『空から赤いバラ』(1967年)
この作品はレスリー・H・マーティンソン監督、ラクエル・ウェルチ、トニー・フランシオサ主演の巻き込まれ物お気楽サスペンスです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1967年 20世紀フォックス アメリカ作品
ランニング・タイム◆100分
原題◆Fathom
20世紀フォックス発売のDVDにて。画質は非常によいです。
プロット 宝探し騒動に巻き込まれる話しのようです。
音楽 ジョン・ダンクワース
キャスト
ラクエル・ウェルチ→スカイダイビングのファザム・ハービル
トニー・フランシオサasアンソニー・フランシオサ→怪しいピーター・メリウェザー
ロナルド・フレイザー→依頼人のキャンベル大佐
リチャード・ブライヤーズ→部下のティモシー・ウェブ大尉
グレタ・チャイ→中国系のジョー・メイ・スーン
トム・アダムズ→ホテルの主人マイク
クライブ・レビル→怪しいロシア人セルゲイ・セラプキン
レスリー・H・マーティンソン監督の演出はよいと思います。
あの緩い出来の脱力系アクション『バットマン オリジナル・ムービー』(66年)の監督なので期待はしていません。
この作品はガキの頃にTVで1部分見ていたのと、ラクエル・ウェルチ主演のサスペンス・アクションで見ました。あまり期待せずにラクエル・ウェルチが喋って動いてるだけでいいとして見ました。
全体的な感じは・・・
『シャレード』1963年版(63年)
『シャレード』2002年版(2002年)
・・・のようになっているようです。
キャストでは・・・
悪役を楽しそうに演じているクライブ・レビルは『ヘルハウス』(73年)に出ていました。
タイトル。
赤い下着みたいな服で何をしているラクエル・ウェルチ扮するファザム・ハービル。
パラシュートを手入れをしているの?
地中海のどこか・・・
スカイダイビングの大会のようです。
アメリカの旗模様のパラシュートが使われています。
ラクエル・ウェルチ扮するスカイダイビングのファザム・ハービルがダイビングとなります。もちろんスタントです。
降下後に若い男にジープで送ってもらうファザム。
行き先は海岸のキャンベル大佐がいるバンガローです。
若い男はキャンベル大佐の部下ティモシー・ウェブ大尉です。
『炎の竜』を捜してくれとなります。水爆の起爆装置となっています。
フィルムを見て説明を受けるファザム。
マラガの闘牛場。
怪しいピーター・メリウェザー
中国系のジョー・メイ・スーン少佐、中国のスパイらしい。
アジト別荘にはジョー・メイ・スーン少佐にトリバース夫妻。
スカイダイビングで降下してヘルメットに隠したワイヤ=盗聴器を置いてきて欲しい。
1日だけの仕事。すぐに送るとなっています。
さっそくスカイダイビングとなるファザム。
グリーンのジャンプスーツ。白のラインが入っています。
予定通りに別荘に降下します。
邸内に入ります。若い男が殺されていました。これを写真に撮られるファザム。
トニー・フランシオサ扮するピーター・メリウェザーに、
グレタ・チャイ扮する国系のジョー・メイ・スーン少佐が登場。
メリウェザーに身体検査をされるファザム。
ファザムを町まで送ってやろうと馬に乗って移動となります。
もう服装が変わっているファザム。髪形もお下げになっています。
死体を道路(見通しの悪いカーブ)に捨てるメリウェザー。これで事故死となるようです。
キャンベル大佐のことを知っているメリウェザー。
町に入るファザム。メリウェザーはもういない。
ホテルに入るファザム。
トム・アダムズ扮するホテルの主人マイクが登場。
部屋にはティモシー・ウェブ大尉がいます。
テーブレコーダーを仕込んだギターを持っています。
ワイヤーからの内容は・・・
『炎の竜』を持っているセルゲイ・セラプキン云々・・・。
セルゲイ・セラプキンのボートに向かファザム。
グリーンのビキニ姿となります。これは素敵です。
ボートにて。
セルゲイ・セラプキンの手下のメフメッドかいます。
足漕ぎフロートボートで接近して何となく知り合って船内に入るファザム。
左のイヤリングは火事を起こす爆弾なのでイヤリングをプレゼントされて焦るファザムです。何だかんだで無事に火事を起こします。
小型ボート脱出となるファザムとセルゲイ・セラプキン。手下は置き去りにされます。
セルゲイ・セラプキンは鞄を抱えています。これに『炎の竜』が入っているらしい。
小型ボートを追ってヘリコプターが飛んできます。メリウェザーです。
ティモシー・ウェブ大尉が乗ったもう1隻の小型ボートが来ます。ボート・チェイスとなります。
鞄を海に落とすセルゲイ・セラプキン。これを追って飛び込むファザム。
ティモシー・ウェブ大尉の小型ボートに乗るファザム。鞄も拾ってます。
セルゲイ・セラプキンの小型ボートは海岸にたどり着きます。
ブランデーを届ける手下のメフメッド。これを飲むセルゲイ・セラプキン。このへんが脱力アクションらしいとこです。
ジープで移動中のティモシー・ウェブ大尉とファザム。
赤いワンピースのファザムです。
メリウェザーのヘリコプターが追ってきます。
ライトで目くらましされて崖下に転落するジープ。気を失うファザム。
気がつくファザム。例の別荘の室内です。
トリバース夫人が見張りをしていたようです。リボルバーを持ってうたた寝しています。
成り行きでトリバース夫人を撃って逃げるファザム。
メリウェザー他が追ってきます。鞄の中味は『炎の竜』ではなくキャベツでした。
走って闘牛場に逃げ込むファザム。ヒールはなくて紐で縛っているサンダルなので走れるようです。
闘牛場なので牛がいます。当然追われるファザムです。外に出ようとするがメリウェザー他2人がいてそれも出来ず。詰問されながら牛から逃げ惑うことになります。
カフェにて。青い服になってるファザム。
メリウェザーの説明を聞くファザム。
キャンベル大佐が黒幕?となっています。
海岸にて。続いて説明を聞いてます。
『炎の竜』は高価な美術品らしい。
クルマのメリウェザーとファザム。
黄色いジャケットにパープルのニットのファザム。
で、キスシーンとなっています。
ホテルに戻るファザム。
部屋にはセルゲイ・セラプキンがいました。
『炎の竜』の写真を見せられます。妙なキズがついてる写真。
刃物を仕込んである懐中時計を振り回すセルゲイ・セラプキンです。
ホテルの主人マイクが追っ払います。
赤と黄色の縞模様のニット・ワンピースのファザム。
『炎の竜』を発見したカートという男の写真。
どの写真にも同じキズがあります。『炎の竜』はマイクがもっているのか?
小型ボートで海に出るマイクとファザム。
マイクが潜っています。海底から箱を引き上げてきます。中味は『炎の竜』です。
カートを殺したとマイク。
飛び込んで逃げるファザム。水中銃を撃つマイク。
ボートで追いながら水中銃を連射しています。
別の小型ボートが来ます。気を失うファザム。
気がつくファザム。
海岸についていました。小型ボートのマイクは殺されていました。
『炎の竜』はなくなっています。
走って逃げるファザム。
草の中を通ったりして道路に出ます。
止めたクルマにはキャンベル大佐とティモシー・ウェブ大尉がいました。
今度は逆の説明となります。メリウェザーが犯人だと。
『炎の竜』は無くなったとファザム。
キャンベル大佐からトリバース夫人は死んでいないと知らされるファザムです。
青いワンピースのファザム。
ピンクのリボンで髪を束ねています。
ホテルをチェックアウトするので荷物を整理するファザム。
いつのまにたバッグの底に『炎の竜』が入っていました。
列車に乗るファザム。
メリウェザーがいます。
セルゲイ・セラプキンもいます。
関係者は全員集合のスモールワールド状態となっています。
ティモシー・ウェブ大尉もいました。
これで全員集合となります。
バッグを出すファザム。面白いマークがついています。FとHをつなげたようなマークです。
で、バッグを車窓から落とします。これを拾いに飛び降りるメリウェザー。
これで犯人はメリウェザーとなるようです。
で、『炎の竜』はファザムが持っていました。
渡せと迫るセルゲイ・セラプキン。また懐中時計を振り回しています。
ティモシー・ウェブ大尉と逃げるファザム。
列車を急停止させて、これをセルゲイ・セラプキンのせいにして降りるティモシー・ウェブ大尉とファザム。
黄色いワンピースのファザム。
『炎の竜』をキャンベル大佐に渡すファザム。
セスナに乗ります。
白いジャンプスーツのファザム。
キャンベル大佐、操縦するティモシー・ウェブ大尉。
畑から離陸しているセスナです。どこからでも離着陸が出来る汎用性があるということのようです。
セスナ機上にて。
犯人はキャンベル大佐とわかります。
危うい状況となるファザム。得意のスカイダイビングで逃げようとしましたがパラシュートを壊されていました。
突き落とされそうになるファザム。
セスナがもう1機飛んできます。メリウェザーでした。
ハンドガンを撃つメリウェザー。
負けずにハンドガンを撃とうとするキャンベル大佐。
で、撃たれて被弾するキャンベル大佐。
ティモシー・ウェブ大尉ともみ合うファザム。何だかんだでキャンベル大佐の死体とティモシー・ウェブ大尉は機外に放り出されます。
きりもみ状態のファザムのセスナ。
実はセスナの操縦が出来るファザムで立て直します。
セスナ機上から『炎の竜』を別荘に落とすファザム。
ちょうどよくケーキの上に落ちます。
成り行きでメリウェザーとデートの約束をするファザム。
エンドとなります。
この作品はガキの頃に地上波TVで見た覚えがあります。
断片的に覚えています。多分途中から見ていたのでしょう。
赤いワンピースのラクエル・ウェルチが牛に追われるとこが印象的でした。赤いから牛の追われるのかと妙に納得したような気がします。
ラストに宝物を飛行機から落とすシーンには覚えがあります。
後は全く覚えていない。こんな感じで見ました。
で、久しぶり見てこういうノンビリしたアクションもいいものだと思いました。
そんなわけで私的には悪くない作品でした。
« 『恐竜100万年』(1966年) | トップページ | 『ザ・インターネット』(1995年) »
「映画」カテゴリの記事
- 『彼らは忘れない』(1937年)(2022.02.27)
- 『ギャングを狙う男』(1953年)(2022.02.26)
- 『ブラック・リッジ』(2020年)(2022.02.20)
- 『フローズン・ストーム』(2020年)(2022.02.19)
- 『私は逃亡者』(1947年)(2022.02.13)
「1960年代」カテゴリの記事
- 『暗くなるまで待って』(1967年)(2021.11.28)
- 『泳ぐひと』(1968年)(2021.06.20)
- 『ビリディアナ』(1961年)(2020.07.05)
- 『皆殺しの天使』(1962年)(2020.07.04)
- 『不意打ち』(1964年)(2019.12.01)
コメント