『殺人ドットコム』(2000年)
この作品はケン・ジロッティ監督、メッチェン・エイミック、ルー・ダイヤモンド・フィリップス主演の連続殺人サスペンスです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
少し見てまあまあだったので見ました。メッチェン・エイミックとルー・ダイヤモンド・フィリップスのキャストもいい。
原題Hangmanとは全く関連がないB級な邦題がいい感じです。
2000年 メインライン/マジックアワー・ピクチャーズ アメリカ作品 TVムービーです。
ランニング・タイム◆97分
原題◆Hangman
プロット◆何だかよくわからない連続殺人の話しのようです。
音楽◆Steven M. Stern
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。
キャスト
ルー・ダイヤモンド・フィリップス→ニック・ルース警部補
メッチェン・エイミック→ヒロインのグレース・ミッチェル
マーク・ウィルソン→太ったサム・バルージ刑事
ビンス・コラーザ→リトル・ジョー刑事
グラント・ニッケルズ→容疑者のポール・ジャービス
ステファニー・ムーア→マッサージの女性 リン
ローズマリー・ダンスモア→ナタリー・ウォルシュ女医
ロバート・ヘイリー→父のヘンリー・ミッチェル院長
エリック・スカイル・エリクソン→検事補のメンザー
ブルース・マカフィ→守衛のフレッド
ダン・ローリア→署長
ケン・ジロッティ監督の演出はまあまあだと思います。
まず殺人がおこり発見者の女性がメッチェン・エイミック扮するヒロインのグレース・ミッチェルとなります。この作品はメッチェン・エイミックが中心となっています。
メッチェン・エイミックときれいに撮れています。
ベッドシーンも少しあります。元神経科医とのことですが、そうは見えないような感じですがあまり気にならず。それでいいです。
話の方は複雑な人間関係がからみます。説明セリフで違う名前が次々と出てきて何が何だかわからん。結局ホトンドが目くらましのレッドへリングのようです。
人間関係は色々とあり。患者のメイ・グラハムは6ヶ月前に自殺していた。
グレースの患者ダニエル・ファーマーはピストル自殺をしていた。等々。ヒロインが相続してる土地の問題もからみます。予測不可能というか予測するのもアホらしいとなります。無限に可能性のある話をどう予測出来る?となります。
私としてはどんな話しかは想像がつきますが、どの話しかはわからない。未見効果でサスペンスとなります。再見は無理ですがこれでいいです。
証人のメッチェン・エイミックはホテルに保護されるが怪しいコンピュータを抱えたモバイル男が迫ります。
後に病院にその当の男がいたりします。この男の病院職員ポール・ジャービスはあっさりと捕まりますが弁護士が来てアリバイがあり、すぐに釈放となってしまいます。
その後にまた捕まりますが、また釈放となっています。マザコンとなっていました。いかにもな怪し過ぎる感じのキャラになっています。
途中から普通の悪女物となっていましたが落ちは昔は少しは違っていました。
犯罪は引きあわない、犯罪者は裁かれなくてはならないとはなっていません。この落ちだけは今風です。
IMDbでは脚本がひどいとかありましたが、穴だらけの捜査なんて現実ではいくらでもあるから見慣れています。
日本の現実では何かの事件でも関係者で自殺者が出ればそこで捜査は終わりというのも凄いと思えます。映画より現実の方がぶっ飛んでいます。
そんなわけで映画では見ている流れでよほど不自然な話でなければ別にかわまないとなります。
ルー・ダイヤモンド・フィリップスは論理的捜査をするニック・ルース警部補を終止抑えた感じで大まじめに演じていました。『ビッグ・ヒット』(1998年)での脱線キャラのルー・ダイヤモンド・フィリップスが強烈な印象なので、いつ脱線するのかと期待?していましたが最後まで大まじめのままでした。あくまでもヒロインのメッチェン・エイミックの引き立て役で通していたようです。
この作品はメッチェン・エイミックのために作られたのかと見ててよくわかります。
そんなわけでメッチェン・エイミックきれいに撮れてるまあまあな作品でした。
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