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2008.02.12

『ザ・インターネット』

この作品はアーウィン・ウィンクラー監督、サンドラ・ブロック、ジェレミー・ノーザム主演の巻き込まれサスペンスです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1995年 コロンビア・ピクチャーズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆115min.
原題◆The Net
プロット◆新ソフト売り込みに巻き込まれる話しのようです。
音楽◆マーク・アイシャム
パーフェクTV313スターチャンネルにて。画質はまあまあ。

キャスト
サンドラ・ブロック→巻き込まれた女。
ジェレミー・ノーザム→敵側の工作員ジャック・デブリン


アーウィン・ウィンクラー監督の演出はまあまあだと思います。
撮影監督がジャック・N・グリーンでした。この作品の出来ではせっかくの腕前がもったいないと思えてしまいます。仕事はクリント・イーストウッド監督作品だけにしなさい。

『ザ・インターネット』と思いきり安い邦題になっています。
原題の『The Net』が邦題『ザ・インターネット』になると何故か安いイメージとなります。不思議です。インターネットなる用語はもはや使い潰されている用語なのか?
◆話しは違うけど現実の地上波TVニュースのインターネット・ネガティブキャンペーンは凄い。何か事件があると何でもインターネットが原因となっています。そのうち雨が降ってもインターネットのせいと言い兼ねない勢いなのです。

話しの方はなかなか進まないとこがあるような、途中でかなり停滞してます。
そこまでして別の身元にするのは何のため?というのがイマイチわからん。殺してしまったほうが簡単なのではと思ってしまいます。それでは話しが終わってしまうからか。サンドラ・ブロックのバッグを奪った奴は簡単に殺してしまったのに。

この作品のコンセプトはやっぱりアルフレッド・ヒッチコック監督のノリだったんでしょう。追われるのキャラをヒロインにして現代的にコンピュータをフィーチャーする。アイデアはいいんだけど演出がついていかなったみたい。

あんなにアルフレッド・ヒッチコック監督作品のショットを引用して何でマクガフィンの使い方を引用しない。不思議です。
この作品でのマクガフィンは使い方を失敗しています。ラストに謎が明かされたら拍子抜けだなと思ったがやはりそうなっていました。

アルフレッド・ヒッチコック監督作品の引用大会。
『汚名』(1946年)のお腹が冷えないようにとスカーフを巻く。デブリンという役名。
『舞台恐怖症』(1950年)のカーテン閉めて。
『見知らぬ乗客』(1951年)の遊園地にてメリーゴーラウンド上の攻防。
『めまい』(1958年)な鏡の扉から覗くショット。
『サイコ』(1960年)のクルマにてワイパーごしのショット。クルマの中で寝てるとこをお巡りが窓をノックの図。
等々ありましたが、あまり効果的ではないような。

何でもコンピュータで確認する設定になってます。これで間違えられたわけです。
ラストの溶解したモニタの映像から花へのフェイドはいい感じ。この作品のいいとこはここだけでした。

ジェレミー・ノーザム扮する敵側の工作員の名前はジャック・デブリンという。デブリンといえば『汚名』でケイリー・グラントの役名でした。比べては気の毒だけどやっぱりケイリー・グラントより落ちる。
ホトンドおもちゃなサイレンサー付きハンドガンを見ると演出がそれほど上手くないのと合わせてどうもこの辺のディテールが気になります。
デブリン君は消化器で殴られてジ・エンドとは情けない。そりゃ会場には消化器は常備されてるけど。サンドラ・ブロックの体格のよさが説得力を持つのかな。それにしても何か他にいい設定がなかったの?コンピュータのコンベンション会場にふさわしい設定といったら何だろうな。→思わず外付けハードディスクで殴ってデータを飛ばしたとか・・・

サンドラ・ブロックで・・・。
コンピュータは映画だけではおなじみなマックを使ってます。キーボードの扱いは音だけですが見事でした。実際に打ってるとこはハッキリとは絵になってなかったから何とも言えない。
クルマはワーゲンカブリオレでした。
黒のビキニでサービスしてくれます。でも追われる設定なので本編の大半は黒のニット、デニムのジャケット。ベージュのスラックスです。これもおへそを出てて素敵ですけど。警官に拘束され泥だらけな所にうつ伏せにされるとこはアルフレッド・ヒッチコック監督も撮りたかったショットだったでしょう。
サンドラ・ブロック嬢、ヒッチハイクで移動の図。足はつかないけど死体になる確率ほうが高そう。

そんなわけでもう少し演出がうまかったら、いい作品になったでしょう。惜しいことです。


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