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2008.08.31

『パンズ・ラビリンス』

この作品はギレルモ・デル・トロ監督、イバナ・バケロ主演で1944年スペインを舞台のリアルを基調としたファンタジードラマです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2006年 メキシコ=スペイン=アメリカ作品
ランニング・タイム◆119分
原題◆El Laberinto del fauno
英題◆Pan's Labyrinth
プロット◆戦争状態の中をお姫様を目指す話しのようです。
音楽◆ハビエル・ナバレテ
CKエンタテインメント/アミューズソフトエンタテインメント発売の通常版DVDにて。画質はよいです。

キャスト
イバナ・バケロ→お姫様を目指すオフェリア
セルジ・ロペス→継父のヴィダル大尉
マリベル・ベルドゥ→メイドのメルセデス
ダグ・ジョーンズ→案内の守護人パン/テーブルのペイルマン
アリアドナ・ヒル→オフェリアの母カルメン
アレックス・アングロ→フェレイロ医師
ロジャー・カサメジャー→ゲリラのリーダー ペドロ
フレデリコ・ルピ→カザレス
マヌエル・ソロ→カーセス


ギレルモ・デル・トロ監督の演出はよいと思います。
CGの使い方が上手い。CGは使いようだとよくわかります。上手く使えばこんなに有効な技術はありません。魔法のようです。
カットバック多用。
ワイブを使ったシーン転換。
このような手法が目立ちます。


タイトル。
プロダクションは色々なのでよくわからん。
スペイン語が読めないし。

前説があります。
スペイン 1944年。
お姫様は云々・・・

ヒロインのオフェリアと母カルメンはクルマで移動中。
途中で止まったとこで虫を見るオフェリア。
林の中、目の部分が取れた石像。
イバナ・バケロ扮するオフェリア。
アリアドナ・ヒル→オフェリアの母カルメン
親子2人が登場します。

着いたとこは山の中の古い家です。
セルジ・ロペス扮する継父のヴィダル大尉が待っています。
マリベル・ベルドゥ扮するメイドのメルセデスも登場。
ここでも虫を追うオフェリア。この虫は案内する妖精のようです。

メイドのメルセデスとフェレイロ医師はゲリラと通じていると描写が入ります。
お腹の中の弟に話しを聞かせるオフェリア。

ゲリラの疑いのかかった親子を尋問するヴィダル大尉。
ビンで殴って射殺しています。結局話しの通りうさぎ狩りをしていたようです。
最初から強烈な描写となっています。

夜中です。
起きるオフェリア。虫の妖精がいます。
虫から本の挿絵の通りの形に変形しています。
外へ出るオフェリア。迷路に入ります。
地下に向かいます。守護神パンが登場。オフェリアのことをモアナ王女と言ってる。
お姫様になるにはテストがある。3つの試練を超えないといけないようです。
1人になっているオフェリア。

ひげを剃るヴィダル大尉。
コーヒーがまずいとメルセデスに文句を言ってます。TVシリーズ『ウルトラセブン』(1967年)か?→『第4惑星の悪夢』のエピソードです。ここではアンドロイドの支配者がコーヒーがまずいと人間の女性秘書の顔を引っぱたいました。『パンズ・ラビリンス』のヴィダル大尉は説教するだけですが『第4惑星の悪夢』では暴力をふるっています。TVシリーズなのに映画より凄いじゃん。

オフェリアはちゃんと家にいます。何で?迷宮を旅しているのかと思った。
もらった例の本は持っています。白紙だったのが色々と出て来ます。
メルセデスに守護神パンのことを話すオフェリア。

シーン転換に凝っています。
何か樹や物でワイプするとシーンが変わります。
何となくルネ・クレール監督の『夜ごとの美女』(1952年)を思い出します。

樹の根本に入るオフェリア。
メイドのドレスを脱いで下着姿で入っています。

ヴィダル大尉の活動がカットバックでしています。
忙しい描写となっています。リアルとファンタジーのカットバックです。当然これは意図的なのでしょう。

オフェリアの入った穴の奥にはガマがいます。
筑波山の四六のガマのようです。『怪竜大決戦』(1966年)の地雷也のガマのようにも見えます。
虫だと思わせて石を食わせるオフェリア。
ガマは体の内容物を全部吐き出して萎んでしまいます。
鍵があるので取りだすオフェリア。
外に出るがドレスと泥だらけ雨も降って来ます。怖い継父のヴィダル大尉に怒られますよと心配になる。

夕食会です。
戻らないオフェリア。

何とか戻ってくるオフェリアを見つけるメルセデス。

夕食会ではヴィダル大尉の持っている時計の話しが出ています。
一応伏線のようです。

汚いので風呂に入っているオフェリア。母から小言をもらっています。
で、また地下へ行くオフェリア。

守護神パンがいます。
白いチョークをもらうオフェリア。

母の具合が悪くなります。
別室へと移されるオフェリア。
メルセデスがゲリラと通じていることを知っているオフェリア。

ゲリラのペドロとコンタクトのメルセデス。
ペドロはメルセデスの弟らしい。

守護神パンが現れます。
早くやれと催促しています。結構うるさいキャラです。

ゲリラのアジトです。
足に怪我をしているブラセス?→後で足は手鋸で切断となります。痛そう。

チョークでドアを描いて異世界に入るオフェリア。
砂時計の砂が落ちきる前に戻らないといけません。
入った奥には食べ物がたくさんあるテーブルに動かないクリーチャーが1人。
鍵を使い短剣をゲットするオフェリア。
そのまま帰ればいいのにテーブルのブドウ2粒食べてしまいます。動き始めるクリーチャー。目は手のひらについています。これで見てから動いています。
逃げるオフェリア。
砂時計が切れてドアがしまります。天井に新しいドアを描いて何とか脱出のオフェリアです。スリル満点な描写となっています。

母のベッドの下におまじないを実行するオフェリア。
これが効き目があったりします。

ゲリラが活動中。汽車が破壊されます。
続いて戦闘状態ととなります。
ヴィダル大尉のハンドガンはルガーP-08です。
ゲリラが1人捕まります。拷問となります。

夜中です。
守護神パンが現れます。ブドウ2粒でもダメとオフェリアを怒っています。
もうあんたはお姫様失格と言っています。

抗生物質から足がつくフェレイロ医師。

怖い継父のヴィダル大尉にベッドの下のおまじないを見つけられるオフェリア。
大騒ぎになって母から怒されておまじないは燃やされます。で、急に具合が悪くなる母。

フェレイロ医師は射殺されます。
赤ん坊は生まれるが母は亡くなります。
鍵のことから怪しまれるメルセデス。
重要なシーンの連発となっています。

オフェリアにここを出るとメルセデス。
結局オフェリアを連れて出ることになります。
傘をワイプに使ったシーン転換で見つかることになります。ここも強烈です。

捕まったけどナイフで反撃するメルセデス。
ヴィダル大尉に傷を負わせます。ちゃんととどめを刺せばよかったのに・・・

森に逃げるメルセデス。
馬の追っ手が押し寄せてきます。
間一髪のことをゲリラに助けられるメルセデス。スリル満点でした。

また現れる守護神パン。
最後のチャンスを与えようとなります。

切られて口を自分で縫っているヴィダル大尉。
これが痛そう。ごまかしだと何か批判されるCGも使いようだとよくわかります。
ここに弟を盗みに来ているオフェリアです。
酒の中に薬を入れているオフェリア。

弟を抱えて迷路へ逃げるオフェリア。
追うヴィダル大尉。

扉が開き底へ入り込むオフェリア。扉が閉じます。
守護神パンがいます。短剣を使おうとしますがオフェリアが拒否しています。
そんなとこにヴィダル大尉が追いついてきます。扉が閉まってまいたのでは?
赤ん坊を奪われ撃たれるオフェリア。

現実世界では死んだオフェリア。悲しみのメルセデス。
そんなこんなでオフェリアはお姫様になったようです。
こういうオチなのか。微妙な描写となっています。お別れのあいさつも無しとはなかなか厳しい描写となっています。
命をかけたのだからオフェリアはお姫様になったと信じたいものです。ここは見た人それぞれが思えばいいようです。
そういえば同じようなオチとなる『幽霊と未亡人』(1947年)でもやはり現実世界の人は事情を知らず別れのあいさつも無しでした。


現実からおさらばしないとお姫様にはなれないわけです。なるほどロジックが通っています。そんなわけでなかなか厳しい模写バランスのよい作品でした。



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