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2008.02.17

『リング』

この作品はアルフレッド・ヒッチコック監督、カール・ブリッソン、リリアン・ホール-デイビス主演のボクシング・メロドラマです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。


1928年 ワンダラー・フィルム/ブリティッシュ・インターナショナル・ピクチャーズ 英国作品
ランニング・タイム◆89分
原題◆The Ring
プロット◆何だかんだあって元に戻る話しのようです。
音楽◆サイレント映画なので適当に付いてるようです。ピアノで付いています。
ユニバーサル・ピクチャーズ発売のDVDヒッチコック・クラシック・セレクション4のDVDにて。画質は非常によいです。スタジオ・カナルの画質修正版です。

キャスト
カール・ブリッソン→ワン・ラウンド・ジャック
リリアン・ホール-デイビス→ヒロインのリリアン
イアン・ハンター→チャンピオンのボブ・コービー
フォレスター・ハービー→ジェームズ・ウェアー
ゴードン・ハーカー→トレーナー


アルフレッド・ヒッチコック監督の演出はよいと思います。

めまいのイメージにはこの頃からこだわっているとわかります。映画作家は執念深い。何かに取りつかれている一例がここでも見られます。
ボクサーのビリングが上がっていくモンタージュあり。わかりやすい。
ディレクションのモンタージュあり。
サイレント用の字幕が少ないこと。少なさは凄い。
やはりある下着ショット。変態監督は違います。

サーカスにはピエロがいます。この国にはピエロはいません。お笑い連中はお客を馬鹿にしてるし。

トレーナーは誰かに似ています。西村晃か?

タイトル。
キャラクターで名前が出ていないキャスト表。

カーニバルのモンタージュです。
ブランコの主観ショット。
呼び込みの図。
ボール投げの射的にて。的の黒人目がけて卵を投げつけるガキがいました。いつでもどこでもいるガキです。

ボクシングの呼び込みです。
リリアン・ホール-デイビス扮する切符売りのヒロインが登場。
カール・ブリッソン扮するワン・ラウンド・ジャックが登場。

切符が売れているモンタージュ。クローズアップショットが入る。
1ラウンドではない男が相手でした。2ラウンドの表示となります。
また呼び込みの図です。今度は2ラウンドが売りとなっています。立ち直りの早い呼び込みとなっています。
で、ワン・ラウンド・ジャックを負かしてしまいます。
ハンガーをセコンドの男に引っかける図。

さっそくヒロインに言い寄る勝った男です。
名刺から男はヘビー級チャンプのボブ・コービーとわかります。そりゃ強い筈です。こんなオチなのかいとなります。

夜です。
ジャックとヒロイン。
ボブ・コービーとマネージャーがやって来ます。

外に出るボブとヒロイン。
ヘビの腕輪をプレゼントするボブ。
で、ジャックの前ではヘビの腕輪を隠すヒロイン。

占い師の老婆のところに行くヒロイン。
裕福な大男?ボブのことか?
ジャックが来ます。ヘビの腕輪を外します。

昼、移動中のジャックとヒロイン。
水面に映る2人。腕輪を落とすヒロイン。ジャックに腕輪のことを知られます。

カーニバルではなくジャックの別の試合があるようです。
切符売りの仕事中のヒロイン。結果が気になります。
電報が届いてジャックは勝ったようです。

教会です。
ジャックとヒロインの結婚式です。
慣れていない介添人2人の図。ここはギャグのようです。あまり面白くないけど。
セコンドが務める介添人が結婚指輪を探すお笑いの一席があります。これがあまり面白くないのです。

結婚パーティです。屋外にて。
ボブに馬蹄を渡す占い師の老婆。これは何の意味があるんだっけ?
セコンドが酔っぱらって、酔っ払いの主観ショットがあります。全くアルフレッド・ヒッチコック監督は主観ショットが好きです。

ジムにて。
ジャックのトレーニングです。
ボブもいます。
腕輪のことでボブに文句を言うジャックです
ルーティンなメロドラマの進行といったとこです。

ボブと対戦させろとジャック。
マネージャーはまだランクが違い過ぎるといいます。

ポスターのモンタージュ。
ジャックの文字が大きく上段に上がります。これが古典的なモンタージュなのです。いい感じ。
ジャックのランクがどんどんと上がって行きます。

アパートにて。
ランクが上がって着ている服をよくなっているジャック。
パーティとなっています。ヒロインとボブが親密になっています。
ダンサー、SPレコード、当時のパーティのアイテムの描写が入ります。

特訓となるジャック。
ところでセコンドもいい服になっています。
特訓中はヒロインとは離れ離れになるようです。

パーティをしているセットは何となく『ロープ』(48年)と似た感じになっています、映画作家は一貫しています。

特訓のジャック。
勝ち続けるジャックのモンタージュが入ります。

アパートにて。
昔のカーニバル仲間4人の面会です。
ヒロインの夫人のことを聞かれて困惑のセコンドです。

パーティ部屋に仲間4人を入れるジャック。
シャンペンを振る舞います。
ここで夫人を待とうというジャックです。夫人は帰ってこない。
エレベーターのショットが入りますが夫人ではない。

気が抜けたシャンペンのショットが入ります。時間の経過した描写です。
夫人はまだ帰ってこない。
仲間4人にそれとなく事情を知らせるセコンド。
帰ることにする仲間4人です。

タクシーで夫人が帰宅します。
口論となります。
部屋に閉じこもる夫人。
ボブに話しをつけてやると出かけるジャック。

パーティ会場です。
互いにダンス中でも気まずいジャックとボブ。
ボブがジャックに酒を注いだとこでケンカとなります。
続きはリングだとジャック。
ボクシング物のルーティンな進行です。

アパートにて。
帰宅するジャック。腕輪が消えています。夫人はいない。
置き手紙が残しています。

ポスターでいよいよジャック対ボブとなります。

試合当日の会場にて。
表示と矢印のモンタージュが入ります。矢印のモンタージュは『私は告白する』(52年)のプロローグに使われて目立っていました。

ドレッシング・ルームです。
夫人はボブのとこです。まだ仲直りしていない。

リングにて。
いよいよ選手入場となります。
フィルムカメラまで回っています。ビッグマッチで注目これていることがわかりだつす。
セコンドが大勢付いてるジャック。
ボブの方も大勢います。取り巻きとも言う。ロクな連中ではない。

試合が始まります。
夫人に気を取られていたとこで1発食らうジャック。主ここは観ショットとなります。ジャックは劣勢となります。

ストップウォッチとゴングのオーバーラップがあります。時間の経過を表しています。
ストップウォッチもゴングも丸いのがポイント。これでちょうど重なってオーバーラップとなるわけです。

ジャックが劣勢なのでそろそろ帰り支度の観客もいます。
ところがここで盛り返すジャック。

腕輪を外す夫人。
ジャックを励まします。
盛り返したジャックはボブに勝ちます。

エピローグ。
ドレッシング・ルームのボブ。
腕輪がボブの元に返ってきます。
エンドとなります。


誰が主人公なのか最初はわからなかった。挑戦される方のワン・ラウンド・ジャックが主人公でした。私は挑戦する方だと勘違いしてたからこんがらかった。

そんなわけでなかなかよく出来ているメロドラマのよい作品でした。


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