『普通じゃない』(1997年)
この作品はダニー・ボイル監督、キャメロン・ディアス、ユアン・マクレガー主演の風変わりなコメディです。
ダニー・ボイル監督作品は初めて見ます。男がラリってるだけと思われる『トレインスポッティング』(1996年)はあまり見る気はしなかったりします。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1997年 20世紀フォックス アメリカ作品
ランニング・タイム◆105分
原題◆A Life Less Ordinary
プロット◆成り行きで誘拐騒動となり色々とある話しのようです。
音楽◆デビッド・アーノルド
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。
キャスト
キャメロン・ディアス→ヒロインで社長令嬢のセリーン
ユアン・マクレガー→ブルーカラーのロバート
ホリー・ハンター→天使オライリー
デルロイ・リンド→天使ジャクソン
ダン・ヘダヤ→天使の上司ガブリエル
イアン・ホルム→雇い主のナヴィル社長
イアン・マクニース→執事のメイヒュー
キャストに英国勢が入っているのがわかります。イアンと言う名前や、見てビンボ臭いルックスでわかりました。
ダニー・ボイル監督の演出はよいと思います。
特に変わった演出はなかったような。
ヒロインの令嬢が執事を相手にリンゴを頭上に置いて拳銃で撃つバロウズごっこは何の意味?よくわからん。
それから誘拐ごっこからどうなると思いましたが、要するにヒロインに振り回される男の話しで普通のロマンティック・コメディで、それに天使が絡んでいるようです。
キャメロン・ディアス扮するヒロインで社長令嬢のセリーン
ユアン・マクレガー扮するブルーカラーのロバート
この2人のデートですとなりますが別れた恋人に関する愚痴になるのがロマンティック・コメディのルーティンでいいんです。
そしてカラオケの図から楽しい2人のダンスのシーンではいきなり衣装が変わるとこは突っ込みたくなるけど、この作品はそもそも天使が出ているくらいなので何でもありなのでしょう。
2人のキスシーンで唾が糸を引くとこがありましたがこれはなかなかお目にかかれませんね。これはいい感じ。
ホリー・ハンター扮する天使オライリーはもっと不死身ぶりを見せて活躍するのかと思っていたがそうでもなかった。天使役はけっこうよく似合っていました。『ゴッド・アーミー 悪の天使』(1994年)や『ゴッド・アーミー 復讐の天使』(1997年)のクリストファー・ウォーケンの天使と同じくらいよかった。
ユアン・マクレガーのヒロインに振り回される主人公がロマンティック・コメディのルーティンでいい感じ。リアクションがいいのです。タイプは違うけどケイリー・グラント並みとなっています。
キャメロン・ディアスは最高です。
1930年代のスクリューボール・コメディの女王キャロル・ロンバード並みです。
キャメロン・ディアスとホリー・ハンターが並んで立っているシーンはなかった。どのくらい背の高さが違うのかなと注目してたがこれは空振りでした。
そんなわけでキャメロン・ディアスとユアン・マクレガーのキャストが抜群のよい作品となりました。
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