『ヒドゥン2』(1993年)
この作品はセス・ピンスカー監督、ケイト・ホッジ主演のSFアクションの続編です。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1993年 アメリカ作品
ランニング・タイム◆94分
原題◆The Hidden II
プロット◆復活した悪の本体を退治する話しのようです。
音楽◆デイヴィッド・マクヒュー
地上波TXテレビ東京にて。◆正味93分◆CFカットでこの時間です。
キャスト
ラファエル・セバーグ→マクラクラン
ケイト・ホッジ→ジュリエット
マイケル・ウェルドン→ベック
セス・ピンスカー監督の演出はよいと思います。
『ヒドゥン』(87年)の使い回しが案外多かった。まあいいけど。
それでも使い回しから、この作品に機械的につなぐのではなくカットバックにして使い回していました。少しはアタマを使っています。悪くはない。
キャストは総入れ替えです。カイル・マクラクランが出ていなけど、その変わり登場キャラの名がマクラクランとなってて相当無理があります。まあいいけど。
原作は『ヒドゥン』と同じ人でした。脚本はこの監督が書いてます。
エイリアンであることを信じる信じないのシークエンスは手短に済ませました。ここを長々とやると話しは進まないし、しまらないから当然の処理です。
独立系の作品とよくわかる作りです。ディスコのシーンなんて結構長くなるとこなんて独立系らしい。せっかく撮ったのがもったいなくて切れない?
ホラーなノリのフェイクな演出はイマイチ。もちろんフェイクなヒロインも怪物化していまうかもしれないラストも何か無意味でした。
ところでヒロインは何の仕事をしている人なんでしょう。最後までわからず。
演じるケイト・ホッジさんはいい感じ。これが唯一のプラスなポイント。
この話しはハル・クレメントの有名なSF小説『20億の針』なんだと今頃気がついた。これはSFファンには常識的なことなのでしょう。
『20億の針』は読んだことがあるけどホトンド忘れていました。
エイリアンと共存ではなく乗っ取りのようなものなのが少し違っていますけど。
日本語吹き替えのキャスト
ラファエル・セバーグ→宮本充
ケイト・ホッジ→田中敦子
TVシリーズ『犯罪捜査官ネイビーファイル』(1995-2005年)の吹き替えコンビでした。2人ともいい声でした。変なコネがない日本語版はホントいいものです。
で、押井守監督の『攻殻機動隊』(95年)の主人公 草薙素子少佐のVC担当の田中敦子なのです。これがお楽しみ。いい声をしています。
そんなわけでありがちな普通の続編ですが、主演ケイト・ホッジと田中敦子の吹き替えがプラスとなり悪くはない作品でしたとなります。
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