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2009.02.15

『バニー・レークは行方不明』

この作品はオットー・プレミンジャー監督、キャロル・リンレイ、キア・デュリア、ローレンス・オリビエ主演の謎解き失踪ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1965年 コロンビア・ピクチャーズ 英国作品
ランニング・タイム◆107分
原題◆Bunny Lake Is Missing
プロット◆4歳のバニー・レークはホントに行方不明なのか?という話しのようです。
音楽◆ポール・グラス 音楽がシーンに関係なく鳴っています。あまり合っていないような。
スカイパーフェクTV330 WOWOWにて。画質は非常によいです。

キャスト
キャロル・リンレイ→妹で未婚の母のアニー・レーク
キア・デュリア→兄のスティーブン・レーク
ローレンス・オリビエ→ニューハウス警視
クライブ・レビル→アンドリュース刑事
ノエル・カワード→アパートの隣人ウィルスン
アンナ・マッセイ→保育園のエルビィラ・スモーレット
マルチタ・ハント→保育園のフォード先生
ルーシー・マンハイム→保育園のコック


オットー・プレミンジャー監督の演出はよいと思います。
私的にはオットー・プレミンジャー監督はそんなに評価は高くなかったりします。ハッタリが特徴なのかも?
『ローラ殺人事件』(1944年)はよかったけど。

結局謎解きなので、いわゆる、それまで意味ありげなキャラが全く無関係というか無価値になっていました。だから謎解きはやめとけってのとなります。
ですから途中でネタバレしてるサスペンスが無難なのです。そのネタバレにしても無難なマクガフィンにしておけばいいのです。

謎が解けるとせっかく出ているキャラはこうなります。
ローレンス・オリビエのニューハウス警視は単なる腕利き刑事。
クライブ・レビルのアンドリュース刑事は気を遣っているだけ。
ノエル・カワードのアパートの隣人ウィルスンはただのセクハラじいさん。
アンナ・マッセイの保育園のエルビィラ・スモーレットは怪しいけど関係ない人。
せっかくの優秀な俳優さん達がもったいない使われ方となってしまいます。。

修理したばかりの人形を燃やすのが1番ショッキングでした。何てことをするんだという感じです。

ブランコのシーンが長過ぎなような感じ。
そのまま宙返りして転落するのではとサスペンスがありました。関係ないかも?

キャストで・・・
キア・デュリアが『2001年宇宙の旅』(1968年)以外にも出演作があったとは初めて知りました。とてもボウマン船長とは思えない演技をしていました。

ローレンス・オリビエ出演作の感想です。
『嵐ケ丘』(1939年)
『レベッカ』(1940年)

ノエル・カワードの関係した作品の感想です。
『生活の設計』(1933年)◆原作
『ふしだらな女』(1927年)◆原作
『逢びき』(1945年)◆原作、脚本、製作
『陽気な幽霊』(1945年)◆原作、脚本、製作
『ミニミニ大作戦』(1969年)◆出演

アンナ・マッセイ出演作の感想です。
『血を吸うカメラ』(1960年)
『マシニスト』(2004年)


タイトルが妙に凝っています。誰が担当かと思ったら、当時としては当然というかソウル・バスが担当でした。なるほど。
TVでは何故か画面中央に小さく表示となっていました。これは故障かなと思ったら本編になるとワイドスクリーンになりました。どうやらソウル・バスのタイトルをフルに表示するための表示だったようです。

キア・デュリア扮する兄のスティーブン・レークが登場。
ある家から出てきます。門を鍵をしっかりとかけています。→後でフロッグモア30番地とわかる。
どうやら引っ越しをしているようです。
スティーブンはオープンカーで出かけます。車種がわからん。ボディ横にTigerとエンブレムが入っているみたい。

キャロル・リンレイ→妹で未婚の母のアニー・レークが登場。
保育園に子供を迎えに来ているようです。
食堂のおばさんと話し込んでいます。子供の名前はバニー・レーク。

引っ越し先のアパートに入るアニー。
兄のスティーブンは記者らしい。
隣人のじいさんが入ってきます。これがノエル・カワード扮する馴れ馴れしいウィルスンです。
買物に出かけるアニー。

保育園にて。
迎えの母親が大勢います。時間が来て子供を受け取り帰ります。
4歳のバニー・レークはいません。
バニー・レークのことはアニーしか知らないらしい。

アンナ・マッセイ扮する保育園のエルビィラ・スモーレットが登場。電話中です。
鼻が高くて横顔の輪郭が特徴的な人です。ロザンナ・アークエットが似ています。

スティーブンがかけつけます。
で、バニー・レークのことを知っているのはこの兄妹だけのようです。
ということは妹アニー1人の妄想ではないらしい。

保育園のエルビィラ・スモーレットを詰問するスティーブン。
で、アニーとスティーブンで探します。
マルチタ・ハント扮する保育園階上ののフォード先生から話しを聞きます。
なんだかんだで警察に電話するスティーブン。

警察がやって来ます。
ローレンス・オリビエ扮するニューハウス警視が登場。
警察犬を動員して捜索しています。
アニーから事情を聞くニューハウス警視。
担当のダフネ先生とは会っていないアニー。
そんな感じで段々と話しが怪しくなっていくアニーです。

食堂にて。
会っていた食堂のおばさんはいない。これも怪しい。
ジャケット・ポテトを食べているニューハウス警視。これが好物なんだと。

バニー・レークの写真は?→ありません。
アニーの夫は?→いません。結婚していな母のアニー。
怪しい。

警察にて。
アニーから事情聴取のニューハウス警視。
バニー・レーク捜索の手配するモンタージュが入ります。
アンドリュース刑事から連絡が入ります。

クライブ・レビル扮するアンドリュース刑事はSergeantという階級。巡査部長刑事というのか?
最初は名前が出てこなくて誰かと思っていました。どこかで見た顔なんだけど?→後タイトルでクライブ・レビルとわかり納得しました。出演作品は見てました。
『空から赤いバラ』(1967年)
『ヘルハウス』(1973年)

アパートにて。
バニー・レークに関する品物がなくなっています。
これまでのところバニー・レークの姿は全く見せていません。
アニー、スティーブン、ニューハウス警視で話し込みます。

で、最初からバニー・レークはいないのでは?とニューハウス警視。
隣人の馴れ馴れしいウィルスンが外で伺っています

アニーを慰めてるスティーブン。
何だか怪しい兄妹です。

ここまでのところの感想・・・
これで伏線も何もなく実はこうでしたの謎解きだったら嫌だな。果たしてどうなる。

ニューハウス警視によるとバニー・レークを見た人のリストはゼロらしい。

保育園にて。
フォード先生から話しを聞いてるニューハウス警視。
バニーのことではなくアニーのことを話してるフォード先生。
こうなってくると兄と妹は怪しい。

エルビィラ・スモーレットから話しを聞いてるニューハウス警視。
バスの目撃者は当てにならないからダメとしているニューハウス警視。
保育園でのバニー・レークの記録はないらしい。
そんなわけで世間に訴えて問題にしてやると息巻くスティーブン。そんなことをしていいのかと怪しい。

アパートにて。
アニーが1人でいます。そんなとこに隣人の馴れ馴れしいウィルスンが入ってきます。
こうなると単なるセクハラじいさんです。

保育園にて。
ニューハウス警視に家族のこと等を話しているスティーブン。
フォード先生の部屋に入り話しの続きをしています。

アパートにて。
アニーに絡んでいるウィルスン。それはセクハラではないかい。
ニューハウス警視一行がやって来ます。
こうなると英国の偉大な俳優ローレンス・オリビエと脚本家で俳優もやっているノエル・カワードの2ショットが見れたりします。これは凄い、この作品で1番のシーンでした。

ウィルスンの部屋にて。
刑事2人がお相手をしています。一応事情聴取のようです。
英国では偉いノエル・カワードに演技抜きで目一杯遠慮しているまだ中堅どころの俳優なクライブ・レビルです。演技より素の方が面白い。

パブにて。
ニューハウス警視に報告をするアンドリュース刑事。ウィルスンは関係ないようです。
アニーと話し込むニューハウス警視。
パブのカウンター上にある23インチのブラウン管TVではバニー・レークは行方不明で捜索協力の放送が流れています。と思ったら、すぐにチャンネルが回されて音楽番組はなってビートルズもどきが出ています。ザ・ゾンビーズというグループらしい。音楽には詳しくない私にはこのグループは全然知りません。

話しによるとアニーは都合が悪くなるとバニーが病気になったりするらしい。
で、また怪しいとなります。
想像の友人。イマジナリー・フレンドとなっています。これは児童心理学の基本用語らしい。
そんなとこにスティーブンが乗り込んできます。

警察にて。
保育園食堂のおばさんは関係ないとわかります。これでこのキャラは用済みとなります。

アパートにて。
アニーとスティーブン。
スティーブンは風呂に入っています。
人形を修理に出していたとこに気づき、受け取りに出かけるアニー。

捜査中のニューハウス警視とアンドリュース刑事。
アメリカから船が来たというアニーとスティーブンの話しの裏付けが取れません。
1日違いの船はとまた調べさせます。これも空振りだったようです。

人形店にて。
閉店時間は過ぎていますが店に入るアニー。
老主人から勝手に地下室を調べて持って行ってくれと言われ取りに行くアニー。
人形はありました。で、どうなる?。
かけつけたスティーブンは人形を燃やす。これがオチかい。
で、アニーを殴打して昏倒させます。

病院にて。
アニーが倒れていたと称して医者に診察させているスティーブン。
入院するアニー。

病室から抜け出すアニー。
とても素人とは思えない動きをしています。そんな伏線はありませんけど。
アニーの脱走に気が付いたナースが手配をしています。
そんなこんなで何とか病院外に出るアニー。

タクシーで戻るアニー。
アパートではなくブロローグの家です。フロッグモア30番地。

病院から警察にアニー脱走の連絡が入っています。

フロッグモア30番地にて。
スティーブンのオープンカーが置いてあります。
家に入るアニー。
室内では色々と燃やしているスティーブンがいます。外から覗いているアニー。
庭に出て品物を埋めようとしているスティーブン。

で、何かに気が付いて急いでクルマのトランクを開けるスティーブン。
本物の4歳のバニー・レークが入っていました。これはビックリ。これが驚愕のオチでした。マジでビックリしました。

ごく普通の調子でスティーブンに話しかけるアニー。
こういうオチかい。
かくれんぼ遊びとなります。
ブランコ遊びとなります。このシーンが長い。ブランコから落っこちるのではないかと見てて心配しました。
ここでようやくニューハウス警視一行がやって来ます。
なんとなくエンドとなります。

やはり謎解きなのでオチがわかると意味ありげに出ていた他のキャラ達が全く無駄になっていました。これが謎解きのマイナスポイントなのです。
そんなわけで謎解にしてはよい作品でした。悪くはない。


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コメント

犯人は、お兄さんなんでしょうか?

小説と事なるのですか?

大福さん、コメントありがとうこざいます。

たぶん犯人はお兄さんなのでしょう。原作は読んでいないのでそこのところはよくわかりません。

私は謎解きは苦手なので、映画は謎解きは考えないで見ています。
で、映画は小説とは違って要素が多過ぎるので謎解きには向いてないと思ってます。

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