『レイジングプラン』(1999年)
この作品はオズ・スコット監督、ビンセント・ドノフリオ、マシュー・リラード、バレリア・ゴリノ主演のクライム・サスペンスです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
少し見てバレリア・ゴリノがケバくてよかってので見ました。
1999年 フラッシュポイント アメリカ作品
ランニング・タイム◆98分
原題◆Spanish Judges
プロット◆簡単な仕事の筈がそうではなかった話しのようです。
音楽◆ハロルド・ウェイラー
スカイパーフェクTV728ミステリチャンネルにて。画質はまあまあ。
キャスト
ビンセント・ドノフリオ→粗暴な犯罪人マックス
マシュー・リラード→チンピラのジャック
バレリア・ゴリノ→マックスの情婦ジェイミー
マーク・ブーンjr.→仲間のピース
タマラ・メロ→火星ガールを自称する少女
エド・オロス→盗難の依頼主The Bossman
マイケル・シャムス・ウィリス→知り合いのウェリングス
オズ・スコット監督の演出はよいと思います。
マシュー・リラードがコ・プロデューサーの1人になっているのでこれはリラード1人でいい気持ちになってる作品なのかと予想出来ますが果たしてどうかな?→そんな感じでした。で、以前そんな感じなのがビリー・ゼインが出てる『ファイヤーワークス』(1996年)がありました。マシュー・リラードもがんばって運がよければビリー・ゼインぐらいにはなれそうです。
どこの都市が舞台になっているのかわかりませんでした。
フラッシュバックならぬ現在より先の出来事がフラッシュされるフラッシュフォワード?の手法が使われていました。
マシュー・リラードの言ってることで回想が食い違っている手法がありました。
原題のSpanish Judgesとは高価な骨董品の決闘用ののピストルセットのことです。
火縄ではなくフリントロックです。フリントロックとはライターの発火石の原理で火薬を発火させる形式です。
マシュー・リラードは『スクリーム』(1996年)等での学生役は卒業してチンピラ役に出世していました。チンピラの上に詐欺師みたいな男です。
『スクリーム』でホモダチみたいなコンビを組んでいたスキート・ウーリッチとの俳優としての出世競争では後れを取ってる焦りが感じられるような熱演でした。スキート・ウーリッチとは元の素質が違うですから無理なんじゃないのと思っていましたが両者とも地味になってしまったような。
もしかしたら『スクービー・ドゥー』(2002年)のおかげでマシュー・リラードの方が有名かもしれません。
ビンセント・ドノフリオのマックスは粗暴ですが意外といい人といった感じでした。
もう少し粘った方がよかったと思えました。対マシュー・リラード戦はアッサリと敗退したような感じです。
ビンセント・ドノフリオの1番有名な作品とやはりスタンリー・キューブリック監督の『フルメタル・ジャケット』(1987年)でしょう。ここでのデブで教官を撃って自殺するキャラは強烈でした。
バレリア・ゴリノはメイクも濃く一瞬ですがヌードもありました。メイクが濃くても見てて全然平気だったりします。
そんなわけで抜けてるようで抜けてなく切れてるようで切れてない、有能な人が皆無なキャラ達がそろっていました。しかしこの結末では少し後味が悪いような。まあまあな作品でした。
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