『ブレード・スクワッド』(1998年)
この作品はラルフ・ヘメッカー監督の低予算近未来警察物アクションのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1998年 H・ビール・カンパニー/ワーナー アメリカ作品 TVムービーです。
ランニング・タイム◆90分
原題◆Blade Squad
プロット◆ブレード・スクワッド隊が活躍する話しのようです。
音楽◆ジョエル・ゴールドスミス
スカイパーフェクTV317スター・チャンネルにて。画質はよいです。
キャスト
カーク・バルツ→ターク部長、負傷して現場に出られない
コリン・ネメック→カリー隊長、白人の金持ちの息子
ヤンシー・アリアス→ブラボー巡査、ラテン系
ムションド・リー→ランク巡査、黒人ムショ上がり
ロリ・ヒューリング→ジョセフィン・ライダー、ジョジョ巡査、白人
ジョイ・ピスコ→エンジニアのキミコ、日系
デヴィッド・シャインコプ→グリネル巡査、途中参加の白人
Mushond Lee→ならず者兄弟の兄ジョンジー・マスタード
ザック・ワード→ならず者兄弟の弟ビリー・マスタード
キャストは知らない人ばかり。
IMDbで調べたらナース役の女優さんはアメリカン・パイ・シリーズでおなじみのシャノン・エリザベスも出ているようです。
ロリ・ヒューリングは『トゥルー・ブルー』(2001年)でヒロインを務めていました。
悪役を務めているザック・ワードはFOXTVの『タイタス』に出ているようです。主人公タイタスの弟役のようです。ニック・モランかと思ったがやっぱりニック・モランとは別人となります。
ザック・ワードは『バイオハザードII アポカリプス』(2004年)にも出ています。
ラルフ・ヘメッカー監督の演出はよいと思います。
脚本のtelplayの表示でした。これでTVムービーとわかります。
MTV的なカット割りです。ですがちゃんと映画になっているのがいいとこです。
結構多い細かいだけでわけのわからんカット割りは映画ではないのでず。
近未来の設定でブレード・スクワッドとは?
インラインスケートに背中にジェットブースターを背負って加速して犯人を追うという実験部隊です。見た目が馬鹿馬鹿しいけどアクションシーンはなかなかのものでバイクとのチェイスシーン等いい感じでした。
話しの方はルーティンに進みます。これはこれでいいと思います。
まだ試験段階の部隊で宝石強盗を追ってのバイクとのチェイスシーンで重傷者を出してこれではブレード・スクワッドは認可されないのでは?認可されるは委員会がある1週間でその宝石強盗を捕まえなければならないとありがちな設定でした。これもいい。
悪役のならず者兄弟の弟ビリー・マスタードは兄が自業自得な事故で死んだのをブレード・スクワッドのせいだと逆恨みして復讐しようとします。それとは別に本業の宝石強盗もやっています。
警察無線を盗聴装置を使ってたりとカッとしやすい性格の割りにはハイテクにくわしく悪知恵もあるキャラでなかなかの強敵ぶりでした。
使ってるバイクは日本製ですがフルカウルの大きさから中型タイプのようです。1000ccではないようです。
バイクとのチェイスシーンで放水車からの水の壁を突き抜けるとこをスローモーションで見せるショットがよかった。
無線オンラインで逮捕状を取ってしまうシーンがありました。これは近未来らしくていいアイデアでした。
ビデオ映像からバイクに乗ってる犯人の人相を割り出すサスペンスもありました。
爆弾を仕掛けられてその時限スイッチを切るサスペンスかと思ったらこれはフェイクで実はリモートスイッチでした。この外しっぷりもいい。
クライマックスも結構盛り上がっていました。犯人も殺さなかったものいい。
そんなわけで低予算ながら上手くまとめたよい作品でした。
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