『6デイズ7ナイツ』(1998年)
この作品はアイバン・ライトマン監督、ハリソン・フォード、アン・ヘッシュ主演の少しアクションの入ったロマンティック・コメディのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1998年 キャラバン・ピクチャーズ/タッチストーン アメリカ作品
ランニング・タイム◆103分
原題◆Six Days Seven Nights
プロット◆飛行機が不時着して悪戦苦闘する話のようです。
音楽◆ランディ・エデルマン
スカイパーフェクTV311パワームービーにて。画質はよいです。ワイドスクリーンではありません。
キャスト
ハリソン・フォード→柄の悪いパイロットのクイン
アン・ヘッシュ→編集者のロビン
デビッド・シュワイマー→ロビンの婚約者フランク・マーティン
ジャクリーン・オブラドース→アンジェリカ
アリソン・ジャニー→ヒロインの上司マージョリー
アイバン・ライトマン監督の演出はよいと思います。
全体的にまあまあにまとめていました。
で、この作品の話しは1930年代に主役はクラーク・ゲイブルかゲーリー・クーパー、ヒロインはキャロル・ロンバードかクローデット・コルベールでパラマウントかMGMで豪華に全編セットで撮るような感じに思えました。
監督はエルンスト・ルビッチがいいです。それでなければ飛行機が出ている話しなので飛行機好きなハワード・ホークスでもいいかもしれません。
飛行機はセスナではなくてデ・ハビランドのビーバーと称していました。
飛行機の飛ぶシーンはちゃんと撮ってあります。ミニチュアで処理していない。カネがかかっています。
不時着に至るとこ等では飛行機と出発した島のカットバックが多用されていました。対比のギャグなのかと思えるがクドいような気もする。
孤島にてアン・ヘッシュはハリソン・フォード隊長のことを「ブワナ」と言ってました。ボブ・ホープ主演の作品で『腰抜けアフリカ博士』=原題『Call Me Bwana』(1963年)とかいうのがあったから、これの引用なのかな。
主演の2人は地面の割れ目に落ちても無事で、断崖絶壁から飛び降りても無事です。
そういう作品なのです。悪役の最後は大砲を上に向けて撃ってしまったら自爆したとはやはりそういう作品ということなのでしょう。
やはりハッピーエンドのこの終わり方もいいとなります。ですからそういう作品なのです。
ジャクリーン・オブラドース扮するアンジェリカのことを字幕では大きなおっぱいと出てましたが英語ではシリコンは言ってました。こんなことが結構気にかかります。
アン・ヘッシュの方はシリコンではないおっぱいが素敵です。それだけではなくてなかなか魅力的なロマンティック・コメディのヒロインぶりで他の出演作品も見たくなるほどでした。
ハリソン・フォードはヒロインのパンツに手を突っ込んだりとセクハラオヤジを熱演してました。結構好演でした。
ですが、ハリソン・フォードは共演の若い男優のキャスティングには細心の注意を払っている?若くははないけど『ブレードランナー最終版』(1982年/1992年)のルトガー・ハウアーで懲りたのかもしれませんが少し神経質過ぎるのでは?ハリソン・フォードは『ブレードランナー』はお気に入りではないのかも。
『デビル』(1997年)でのブラッド・ピットとの共演でぴりぴりしてたいたようですからジョニー・デップとかジュード・ロウとかはもちろんキャンセルでスキート・ウーリッチあたりでもキャンセルでしょう。
共演は『スター・ウォーズ』のマーク・ハミル程度に限るのでしょう。そのせいかこの作品では情けなさそうな顔でいかにもやられ役なデビッド・シュワイマーとなっていました。『サブリナ』(1995年)ではいかにも軽そうなグレッグ・キニアでしたし。
そう考えると『ファイヤーウォール』(2006年)で共演しているポール・ベタニーはハリソン・フォードのご機嫌を取ることが出来たそうで、それは凄い才能だと感心してしまいます。
評判ではぬるい出来とのことですがアクションが少し多めのロマンティック・コメディと思えばそうでもないと思えます。アクションと思えばぬるいかもしれませんが・・・。
そんなわけでハリソン・フォードはセクハラオヤジでアン・ヘッシュは全編おっぱい透け透け状態でよい作品でした。
« 30万アクセスありがとうございます。 | トップページ | 『セレンディピティ』(2001年) »
「映画」カテゴリの記事
- 『彼らは忘れない』(1937年)(2022.02.27)
- 『ギャングを狙う男』(1953年)(2022.02.26)
- 『ブラック・リッジ』(2020年)(2022.02.20)
- 『フローズン・ストーム』(2020年)(2022.02.19)
- 『私は逃亡者』(1947年)(2022.02.13)
「1990年代」カテゴリの記事
- 『地獄の女スーパーコップ』(1992年)(2018.12.30)
- 『マングラー』(1995年)(2018.12.16)
- 『ホムンクルス 新種誕生』(1997年)(2018.12.15)
- 『PERFECT BLUE パーフェクト ブルー』(1998年)(2018.08.26)
- 『ありふれた事件』(1992年)(2018.03.11)
「ロマンティックコメディ」カテゴリの記事
- 『パーム・スプリングス』(2020年)(2021.12.11)
- 『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2019年)(2021.05.01)
- 『ターンレフト・ターンライト』(2002年)(2019.09.28)
- 『クレオ/レオ 君の名はヴェロニカ・ハート』(1989年)(2018.11.17)
- 『陽気なルームメート』(1943年)(2018.09.01)
コメント