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2009.01.25

『それぞれのシネマ〜カンヌ国際映画祭60回記念製作映画〜』

この作品は映画をテーマにした33本の短編集です。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2007年 カナル+/他のプロダクション フランス作品
ランニング・タイム◆120分
原題◆Chacun son cinéma ou Ce petit coup au coeur quand la lumière s'éteint et que le film commence
プロット◆映画をテーマにした33本の短編集です。
◆スカイパーフェクTV260シネフィルイマジカにて。画質はよいです。
◆アスミック/角川エンタテインメント発売のDVDにて。画質はよいです。スクイーズ収録のフル表示。画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。

キャスト
わかりません。

オリジナルは34本ですが著作権の問題があってコーエン兄弟監督作「ワールドシネマ」抜きの33本となっているそうです。
見る前に監督がわからないので偏見なく見られます。

たまに映画見に行く人にとって映画館に行くという行為はイベントのようなもので、映画の出来そのものはあまり関係なかったりします。

全体的にアジア勢はあざとい設定、描写、キャラが目立ちます。こまったものです。
子供、貧乏、遅れている文化、等々、こんな感じに白人が見ると喜びそうなネタを並べているのがあざといのです。

タイトル
赤い階段のアニメ。フィスティバル de Cannes
プロローグ
前説が入っています。
カナル+
L'oreal
フェデリコ・フェリーニに捧ぐ。

凡例です。
◆タイトル、監督、国、
◆原題or英題


◆「夏の映画館」レイモン・ドパルドン(フランス)
◆Cinéma d'été
誰もいない映画館。ビルの屋上にあります。なので夜に営業してる。
観客が来ます。上映されます。インド映画をやってる。
この国はインドか?
よくわからん。
5.1chになると街全体の効果音がよく聞こえます。


◆「素晴らしき休日」北野武(日本)
◆One Fine Day
野原の一軒家の映画館。この全景ショットはCGだな。道路に電柱も立っていないのでCGだと思えてしまいます。
男が見に来ます。観客はこの1人だけです。
手前みそで『キッズ・リターン』(年)を上映しています。
映写が中断します。2回ほど。映写技師は北野武です。
タバコを吸ったり、犬にエサをやったりの男。
男は1本道を歩いて帰ります。
かなりわざとらしいけど、あざとさが目立つアジア系監督の中ではマシな方でした。これは評価出来ます。


◆「3分間」テオ・アンゲロプロス(ギリシャ)
◆Trois minutes
中年女性がやって来ます。ジャンヌ・モローが演じています。
黄色い雨合羽を着た男がいます。
映画館にいる男に話しかけています。セリフはかなりあります。
「3分です」と声がかかりエンドとなります。


◆「暗闇の中で」アンドレイ・コンチャロフスキー(ロシア)
◆Dans le noir
コカコーラの広告があります。
映画館の切符売り場には15分で戻るメモ。
フェデリコ・フェリーニ監督の『8 1/2』(1963年)が上映されています。
マルチェロ・マストロヤンニ
クラウディア・カルディナーレ
アヌーク・エーメ
映画を見ている中年女性、切符売りのようです。この女優さんは昔有名な人?わからん。
後方の席では本番をやっているカップルがいます。
何故か映画館内はペプシコーラになっています。
1人で『8 1/2』(1963年)を見てる切符売り中年女性。


◆「映画ファンの日記」ナンニ・モレッティ(イタリア)
◆Diaro di uno spettatore
フォーカスとは?
喋りまくる男が登場。これがナンニ・モレッティ監督本人でした。
自分の見た映画のことを喋り倒しています。
これだけでした。イタリア人は・・・・あつかましくて、面の皮が厚いのです。


◆「電姫戯院」ホウ・シャオシェン(台湾)
◆The Electric Princess House
モノクロで少しはカラーになっています。
露店では何を売っている?わからん。
ジープが映画館に着きます。軍人一家が映画見物らしい。
切符をもぎりのお姉さんに出しています。
どこかで聞いたような歌が流れています。ダンチョネ節?


◆「暗闇」ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ(ベルギー)
◆Dans l'obscurité
暗いとこで手が見えます。
這っている男。置き引きのようです。
女性のバッグを狙っています。
男の手はハンカチ代わりに使われています。普通はわかるだろうと突っ込みが入ります。
それがオチかいと面白い。


◆「アブサーダ」デヴィッド・リンチ(アメリカ)
◆Absurda
ハサミが出ています。
画面外からオフでこのハサミについての男女の会話が入ります。
わけわからん。
で、クレジットでデヴィッド・リンチ監督とわかりました。なるほど。
ハサミからこの作品とは違った感じにぶっ飛んでいる増村保造監督の『音楽』(1972年)が見たくなります。


◆「アナ」アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(メキシコ)
◆Anna
男女の会話です。
映画を見ている女性は涙を流す。
隣の男が映画の内容を説明しています。どうしてそんなことをする?となります。
そのうちに女性は盲目なのでは?となり、盲目とわかります。説明セリフ無しでやっているのがいい。
外に出てタバコを吸う女性。男とキスをします。
これは素晴らしい。女優さんがいい。→ルイーザ・ウィリアムズ。


◆「映画をみる」チャン・イーモウ(中国)
◆En regardant le film
子供達が走る。
映画がやって来ます。
映画が中断します。
あざとい。この監督の作品は見たくないな。


◆「ハイファの悪霊」アモス・ギタイ(イスラエル)
◆Le Dibbouk de Haifa
ワルシャワ 1936年。
映画を見ている人達。
オーバーラップ。
ハイファ 70年後。空襲警報となります。
爆弾が直撃します。被害者となる女性。


◆「レディ・バグ」ジェーン・カンピオン(ニュージーランド)
◆The Lady Bug
オフで会話が入ります。女性について。
バグの女性を棒で突つく男。
踊るバグ。
これはアイデア倒れなような感じ。


◆「アルトー(二本立て)」アトム・エゴヤン(カナダ)
◆Artaud Double Bill
ジャン・リュック・ゴダール監督の『女と男がいる舗道』(1962年)
映画を見ながら携帯でメールかチャットをやっています。
カール・ドライヤー監督の『裁かるるジャンヌ』(1927年)
一応映画ネタでチャットをやっているようです。
携帯電話の画面に映る『裁かるるジャンヌ』が妙に印象的。
違う映画も入ってます。『アルトー』?


◆「鋳造所」アキ・カウリスマキ(フィンランド)
◆La Fonderie
高炉です。仕事をしている人達。トヨタのフォークリフト使用。
06:00PMで仕事は終わりです。
壁にマルクス兄弟のポスターが貼ってあります。
映画を見る人達。上映されてるのはサイレント映画。わからん。歌はロックっぽいのがかぶさっている。
ノルウェーの監督だと思ったらフィンランドでした。紛らわしいのです。


◆「再燃」オリヴィエ・アサヤス(フランス)
◆ecrudescence
タバコを吸う男。スクーターで到着する女。
女を別の男と映画を見ています。
女の荷物を置き引きするタバコの男。
別の店で携帯電話が鳴ったので取るタバコの男。
わけわからん。


◆「47年後」ユーセフ・シャヒーン(エジプト)
◆47 Ans après
カンヌ 1954年
映画館の席で喋りまくる女。文句が多い男。
男は自分の映画の批評を気にしています。
カンヌ 1997年
文句を言ってた男は賞をもらいます。功労賞か?


◆「これは夢」ツァイ・ミンリャン(台湾)
◆英語題It's a Dream
男のモノローグ。
ドリアンを食べる風景。ランタンが燃料タイプです。
ランタンです。グラタンではない。
昔のこと。
アジア勢はどうもあざとさが目立ちます。それでもマシな方です。


◆「職業」ラース・フォン・トリアー(デンマーク)
◆Occupations
映画を見ている人達。
で、隣に映画に関係ない話しをする男がいます。クルマが8台とか。
無駄話の男はハンマーで殴り殺されます。
めでたしめでたしといった感じのようです。
これは凄いや。
ラース・フォン・トリアーが自分で殺人者を演じているようです。


◆「贈り物」ラウル・ルイス(チリ)
◆Le Don
空撮です。
チリ、アタカマの話しをする男女。
映写機のこととか。
モノクロに赤い蝶が目立ちます。


◆「街角の映画館」クロード・ルルーシュ(フランス)
◆Cinéma de boulevard
1936年、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの映画『トップハット』(1935年)を見る男女。クロード・ルルーシュ監督の両親になる男女のようです。
『大いなる幻影』(1937年)を見ています。
時代は進みます。
映画館内で若い男が首にライトをぶら下げてメモを取っています。
息子を祝福するフレッド・アステアを見て喜ぶクロード・ルルーシュ監督のママ。
これがクロード・ルルーシュ監督の私の来た道ですということのようです。


◆「ファースト・キス」ガス・ヴァン・サント(アメリカ)
◆First Kiss
映写室の男。
海の風景が映写されています。
スクリーンのビキニの女。
映写室の男は映画の中に入ります。
ビキニの女とキスとなります。最初から舌を入れてる男。ファースト・キスではないじゃん。
アジア系でないのにあざとい。珍しい。


◆「エロチックな映画」ロマン・ポランスキー(ポーランド)
◆Cinema Erotique
ソフトポルノを見ている中年男女。大まじめに見ています。
後ろの方の席では男がうめいています。オナニーをしているようにも聞こえます。
当然苦情となります。で、おっかなびっくりで何とかしようとする係員。
オナニーではなく2階席から落ちて痛みのうめきでしたと落語のようなオチとなります。どこがエロチックなのかと面白い。


◆「翻訳不要」マイケル・チミノ(アメリカ)
◆No Translation Needed
クルマが走る。
フェデリコ・フェリーニ監督の『甘い生活』(1960年)の看板がある映画館。
ラテンの楽団が入ります。
撮影となります。
ラッシュを見て文句の多いボーカルの女性。
ジャン・リュック・ゴダール監督とチミノ監督自身を比べていますが、ゴダールが偉過ぎてチミノでは比べ物にならないのでは?


◆「最後の映画館における最後のユダヤ人の自殺」デヴィッド・クローネンバーグ(カナダ)
◆At the Suicide of the Last Jew in the World in the Last Cinema in the World
トイレで自殺するユダヤ男をオフの声のみで実況をしているアナウンサーの男女。
使用するハンドガンは9mm口径のようです。機種がわからん。
自殺する男を演じているのはデヴィッド・クローネンバーグ監督本人だそうです。名演ではないかい。
結局自殺までは行かずに尻切れとんぼで終ります。


◆「君のために9千キロ旅してきた」ウォン・カーウァイ(香港)
◆I Traveled 9,000 Km to Give It to You
ジャン・リュック・ゴダール監督の『アルファヴィル』(1965年)を見ている男女。
手のクローズアップショットが目立ちます。
映画を見ているうちに盛り上がっている男女。
これは見ててウォン・カーウァイ監督だなとわかりました。作品は見たことはないけどわかりました。


◆「ロミオはどこ?」アッバス・キアロスタミ(イラン)
◆Where Is My Romeo?
『ロミオとジュリエット』(1968年)を見ている女性達。
ホトンドの女性が泣いています。
映画自体は映像はなくてオフで音声のみが入っていました。
これだけで見せています。


◆「最後のデートショウ」ビレ・アウグスト(デンマーク)
◆The Last Dating Show
待つメガネ男。
スクーターで到着の女。
言葉がわからない女に映画の説明をする男。
当然苦情を言う他の男3人。
受付に文句を言うメガネの男。
ヘルメットを取りに戻るメガネの男。ロビーで女を1人にしてしまいます。
で、どうなったかというと、いつのまにか映写室で女に映画の説明をしている男3人となります。
よかったじゃないとなります。サスペンスだと思ったらそうではないオチとなります。


◆「臆病」エリア・スレイマン(イスラエル)
◆Irtebak
アクション映画について行けずに出て行く男達。
映写室の男はトイレに行く。
携帯電話をトイレに落としたりします。
舞台に上がる映写室の男ともう1人の男。
何をするかというと自分のクルマが出れないのでクルマを移動して下さいというお知らせでしたとなります。


◆「唯一の出会い」マノエル・デ・オリヴェイラ(ポルトガル)
◆Rencontre unique
フルシチョフとローマ法王ヨハネ23世。
モノクロ サイレントになっています。
法王についてレクチャーするフルシチョフ側近の男。
要するにローマ法王はスターリンと同じということらしい。


◆「カンヌから5575マイル」ウォルター・サレス(ブラジル)
◆À 8,944 km de Cannes
ブラジルの映画館。フランソワ・トリュフォー監督の『大人は判ってくれない』(1959年)を上映するようです。
映画館前には2人の男が映画について議論となります。
そのうちに『カンヌ60』という歌となります。この歌が凄い。凄い早口のラップみたいなもので聞いてて感心します。
オチは俺はカンヌには行ったことがないとか、カンヌはどこにある?となっています。
カンヌのことはインターネットで知ったそうです。


◆「平和の中の戦争」ヴィム・ヴェンダース(ドイツ)
◆War in Peace
アフリカ、コンゴ、川のほとりにて。
ビデオ屋があります。電源は発電機でビデオCDかDVDをブラウン管のTVで上映しています。
これを見ている人達。見ているのが戦争映画だったりします。
戦争状態のところで戦争映画を見ているアイロニーというのがオチのようです。
2006年10月、コンゴ川下流の町カバロ
植民地の100年、独裁の30年、内戦の10年、平和の最初の年・・・
ブラックホークダウンより?


◆「チュウシン村」チェン・カイコー(中国)
◆Zhanxiou Village
1977年。チャップリンの映画を見る子供達。
電源が切れたので自転車の発電機を電源にするために自転車をこぎながら映画を見ることになります。
大人が来て他の子供達は逃げます。1人の少年だけが座っています。
2007年 盲目の男は映画を見る。
思い切りあざとい。「アジア人は考えることが全部同じかよ」と突っ込む。日本も台湾も中国も同じです。


◆「ハッピーエンド」ケン・ローチ(イギリス)
◆Happy Ending
映画館の切符売り場で並ぶ親子。シネマコンプレックスのようで、映画はどれにしようかな状態になっています。
後に見える等身大の女優さんの看板が気になる。誰だ?
アクション、ホラー、色々とあります。
後から文句が来るし、助言をもあります。
見たい映画が決まらない息子。結局映画はやめてサッカーにしました。
映画館を出る親子。これがオチかい。
何だからギスギスしてる風景です。さすが英国。日本も似たようなものだけど。


◆エピローグ。
マドレーヌが窓に近づくと・・・
サイレント映画。
ハッピーエンドは?
ルネ・クレールに感謝の字幕。
後タイトル。


これは面白い。そんなわけで1発アイデア大会のよい作品でした。


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