『ダムド 呪いの墓場』(2001年)
この作品はビンス・ディ・メグリオ監督、ヒューゴー・アームストロング、ティファニー・ベイカー、チャーリー・フィネリ主演の低予算ホラーです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
少し見て面白かったので見ました。
2001年 カルミア・ピクチャーズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆90分
原題◆The Damned Within the Shadows
プロット◆呪いのかかってる家に来て悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆マイク・ピーターズ
スカイパーフェクTV728ミステリ・チャンネルにて。画質はよいです。
キャスト
ヒューゴー・アームストロング→シモンズ捜査官
ティファニー・ベイカー→証人夫婦で奥さんアリス
チャーリー・フィネリ→証人夫婦で夫エドワード
ジェフ・コートニー→1947年の傲慢なライル
オードリー・ロウ→1947年のライルの奥さんヴェロニカ
ティファニー・ヤング→1947年のヴェロニカの娘パール
アラン・ワサーマン→1947年のライルの異母兄弟チャールズ
ビンス・ディ・メグリオ監督の演出はよいと思います。
低予算ですがカネはないが頭を使うといった感じで色々と凝った演出をしていました。あくまでおカネはないのでそれなりの出来なようですけど。
キャストは全く知らない人ばかり。どなたも熱演していました。
さえない男が首吊り自殺するとこから話しは始まります。
首吊りのシーンは見せずにメガネに写るショットや死体を見上げる犬が吊られて振れるのに合わせて首を振るショットで描写しています。と出だしから凝っています。字幕で1947年12月25日と出る。これが呪いの原因となっています。
現代となって12月22日からとなります。
要人狙撃事件の目撃者となった若い夫婦が証人保護のため捜査官のクルマで人里離れた家に行くことになります。
たどり着いた家が寂れた廃屋でしたということです。携帯電話も圏外とのことでしたが、これは違っていたようです。
カメラに懐中電灯を取り付けたショットがありました。面白い効果なような感じ。
ボートからペンダントを落としたとこで水底には殺された母子が見えます。
古い日記と写真からここで何があったかがわかりつつあります。
メガネのチャールズは異母兄弟で傲慢なライルにこき使われている。ライルを殺し母子も惨殺して風見で首を吊って自殺する。これが亡霊となっています。
亡霊だけではなく証人夫婦を殺そうとする男もやってきます。人数は少ないなりに話しにバラエティをもたそうとしています。
回想が入ります。回想と現実が一緒になっているとこもあります。
『令嬢ジュリー』(1951年)で見た手法です。これは何の特殊効果も使わないので安上がりでいい手法です。
湖に落としたペンダントは母子の亡霊が奥さんに届けてくれます。
娘の亡霊は奥さんを助けてくれます。この亡霊母子は別に危害を加える意図はないようです。
木の馬がCGで歩いていました。
昔の低予算物だと安っぽくなるとこがCGの恩恵でそれなりに見られます。CGは低予算もの助けになっています。頭を使うことならメジャー作品には負けていないでしょう。
クライマックスはCG全開のスペクタクルシーンとなっています。ここは少し安っぽい感じがしました。
そんなわけでTVドラマと同じ程度の規模の作品でした。それでもまあよかった。そんなこんなで結構まともな話しでまあよく出来た作品でした。
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