『インビジブル2』(2006年)
この作品はクラウディオ・ファエ監督、ピーター・ファシネリ、ローラ・レーガン主演のSF透明人間アクションです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
2006年 レッドワゴン・エンタテインメント/ディスティネーシン・フィルムズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆93分
原題◆Hollow Man 2
プロット◆透明人間に悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆マーカス・トランプ 何となくバーナード・ハーマン調。
スカイパーフェクTV315スターチャンネルにて。画質はよいです。
キャスト
クリスチャン・スレイター→透明人間マイケル・グリフィン
ピーター・ファシネリ→フランク・ターナー刑事
ローラ・レーガン→マギー・ダルトン博士
デヴィッド・マキルレース→黒幕のライズナー博士
ウィリアム・マクドナルド→ライズナー博士の部下ビショップ大佐
サラ・ディーキンス→リサ・マルチネス刑事
ジェシカ・ハーモン→マギーの妹ヘザー・ダルトン
ソーニャ・サロマ→パーティ会場のTrophy Wife
Terri Anne Welyki→パーティ会場のPearl Girl
クラウディオ・ファエ監督の演出はよいと思います。
全体的に無難な感じにまとめています。
透明模写の撮影技術は上がっています。合成が見事なこと。
昔の特撮スタッフは現在の撮影技術がさぞ羨ましいでしょう。
タイトルです。
一応エグゼグティブ・プロデューサーにポール・バーホーベンの名があります。
→『インビジブル』(2000年)
パーティです。
下品なジョークが得意技の中年男ヴィリアースが正体不明な透明人間にやられます。
まずパーティ会場で大恥をかかされて、トイレで詰問されます。
暖和剤、マギー・ダルトンの名。
このことは絶対に喋らないといいながら、すぐに携帯電話を使って正体不明な透明人間片付けられるヴィリアース。
出だしは快調といったところです。
パーティ会場に警察が調べに来ます。
ピーター・ファシネリ扮するフランク・ターナー刑事
サラ・ディーキンス扮するリサ・マルチネス刑事
の2人が登場。サラ・ディーキンスが素敵です。この作品のヒロインかと思えました。
で、ライズナー博士一行がやって来て現場を仕切ります。
シアトル警察にて。
この件での愚痴が出るフランク・ターナー刑事。
次の任務は名前の出たマギー・ダルトン博士の警護です。
マギー・ダルトン博士の自宅です。
ローラ・レーガン扮するマギー・ダルトン博士が登場。生物学の博士らしい。
家の中を調べて外で待機のフランク・ターナー刑事とリサ・マルチネス刑事。
正体不明なヘリコプターが飛んでいます。問い合わせます。
夜です。
隣の家では若いカップルがビデオカメラで遊んでいます。
ここに透明人間が入り込んでいるようです。何故か透明人間はビデオカメラに影が映るらしい。
ここのシーンもなんててことはなかった。
ジェシカ・ハーモン扮するマギーの妹ヘザー・ダルトンがスクーターでやって来ます。
マギーとはあまり仲がよくないようです。
このスクーターは2サイクルエンジンの音がしています。
猫がいます。透明人間の気配を感じています。こういうのは好きな描写なのです。
マギー・ダルトン博士はアップルのコンピューターを使っているようです。モニタがアップル製です。相変わらず映画内シェアだけは高い。
猫を入れた時に透明人間が侵入したようです。
やられるリサ・マルチネス刑事。
蘇生処置をするフランク・ターナー刑事とマギー・ダルトン博士。リサ・マルチネス刑事は死亡したようです。サラ・ディーキンスはもう退場なのかいと残念。
刑事のハンドガンはグロックのようです。
この騒ぎがおこったとこで軍が押し寄せてきます。大騒ぎとなります。
いきなりぶっ放す軍の兵隊達。アメリカ人はやることが大雑把です。
透明人間は閃光手榴弾を使い目くらましをしています。こっちの方がまだロジックが通っています。
現場から逃走するフランク・ターナー刑事とマギー・ダルトン博士。
これを追う透明人間。
透明人間の動きはカメラの動きで描写しています。アルフレッド・ヒッチコック監督の得意のカメラの動きで回想の表す手法ではありません。→『レベッカ』(1940年)
人ごみの中を逃げるフランク・ターナー刑事とマギー・ダルトン博士。
追う透明人間は邪魔な人達をはね飛ばしています。何となく『攻殻機動隊』(1995年)の描写と似ています。いい感じ。
透明人間はクルマとぶつかり、ショウウィンドーに激突しています。痛そうです。
アジトのアパートに戻る透明人間。
注射が痛そう。
シアトル警察です。
フランク・ターナー刑事とマギー・ダルトン博士。
捜査はこれきりだとフランク・ターナー刑事に伝える上司。
透明人間が警察内に入ります。
コンピューター端末を使ってマギー・ダルトン博士をサーチしています。
留置するマギー・ダルトン博士を小細工を使い、連れて警察署から逃走するフランク・ターナー刑事。
クルマはマスタングです。追っ手をまくためにすぐにクルマを捨てます。
駐車しているSUVを盗むフランク・ターナー刑事。
クルマ内で事情を話すマギー・ダルトン博士。
姿なき戦士。副作用で死ぬ。暖和剤。マイケル・グリフィン。
回想となります。クリスチャン・スレイター扮する被験者マイケル・グリフィンが登場。
ここはクルマ内と回想のカットバックになっています。
被験者マイケル・グリフィンは死んだと言われてたとのこと。
軍は非常線を張って逃走した2人を追っています。
セルフガソリンスタンドにて。
外したガソリンキャップを給油ノズルのレバーに入れて、レバーをロックして握りっぱなしにする手間を省いています。これは真似してやってみようかなと思う。
携帯電話を使うマギー・ダルトン博士。
メールが入っています。
情報を入ったが携帯電話から足がつきます。
で、メールのラドロー2508へ向かいます。
軍の研究所にて。
エレベーター内に盲目の女性と話しをしている透明人間。
普通に会話しているのがいい。この描写は気が利いてていい感じ。
ビショップ大佐の居場所を聞いてます。
で、ビショップ大佐を締め上げる透明人間マイケル・グリフィン。
パトカーをごまかすためにマギー・ダルトン博士るキスをするフランク・ターナー刑事です。これがルーティンな描写でいいのです。
このへんもカットバックで忙しい。
ラドロー2508に入るフランク・ターナー刑事とマギー・ダルトン博士。
古い倉庫のような場所です。
ビショップ大佐を片付けてクルマでラドロー2508に急行する透明人間マイケル・グリフィン。
空き瓶を割って進むフランク・ターナー刑事。透明人間対策のようです。
誰かいます。これが被験者2号のティモシー・ローレンツとのこと。
被験者3号が問題のマイケル・グリフィンとのことです。
被験者2号のティモシー・ローレンツから事情を聞きます。
で、透明人間マイケル・グリフィンが来ているようです。
やられそうになるフランク・ターナー刑事。
外に出たマギー・ダルトン博士。
何とか脱出してクルマでお迎えのフランク・ターナー刑事。
クルマ内に誰かいる?急ブレーキをかけたが勘違いでした。
今後の計画は・・・
マギー・ダルトン博士は新聞社へ行って告発し・・・
フランク・ターナー刑事は透明人間マイケル・グリフィンを追う・・・
そんなアバウトな計画で上手くいくのか?と見ててそう思えます。
マギー・ダルトン博士の妹ヘザー・ダルトンが透明人間マイケル・グリフィンに捕まります。脅迫となってマギー・ダルトン博士を呼び出します。もう計画通りではなくなっています。
駅にて。
妹ヘザー・ダルトンにマギー・ダルトン博士。
ナイトビジョンのビデオカメラで監視のフランク・ターナー刑事。
マギー・ダルトン博士が捕まり試着室へ。
フランク・ターナー刑事は警察に見つかります。
軍関係者も押し寄せて来ます。
で、混乱状態となります。
試着室に残されていた注射器。これを使うフランク・ターナー刑事。
透明人間となるなりフランク・ターナー刑事です。
これで黒幕のライズナー博士を交通事故死させるフランク・ターナー刑事。透明人間になると副作用で凶暴になるのです。『透明人間』1933年版の頃からそうなっています。
大学のラボにて。
マギー・ダルトン博士と透明人間マイケル・グリフィン。
強要されて援和剤を注射しています。
そんなこんなで透明になったフランク・ターナー刑事 vs 透明人間マイケル・グリフィンのアクションとなります。
この辺は普通のアクションといった感じ。
エピローグ。
病院のマギー・ダルトン博士。
透明になったフランク・ターナー刑事は行方不明。
エンドとなります。
そんなわけでこじんまりとまとまったまあまあな作品でした。
何となく1960年代の東宝テイストがあります。
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