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2008.05.10

『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(1996年)

この作品はロバート・ロドリゲス監督、ジョージ・クルーニー、エンティン・タランティーノ他主演の前半銀行強盗逃亡サスペンスで後半はパンパイア・アクションのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1996年 ロス・フーリガンズ・プロ/ディメンション・フィルムズ/ミラマックス・フィルムズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆108分
原題◆From Dusk Till Dawn
プロット◆パンパイアを悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆グレーム・レベル
アミューズ/東芝発売のDVDにて。画質は普通です。スクイーズ収録のフル表示。画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。

キャスト
ジョージ・クルーニー→ゲッコー兄弟の兄セス
クエンティン・タランティーノ→ゲッコー兄弟の弟リッチー
ハーベイ・カイテル→牧師のジェイコブ
ジュリエット・ルイス→ジェイコブの娘ケイト
アーネスト・リウ→ジェイコブの息子スコット
サルマ・ハエック→バンパイアの女王様
ケリー・プレストン→TVレポーター
マイケル・パークス→お巡りのマクグロウ
チーチ・マリン→国境警備員/ティティー・ツイスターの呼び込み/顔役のカルロス
ダニー・トレホ→人相のよくないバーテン
トム・サビーニ→股間に仕掛けのセックス・マシーン
フレッド・ウィリアムソン→ベトナム帰りのフロスト。


ロバート・ロドリゲス監督の演出はよいと思います。
タイトルの和訳は『夕方から夜明けまで』件の店の営業時間です。字幕スーパーでわかりました。
主観ショットが多用されています。効果があるようです。

1:02過ぎからパンパイア・アクションの始まりとなります。
ところで残った連中は何で残ったかが描写されてません。強いから、運がいいからとしかいいようがない。結構アバウトです。
4人ずつ並び対決するシーンがありました。このような並ぶシーンは結構好きなのでよい感じです。
弾痕から日がさしてスポットライトの手法は結構よく見ます。それでもミラーボールに乱反射するのは新しい感じ。

私の偏見なのか何となく押井守監督作品から引用があるように思えます。
『紅い眼鏡』(1987年)からの引用?→モーテルで呼び鈴を鳴らすクローズアップショット。
『機動警察パトレイバー』(1989年)からの引用?→「何しに?」「観光だ」のやり取り。
押井マニアとは知りませんでした。

で、ジョージ・クルーニーはラストで「連れてって」とのジュリエット・ルイスのセリフに「優しい悪党からの忠告だ」と決めて去る。『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)みたいでもあります。宮崎駿監督の引用もありました。

この調子でジョージ・クルーニーにルパン三世をやってほしいものです。
次元大介はアントニオ・バンデラス。峰不二子はサルマ・ハエック。銭形警部はクエンティン・タランティーノでいい。石川五右衛門はどうせ勘違いなキャラになるから出さなくていい。勝手に映画化しても日本の原作のことは知りませんでしたといえばアメリカというかディズニーが言えば通るらしいから日本のことは気にしなくていい。

ジョージ・クルーニーはカッコよく撮れています。
シナトラ一家のピーター・ローフォードに感じが似てるけど大根のピーター・ローフォードより全然いい。比べ物にならない。

この作品のジョージ・クルーニーは誰かに似てる。『暴走特急』(1995年)のエベレット・マッギルか?
持ってるリボルバーは44マグナムのようです。そう言ってる。

そういえばトム・サビーニが出ていました。
このセックスマシーンの股間の仕掛けが凄い。よく恥ずかしくないなと感心します。

ダニー・トレホですが妙に若い。見てて不思議な感じがします。

ジュリエット・ルイスはおへそが素敵です。ノーブラも素敵。
サルマ・ハエックは凄い体。ヘビ踊りでカットが変わるごとにヘビの位置が変わってるのはご愛敬です。ワンショットで出来る訳がない。


本編です。プロローグ。
テキサスにて。
ベニー酒店にパトカーがやって来ます。
店の前に止まってる赤いクルマはトヨタ・セリカのようです。
店員のピート。
お巡りのマクグロウ。
アビリーンで銀行強盗があったと話しが出ます。

店の奥に隠れている強盗2人。
ジョージ・クルーニー扮するゲッコー兄弟の兄セス。
クエンティン・タランティーノ扮するゲッコー兄弟の弟リッチー。
この兄弟2人と女性2人の人質がいます。

で、いきなりお巡りを撃つ弟リッチー。
店員と撃ち合いになって店は爆発となります。
最初から派手なアクションになっています。

タイトル。
クルマ マーキュリー・クーガーXR-7で移動のゲッコー兄弟。トランク内には人質が入ってる。

デュー・ドロップ・モーテルに入ります。
モーテルのお爺さんは何なんだ。
昔の脇役専門の俳優なのか?→Marc Lawrence Old Timer Motel Owner
人質のグロリアも入れます。

エマとピートの格安レストランにて。
ハーベイ・カイテル扮する牧師のジェイコブ
ジュリエット・ルイス扮するジェイコブの娘ケイト
アーネスト・リウ扮するジェイコブの息子スコット
の3人が登場。
ジェイコブとケイトの神問答みたいなのがあります。

TVニュースではゲッコー兄弟のことを流しています。
レポーターを演じるのは実生活ではジョン・トラボルタ夫人のケリー・プレストン。特別出演のようです。このTVリポーターが殺された人数のカウント等していきます。
死亡者がジャンル別にカウントする数字か増えていくとこは凄いな。ブラックユーモアなのでしょう。

モーテルに戻る兄セス。
食事を買いに出かけていました。
人質のグロリアは死んでいました。弟リッチーがやったのです。
激高するセスです。
今夜メキシコへ。カルロスと会う。エルレイへと。

モーテルに入るジェイコブ一家の3人。
部屋に入ったとこでゲッコー兄弟が押し込みます。
ジェイコブのキャンピングカーでドライブとなります。
ケイトを見るリッチー。妄想をたくましくしています。

メキシコ国境です。
目つきの悪い国境警備人のチーチ・マリンが登場。
しつこく調べています。で、充分に怪しいジェイコブです。
こんな時にセスに絡むリッチーです。サスペンスとなっています。
そんなこんなで何とか国境を通過します。

カルロスとの待ち合わせの店ティティー・ツイスターへ。
ティティー・ツイスター=おっぱい・グルグル。
呼び込みのチーチ・マリンと一悶着あるセスとリッチー。

店に入ります。
バーテンはダニー・トレホ。
バンドにヌードダンサー。
セックス・マシーンのトム・サビーニ。
フレッド・ウィリアムソン扮するベトナム帰りのフロスト。
等が登場します。

サルマ・ハエック扮するバンパイアの女王様が登場。
白蛇を絡ませて踊ります。
リッチーに酒を飲ませています。

もめ事がおこります。
店に入る時にセス兄弟が呼び込みをボコボコにしたことに対するお礼参りです。

パンパイアに変身する女王様。噛まれるリッチー。
店のヌードダンサーや従業員がパンパイアと化します。
大騒ぎとなります。

女王様を片づけるセス。
とりあえずパンパイア連中をあらかた片づけます。一段落といったところ。

リッチーがパンパイアと化します。
やもうえず、とどめをさすセス。

店の周りはコウモリの大群が飛び回ってます。
で、セックス・マシーンが噛まれます。

ドラキュラ映画のことをピーター・カッシング云々と言っています。これは当然の引用です。
ベトナム帰りのフロストの戦場の話しが入ります。
セックス・マシーンがパンパイアと化します。
ジェイコブとフロストが噛まれます。
ドアを破ったのでコウモリの大群が入り込んできます。

店の奥に逃げる3人。
セス、ケイト、スコット。

遅れて木製バットとポンプアクションのショットガンのコンビで突破するジェイコブ。
店の奥に入ります。まだバンパイアにはなっていないジェイコブです
トラックの積み荷が置いてあります。武器になるものはないかと調べます。
エンジン駆動の杭打ち機。水鉄砲。連発式ボウガン。

決戦の装備は・・
聖水の水鉄砲、聖水入りのコンドーム手榴弾。
連発装填式のクロスボウ。
木製バットを組み合わせた十字架ポンプアクションショットガン。
木製杭を仕込んだエンジン駆動のくい打ち機。

決戦となります。
4人でパンパイアの大群を迎え撃ちます。

なんだかんで残りは2人。セスとケイト。
夜明けです。日が差し込んでくる。
取引相手のカルロスのチーチ・マリンがやってきます。ドアをブチ破る。
ドアが開けば日が差し込み、日の光を受けてパンパイア達が爆発します。
店は大爆発となります。これでバンパイア連中は全部片付いたようです。

何だか事情がサッパリわからんカルロスです。
こんなことになったのはお前のせいだとセス。分け前の再交渉となります。

ケイトとお別れのセス。
ここがまるで『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)のルバン三世とクラリスでした。いいじゃん。
セスは真っ赤なポルシェで去ります。→山口百恵の『プレイバックpart2』からポルシェは赤に限ります。
キャンピングカーで帰るケイト。
カメラが引いてロングになり店の裏の様子がわかります。
ここは作画合成のようです。
エンドとなります。

この作品はひたすらジョージ・クルーニーをカッコよく見せるのが目的みたい。ですからジョージ・クルーニーは満足したでしょう。だから『スパイキッズ』(2001年)にも少し出ています。
そんなわけでしっちゃかめっちゃかなアクションのよい作品でした。



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コメント

おはようございます。僕もこの映画は観ました。でもこの時のジョージ・クルーニーは若くて、カッコいいですね。この作品に出てからどんどん映画に出演するようになったと思います。実は僕の今まで観た大好きなアクション映画が、この作品の監督のロバート・ロドリゲスのデスペラードです。(こちらの記事も拝見しました)
 この映画にも吸血鬼役で出ていますが、僕はサルマ・ハエックが好きです。ラテン系美人というのを、サルマ・ハエックで初めて知りました。それにしても残念なのが、ロイ・フェイスさんの次の記事のプラネット・テラーがヒットしなかったことです。この事により、シン・シティ2が制作されなくなる可能性が高くなってしまったことは残念です。迷惑かもしれませんが、僕のフロム・ダスク・ティル・ドーンをTBしておきます

ディープインパクトさん、毎度のコメントありがとうございます。

『デスペラード』はアントニオ・バンデラスがカッコよかったですね。サルマ・ハエックも魅力的でよかったし・・・。
そういえばクエンティン・タランティーノも殺され役で出てましたね。

ロバート・ロドリゲス監督の新作が作れない?、そんなことはないでしょう。大作で失敗作を連発してるレニー・ハーリンとかローランド・エメリッヒの仕事が途切れないんだから、ロバート・ロドリゲス監督が新作が撮れないということはないと思えますが・・・

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 今日はこの映画を観て、その後昼寝をしてから、競馬JCターフを観ようとしたが、また寝過ごして{/z1/}、起きたら時計が15時35分。テレビを慌ててつけたら、ポップロックのゴールシーンが映ったから、オリビエ・ペリエは、やっぱり日本に着たら、必ずG?レースを勝つんだと思った。実際は、アドマイヤムーンが勝ちました{/face_yaho/}  この、アドマイヤムーンが勝ったことは、今後の競馬界に大きな動きをもたらすかもしれません{/eto_uma/}それは、またの機会にブログの記事にしたいと思います。... [続きを読む]

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