに酷薄そうなルックスにブロンドとはれぼったい目が特徴。ジェームズ・ウッズ、ピーター・ウェラー系のルックスです。
→『マスク』(1994年)にも悪役で出ていました。ジム・キャリーが芸をしている間、近くで間が持たず所在なさ気に立っていたのが印象的。サポート俳優のつらいとこです。
クライブ・オーエンは全く印象に残らず。出てたの?
破産している男ジェイクのクルマは赤いスバルのクーペです。名前は忘れた。ハリウッドのセオリーで貧乏人は日本車の乗るんです。そうなっています。
ですからハル・ベリーは死んだ夫の財産が取れなくてカネがないなら高級車はやめて貧乏車の代名詞のニッサン・セントラにしなくてはいけません。そうはならなかったけど。
そんなわけでラストのセリフは惜しかったけど、これはよく出来ているサスペンス作品でした。
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