『フィーリング・ミネソタ』
この作品はスティーブン・ベイジルマン監督、キャメロン・ディアス、キアヌー・リーブス、ビンセント・ドノフリオ主演のオフビートなコメディらしい。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
キャメロン・ディアス主演で見ました。
1996年 ニューラインシネマ アメリカ作品
ランニング・タイム◆100分
原題◆Feeling Minnesota
プロット◆兄弟ケンカにヒロインが絡む話しのようです。
音楽◆ロス・ロボス
パーフェクTV313スター・チャンネルにて。画質はそんなによくはない。
キャスト
キアヌー・リーブス→何だか分からん風来坊ジャックス・クレイトン
キャメロン・ディアス→サム・クレイトンの花嫁フレディ・クレイトン
ビンセント・ドノフリオ→キアヌー・リーブスの兄サム・クレイトン
デルロイ・リンド→サム・クレイトンの知り合いレッド
ダン・エイクロイド→Ben Costikyan刑事
コートニー・ラブ→ウエイトレスのロンダ
チューズディ・ウェルド→兄弟の母ノラ・クレイトン
スティーブン・ベイジルマン監督の演出はイマイチだと思います。
主役兄弟の20年前からの因縁を表すタイトルだけはかっこよかった。でもいいのはこれだけでした。
アバンギャルドな演出や描写が空回りしてました。
オフビートなコメディのつもりらしいが全然面白くない。少しもおかしくなかった。出てるキャラ達は無知で非常識なだけでした。
話しの方はどうでもいいが、演出でつまらないのが致命的で、こういう作品を見てると俳優には責任がないと改めて思います。こんなに俳優の演技が空回りしてるはなかなかお目にかかれません。
意味もなく俯瞰が使用されてりしています。空回りしています。
劇中、アン=マーグレットの名が出てきます。
私としてはアン=マーグレットがエルビス・プレスリーより目立っていた『ラスベガス万才』(1963年)や、実質主役みたいな『トミー』(1975年)が印象に残っています。
ジョナサン・デミ監督の風変わりなサスペンス『サムシング・ワイルド』(1986年)と似てるような感じがしますが出来は比べものにならないほど悪い。キャメロン・ディアスはメラニー・グリフィスよりきれいなんですが・・・。
このような作品を見るともう女優さんだけで見るのはやめようと思うけど、やっぱり女優さんで見てしまうのです。
このつまらなさは以前ジョン・ウェインとラナ・ターナーが出ていても途中で見るのをやめたジョン・ファロー監督の『男の魂』(1955年)を思い出しました。
ジョン・ファローは下手な監督で有名なのです。まぐれで普通の出来だった『大時計』(1948年)あたりが代表作かも・・・
そんなわけでこれはどれくらいつまらなく作れるかの実験作のようでした。
キャメロン・ディアス、キアヌー・リーブス、ビンセント・ドノフリオとそろえて何でこうなるの?映画のむずかしいとこです。
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