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2009.03.28

『父親たちの星条旗』

この作品はクリント・イーストウッド監督、ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード、アダム・ビーチ主演の戦争映画のようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2006年 マルパソ/アンブリン・エンタテインメント/ドリームワークスSKG/ワーナー アメリカ作品
ランニング・タイム◆132分
原題◆Flags of Our Fathers
プロット◆戦場とアトラクションがカットバックする話しのようです。
音楽◆クリント・イーストウッド
ワーナー発売のDVDにて。画質は非常によいです。

キャスト
ライアン・フィリップ→ジョン・“ドク”・ブラッドリー衛生兵
ジェシー・ブラッドフォード→レイニー・ギャグノン
アダム・ビーチ→先住民のアイラ・ヘイズ
ジェイミー・ベル→ラルフ・“イギー”・イグナトウスキー
バリー・ペッパー→マイク・ストランク
ポール・ウォーカー→ハンク・ハンセン
ジョン・ベンジャミン・ヒッキー→キース・ビーチ
ジョン・スラッテリー→財務省のバド・ガーバー
ロバート・パトリック→Colonel Chandler Johnson
ジョセフ・クロス→フランクリン・ソーズリー
ベンジャミン・ウォーカー→ハーロン・ブロック
アレッサンドロ・マストロブーノ→リンドバーグ
ジョン・ポリト→アトラクションの司会者


クリント・イーストウッド監督の演出はよいと思います。
フラッシュバック多用となっています。ここは何となくジョン・ブアマン監督、リー・マービン主演のハードボイルド『殺しの分け前 ポイント・ブランク』(1967年)ような感じで、それで父と息子の関係が『マディソン群の橋』(1995年)のような感じにもなっています。

フラッシュバック多用はクリント・イーストウッド監督は他の作品では使ってなかったような。これは珍しいと興味深い。

硫黄島のシーンはモノトーン調のカラーデザインになっています。
アメリカ本国のシーンになると少し色が濃くなっています。


◆この国では戦争の実態が全く伝わらない。戦争体験者からの情報が少ないからです。
戦争体験者はホントに言いたくないのでだんまりとなる。
戦争体験者は都合が悪いのでだんまりとなる。
この2つは見分けがつかない。こまったものです。


主役3人は好演しています。ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォードの出演作品は見たことがあります。アダム・ビーチとこの作品で初めて見ました。
ライアン・フィリップ→『Re:プレイ』(2003年)
ジェシー・ブラッドフォード→『プール』(2002年)『タイムマイン』(2002年)

主役以外のキャスティングは結構有名どころが多い。
ロバート・パトリック、バリー・ペッパー、ポール・ウォーカー、似たようなタイプが多いので誰が誰だかよくわからん。これはもちろん意図的なのでしょう。


プロローグ
前説のナレーションが入ります。
タイトルは短めですぐに本編に入ります。

戦場です。と思ったら目が覚める老人。ブラッドリー社長とのことです。
ブラッドリー社長のモノローグ。
それから発作を起こします。
この老人が硫黄島でライアン・フィリップ扮するジョン・“ドク”・ブラッドリー衛生兵です。

取材される別の老人。
これはレイニー・ギャグノンのよううです。
この老人は硫黄島ではジェシー・ブラッドフォード扮するレイニー・ギャグノンとなっています。

この2人が硫黄島でアメリカ国旗揚げた生き残りというわけです。
モンタージュが入ります。
現像されるアメリカ国旗を立てる有名な写真。
この写真の掲載される新聞。

演出ですが過去と現在がカットバックする手法となっています。
これが全編に渡りそうなっています。この手でくるのか・・・それで最後までもつのかいとなりますが、ちゃんともちました。

このアメリカ国旗を立てる写真は金集めに使えるとなります。
で、フラッシュバックで戦場かと思ったらアメリカ国内でのお客相手のアメリカ国旗を立てるアトラクションだったりします。

硫黄島の戦場にて。
負傷兵の手当している。
そこに日本兵が突撃してきます。迎え撃ちナイフでしとめます。
ナイフで刺したり、手当をしたりと、アイロニーがあります。
戻るとラルフ・“イギー”・イグナトウスキーがいません。

1944年12月 タラワ基地にて。
時間は戻り硫黄島攻略の訓練です

ベンジャミン・ウォーカー→ハーロン・ブロック
ジョセフ・クロス→フランクリン・ソーズリー
アレッサンドロ・マストロブーノ→リンドバーグ
等が登場。誰が何のキャラだかサッパリわかりません。

日本兵のことをジャップスと言ってます。
床屋が特技の兵隊がいます。誰?
先住民の兵隊がいます。これがアダム・ビーチ扮する先住民のアイラ・ヘイズ。

船にて。
上陸の訓練のようです。
縄梯子というか網を伝って降りる訓練です。

イオウジマと発音しています。
この硫黄島の説明となります。
12000名の日本兵。
すり鉢山を攻略すればいいとなっています。スリバチと発音しています。

◆現在の日本ではイオウジマをイオウトウと発音するのが日本の挟持らしい。
どこかの役所がやっているようです。この島の中で国民に言うのではなくアメリカに言いなさい。発言する場所と相手を間違えています。

艦隊が航行している図。
低空飛行で通過する空軍。
1人転落しますが航行隊形を崩すわけにはいかないので見捨てられてるようです。

ジェシー・ブラッドフォード扮するレイニー・ギャグノンのことを字幕で色男と出ていますが、タイロン・パワーのようだと言ってます。似てます。

このへんでの印象ですが正直言って誰が誰だかわかりません。
似たような俳優に似たようなキャラなのでそうなります。

硫黄島にて。
艦砲射撃となります。これをやってから上陸となるのが基本的戦術らしい。

ラルフ・“イギー”・イグナトウスキーはまめな男で、銃剣研ぎを買って出ています。
バリー・ペッパー扮するマイク・ストランクは軍曹?
こんな感じでキャストがよくわからん。

艦内には日本人女性の英語放送が流れています。
普通は流さないと思うけど。
これが有名なトウキョーローズなのか?

硫黄島に上陸となります。
アメリカ軍が上陸して十分に引きつけてから戦闘に入るのが日本軍の戦術だったらしい。
そんな感じで突然戦闘状態に入ります。発砲する日本軍。
何だかSFアクションの『スターシップ・トゥルーパーズ』(1997年)のような展開となっています。
ここでは相手が見えないアメリカ軍は負傷者続出となっています。
火炎放射器が出されています。
支援で戦車がやって来ますが日本軍に1発でしとめられてしまいます。

◆どこの国でも、陸軍、空軍、海軍、この間は仲は悪いようです。
そんな描写が入っています。

負傷者を手当する描写をしつこくやっています。
もちろん何かの意図があるのです。よくわからんけど。

シーンが飛んでアメリカ国旗は誰が上げたとなっています。
誰なんだとまるで犯人探しです。

1945年 ユニエトク環礁にて。
旗を揚げた兵隊はC-47輸送機でアメリカ本国に帰るらしい。
まだ旗を揚げた6人目は誰なんだとやっています。
喋らないと沖縄に送るぞなんて言ってる上官。どこの国では変わらんようです。
こいつが犯人?だとアイラ・ヘイズが呼ばれます。

アメリカ本国では大騒ぎとなっています。
6人のうち3人は戦死しています。

レイニー・ギャグノンの実家にて。
ラジオではルーズベルト大統領が死んだとニュース。
これで凱旋パレードは中止のようです。

2人の議員は面会となる3人。
インディアン ピマ族のアイラ・ヘイズは人種差別ネタの歓迎をされています。
で、アトラクションへとなります。
場所は野球のスタジアムです。N.Y.のチームがビジターで来ています。何処のスタジアム?

財務省のガーバーが登場。
国債を売るんだと意気込んでいます。
本物の旗とは?→史実ではアメリカ国旗は2回あげたとか・・・
ハンク・ハンセンではなくハーロン・ブロックとか?
事実を話すアイラ・ヘイズ。
そんなことはおかまいなしで140億ドルを集めると意気込む財務省のガーバーです。

トゥルーマン大統領と面会の3人。
恐縮の3人です。

3人は国債のセールスマンとしてアメリカ国内をドサ回りとなります。
列車にて。
ライアン・フィリップ→ジョン・“ドク”・ブラッドリー
ジェシー・ブラッドフォード→レイニー・ギャグノン
アダム・ビーチ→先住民のアイラ・ヘイズ
ようやく見てて顔と名前が一致してきました。

頻繁にカットバックとフラッシュバックで硫黄島の戦場になります。

旗揚げアトラクションの風景。
司会をやっているのがコーエン兄弟監督作品の常連ジョン・ポリトでした。どことなくインチキっぽいのがよく合っているキャスティングです。

次はパーティとなります。
まず国債を買おうとセールス活動となっています。

フラッシュバックで硫黄島の戦場にて。
負傷の風景。死体の並ぶ風景。
そんなとこでもまた戦闘となります。

◆この硫黄島の戦闘ですが、補給のない日本軍は戦闘が続くわけがなく全滅は時間の問題なんですけど・・・。その時間が問題なのかも。日米両軍ともムダに兵隊が死んでいくだけなのです。

N.Y.発の列車です。
レイニー・ギャグノンの恋人が名乗り出てきます。

ドレイク・ホテルにて。
パーティです。
ハンク・ハンセンの母。
マイク・ストランクの母。
フランクリンの母。
アメリカ国旗を上げてその後戦死した3人の母の相手をそれぞれするとこになります。

ホテルの部屋に戻ります。
ジョン・“ドク”・ブラッドリーとアイラ・ヘイズ。
俺たちは何をしているんだとなっています。

フラッシュバックで硫黄島の戦場にて。
夜、この機に乗じて夜襲の日本兵。迎え撃つアメリカ兵。白兵戦というか肉弾戦となっています。

昼です。硫黄島にて。
アメリカ国旗掲揚の写真を撮りに行軍のアメリカ軍。
一応護衛の小隊がついているようです。
アメリカ国旗を立てて写真を撮ります。万歳と字幕で出てるけど。アメリカ人は何て言う?ブラボーか?
下の方でこのアメリカ国旗を見てアメリカ軍の士気は上がっています。

旗を立てたりしていたら散発的な戦闘となります。
日本兵はボルトアクションの5連発の小銃。
アメリカ兵はガス圧作動の8連発の自動小銃
この装備の差は大きいと思うけど実際はどうだったのでしょう。

アメリカ軍内では旗の所有権の争いとなっています。
代わりの旗を山頂に届けるジョン・“ドク”・ブラッドリー。
この2番目の旗が有名な写真に撮られた旗だそうです。

ソルジャー・フィールドにて。シカゴです。
アトラクションの段取り説明の図。
これには耐えられないアイラ・ヘイズ。出て行きます。

街中で乱闘中のアイラ・ヘイズを回収するジョン・“ドク”・ブラッドリー
タクシーでソルジャー・フィールドに戻ります。

フラッシュバックで硫黄島の戦場にて。
日本軍の塹壕の洞穴に入るアメリカ兵。
中は死体が放ったらかしです。どうやら手榴弾で自爆したようです。
戻ります。

またアトラクションとなります。
ジョン・“ドク”・ブラッドリーがフラッシュバックとなります。
味方の艦砲射撃で撃たれる。
マシンガンで打ち抜かれる。
マイク・ストランクが戦死する。
これはひどい状況です。

アトラクションからまたフラッシュバック。
ハーロン・ブロックは味方に撃たれる。
塹壕の入り口を見つけて中に呼びかけるがラルフ・“イギー”・イグナトウスキーはいない。
フラッシュバック大会となっています。時間が行ったり来たりです。私はこういうのは好きな手法なので別に構わないのです。

素行不良のアイラ・ヘイズは問題となります。
話しを聞く上司です。誰?
そんなわけで戦地に戻されることになります。

戻るアイラ・ヘイズを見送ります。
残りの2人と上司。

時々現在の取材シーンが入ります。
誰が記者だかさっぱりわからん。→記者はブラッドリー社長の息子らしい。使ってるコンピューターは例によってMacです。少し古めのPowerBook。

ボルティモア市役所にて。
結婚するレイニー・ギャグノン。

ドサ回りは続きます。

フラッシュバックで硫黄島の戦場にて。
首を撃たれるアメリカ兵。
負傷する衛生兵。それでも手当しに行きます。

爆撃機B-29が硫黄島に緊急着陸となります。
これが史実にそったシーンです。硫黄島に最初に着陸したアメリカ軍の飛行機とのことです。

戦後の風景となります。
インディアン協会でスピーチのアイラ・ヘイズ。
レイニー・ギャグノンはいい仕事がない。
戦場からの帰還兵はどうなるというも描写らしい。

アイラ・ヘイズは問題が多く旅に出る。
アリゾナからテキサスへハーロン・ブロックの実家に行きます。
ハーロン・ブロックはアメリカ国旗を立てた写真に写っていたと伝えます。
ハンク・ブロックは最初の旗の担当だったということです。

記念式典にて。
3人出席しています。
その後アイラ・ヘイズは飲み過ぎて野たれ死になった。

ラルフ・“イギー”・イグナトウスキーの実家に行くジョン・“ドク”・ブラッドリー。

ラスト近くになってると老人のジョン・“ドク”・ブラッドリーと息子の関係は何だか『マディソン群の橋』(1995年)のような感じになっています。

病院にて。
老人のジョン・“ドク”・ブラッドリー。
息子が付き添っています。死に至るジョン・“ドク”・ブラッドリー。

フラッシュバックで硫黄島にて。
海水浴をするアメリカ兵達。
エンドとなります。

後タイトル
最後に1944/12/23 星条旗 掲揚の地と出ています。


そんなわけでフラッシュバック大会になっていてよく出来ています。アメリカ万歳だけではないよい作品でした。



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