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2009.06.20

『グリマーマン』(1996年)

この作品はジョン・グレイ監督、スティーブン・セガール、キーナン・アイボリー・ウェイアンズ主演の刑事物アクションのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1996年 ワーナー アメリカ作品
ランニング・タイム◆92分
原題◆The Glimmer Man
プロット◆密輸騒ぎに巻き込まれる話しのようです。
音楽◆トレバー・レイビン
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。

キャスト
スティーブン・セガール→元特殊工作員のジャック・コール刑事
キーナン・アイボリー・ウェイアンズ→L.A.のジム・キャンベル刑事
ジョン・M・ジャクソン→街の顔役ドナルド
ボブ・ガントン→ドナルドの用心棒フランク・デヴィレル
ブライアン・コックス→コールの元上司ミスター・スミス
スティーブン・トボロウスキー→ドナルド・カミングス
ミッチェル・ジョンソン→ジェシカ
『ブロークン・アロー』(1996年)に出てたカネも出すが口も出す出資者の人が出てました。ボブ・ガントン、役名はフランク・デヴィレル

ジョン・グレイ監督の演出はよいと思います。
シーンをつなぐ時に効果音が入っているとこがありました。
ショットより先にセリフが入る、セリフの先走りの手法もありました。単なる編集のミスかもしれないけど。
L.A.が舞台なのにやたらと雨のシーンが多い。意図不明です。

自殺志願者を説得に行くシーンですが元ネタの作品と言えば『ダーティハリー』(1971年)です。悪くはないバリエーションと思えました。

捜査のうち合わせをしてて終わりスティーブン・セガールを残して解散します。
何回かに分けて去りつつフェイドで消えます。妙な手法です。これも意図不明です。

N.Y.からL.A.に来たスティーブン・セガール刑事。
使用するハンドガンはコルト・ガバメントだと思う。他の作品でもこのコルト・ガバメントを使うことが多いようです。
グリマーマンとは光の男?それならウルトラマン並みなんですかと、いつものようにやたらと強い。無敵です。

名画座で『カサブランカ』(1942年)を見て涙を流すキーナン・アイボリー・ウェイアンズの図はいいです。無粋なフォローをいれるスティーブン・セガールもいい感じです。

セサミストリートの引用がありました。
あまり詳しくないのでよくわかりませんでした。
そういえば以前にセサミストリートが映画『セサミストリート ザ・ムービー:おうちに帰ろう、ビッグバード!』(1985年)になったとき出演したビッグバードのインタビューにての一発ギャグをまだ覚えています。
映画ではなくてCNNショウビズでのギャグだけと思えますが・・・
「ビッグバードさん、ライバルは?」
「クリント・イーストウッド」
「どうして?」
「背が高いから」
と、なってました。このギャグ、私は笑えました。

この作品がアメリカでそんなにヒットしなかったのはアメリカ万歳ではないからでしょう。白人用感情移入キャラもいないし。
で、この作品はスティーブン・セガールとキーナン・アイボリー・ウェイアンズのやりとりを聞きながらアクションを楽しめば時間は短いし不満はありませんでした。謎解きには興味はないのでそっちの方は気にならず。
そんなわけで普通のアクション作品でした。


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