『アーバン・カウボーイ』(1980年)
この作品はジェームズ・ブリッジス監督、ジョン・トラボルタ、デブラ・ウィンガー主演のメロドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
この作品は少し見てデブラ・ウィンガーのウエスタンルックがよかったので見ました。カントリーミュージックが嫌いではないのもあります。
1980年 パラマウント アメリカ作品
ランニング・タイム◆135分
原題◆Urban Cowboy
プロット◆結婚早々にロデオを巡っての痴話げんかする話しのようです。三角関係ではなさそうです。
スカイパーフェクTV316スター・チャンネルにて。画質はよいです。
キャスト
ジョン・トラボルタ→ブルーカラーのバド
デブラ・ウィンガー→ヒロインのシシー
スコット・グレン→ムショ帰りのロデオ乗りウェス
マドリン・スミス→恋敵?のパム
ジェームズ・ブリッジス監督の演出はよいと思います。
何となく語感が似てるので私はこの監督とアルバート・ブルックス監督を混同してました。
『チャイナ・シンドローム』(1979年)の監督はどっち?→ジェームズ・ブリッジス監督でした。
では『ブロードキャスト・ニュース』(1987年)は?→これがまたジェームズ・L・ブルックス監督です。似た名前が3人もいるのか、また混同する。
地方の実家から都会のヒューストンにやってきたジョン・トラボルタが製油工場と巨大なカントリーバーをカットバックで行き来し、話しが始まってたった22分でデブラ・ウィンガーと結婚して痴話げんかを繰り返す日々な展開となっています。
省略した演出が快調で気持ち良く見られます。
省略しているのに全編135分もあるのは合間にカントリーミュージックが流れているからです。これが結構よかったりします。
ラストは2人がお互いに悪かった許してくれとなります。
脚本家の使う安易なあまり感心しないパターンでしたが後味はよい。ハリウッド映画のいいところです。
デブラ・ウィンガーはカウボーイハット、デニムのシャツを前を結んでへそを出して、ジーンズにウエスタンブーツと決めています。スタンダードなウエスタンルックが魅力的。ハスキーな声もいい感じ。
クルマはポンコツのフォード・マスタングです。クルマを止める時にエンジンを空吹かししていました。何となく印象に残ります。これはクルマにいい効果があるということですがホントは何の効果もないのでしょう。
ジョン・トラボルタは未熟な男のキャラを無理して演じているようにも見えます。
痴話げんかしてビールを飲んだ後でトラックでバックするときちゃんと後方確認をしていたけど実際には後なんか見ないと思うけど。
で、工場で事故に会いますが酔っぱらったまま仕事に行ったのでは自業自得ではないですか。ビールを始終飲みっぱなしでこれではアル中です。
ブルーカラーはトレーラーハウスに住む。これが下層階級の標準のようです。
スコット・グレン扮するムショ帰りのロデオ乗りウェスですが、演じるスコット・グレンですが結構無理しているようにも見えたりします。あまりキャラに合っていないような。
カントリーバーのアトラクションでカントリー・シンガーのドリー・パートンのソックリさん大会のシーンがありました。そういえばドリー・パートン主演でそのお付き合いにジェームズ・ウッズとマイケル・マドセンが出てた作品があったような。
そんなわけで主演の2人はいいしカントリーも嫌いではないのでよい作品でした。カントリー物ってお気楽なのがいい。
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