『ザ・サイト 霊界からの依頼人』
この作品はポール・W・S・アンダーソン監督、アンドリュー・マッカーシー主演の霊体サスペンスです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
この作品はプロットと少し見て面白かったので見ました。懐かしのオナー・ブラックマンが出てるのもあった。
2000年 インパクト・ピクチャーズ/フォックスTV アメリカ=英国作品
ランニング・タイム◆87分
原題◆The Sight
プロット◆霊界の代理人を引き継ぐ話しから連続殺人を追う話しとなるようです。
音楽◆ジョセリン・プーク
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。
キャスト
アンドリュー・マッカーシー→建築家のマイケル・ルイス
ケビン・タイ→マイケルの仕事の代理人ジェイク
オナー・ブラックマン→前任者のマーガレット
アマンダ・レッドマン→プライス刑事、女性
アレキサンダー・アームストロング→霊体のドッドグソン弁護士
ジェシカ・オイエロー→霊体代表のイザベル
ミケーラ・ディッカー→殺されたアリス、子役
ポール・W・S・アンダーソン監督の演出はよいと思います。IMDbではこの表示になっていました。似た名前のポール・T・アンダーソン監督の作品は見たことがなかったりします。
『イベント・ホライゾン』(97年)、『バイオハザード』(2002年)の監督とは気がつかないで見てました。
脚本も兼任でした。N.Y.からロンドンに来てから1週間の話しとなっていました。
『イベント・ホライゾン』は思わせぶりな展開で腰くだけな落ちでイマイチでしたが、この作品は途中から連続殺人の話しに絞っていたので流れとしては少し変ですが見ている時は不自然とは思いませんでした。少しは学習しているようです。
画調がそれぞれのシーンに合わせて、それ風に調整していました。
コマ落としでビッグベンを映して時間の経過を描写していました。こういうギミックなショットは好きです。
ラストの落ちがイマイチわかりませんでした。荒廃した未来社会のシーンがありました。やっぱり学習していないのか。
霊視のショットがフラッシュバックで入るとこがいい。私はフラッシュバック大好きなのでいい感じです。入れ方のセンスもいい。
霊体達が護送車の扉の鍵を開けるシーンはカギ穴の中の超クローズアップショットを使っていました。これはCGでしょう。面白いシーンでした。
主人公の建築家はアメリカのN.Y.のアジア人街で年代物のアバートに住んでいる設定。そこからすぐに飛行機で英国、ロンドンとあっというまに舞台は移ります。
ロンドンで謎の老女性からあなたが後継者だと伝言を受けます。
この問題はすぐに解決して、霊体21人の代表のイザベルと協力して連続殺人犯に殺された被害者があの世に行けるように犯人探しをすることになります。
霊体はポルターガイスト現象をおこせることになっています。後でこれを使って捕まったマイケルを護送車から脱走するのを助けたりします。
英国の地下鉄は車内灯が断続的に消えるようです。ここから第2次大戦時の霊体とコンタクトして手がかりとします。爆撃されてまだ空き地だった1950年代に起こった連続殺人事件のコピーキャット犯と見当をつけます。
犠牲者は8人ではなく誘拐のみの被害者の9人目がいて、これが重要な手がかりとなっていました。ここでストックホルム症候群という有名な用語が出ていました。→人質がだんだんと犯人に大して好意的になることのようです。
刑事の上司がやたらと怪しかったがこれはレッドへリングで単に無能ということらしい。建築家マイケルが捕まった時に留置所にやってくる弁護士もやたらと怪しかった。と、予想を外そうとしていました。まあまあ。
クライマックスは普通のアクションでした。TVムービーなのでこんなものでしょう。
007の『ゴールドフィンガー』(64年)で有名なオナー・ブラックマンは当然お婆さんになっていました。それでも感じはあまり変わっていません。
アンドリュー・マッカーシーは『マネキン』(87年)に出ていた人です。ここでは無難に演じていました。
そんなわけでSF・サスペンス物として水準の作品でした。
若手監督達の中では自分がガキの頃に見てあこがれた女優さんを使うのが流行っているのかと思えます。
この作品のポール・W・S・アンダーソン監督はオナー・ブラックマンで、他にはケネス・ブラナー監督がジュリー・クリスティ、マシュー・カソヴィッツ監督がドミニク・サンダ、フランソワ・オゾン監督がシャーロット・ランプリング、等々。こんなことが気になりました。
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