『怪奇異星物体』(2001年)
この作品はスタン・ウィンストン製作、ナスターシャ・キンスキー主演のクリーチャー物SFドラマです。B級な邦題も見るポイントです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
2001年 クリーチャー・フィーチャーズ・プロ/スタン・ウィンストン他2名のプロダクション アメリカ作品
ランニング・タイム◆90分
原題◆The Day the World Ended
DVD『クリーチャー・フィーチャーズ 5枚組DVD-BOX』にて。画質はよいです。
プロット 異星人が帰って来る話しかと思ったら違うようです。
音楽 チャールズ・バーンスタイン
キャスト
ナスターシャ・キンスキー→スティルマン博士
ランディ・クエイド→医者のマイケル・マッケイン
ボビー・エドナー→少年のベン
スティーブン・トボロースキー→校長のエド・ターナー
デブラ・クリストファーソン→ナースのデラ
ハリー・グローナー→お巡りのケン
キャサリン・フィオレ→ベンの母マギー
ネビル・ビポンド→元判事の老人
ルー・デブロー→食堂の主人ハーラン
ケイト・フィグレイ→中年のウエイトレス カリータ
テレンス・グロス監督の演出はよいと思います。
全体的にはおかしなとこもありますが主演の2人、ナスターシャ・キンスキーの美しさとランディ・クエイドの熱演で補っているようです。
子役の男の子も好演しています。この子の超能力は念動力のようです。金属を振動させて火傷をさせるとか。このような超能力者をサイコ・ブラスターといいます。
キャストは豪華です。
この作品のナスターシャ・キンスキーは何故か歳を取ったナディア・コマネチのように見えます。そっくりです。いいもんだ。
プロローグ。
銀色のニュー・ワーゲン・ビートルが山道を走ります。どこに行くのか?
ナスターシャ・キンスキー扮するスティルマン博士が登場。
携帯電話を使っています。ところで実際にクルマでヘッドセットやイヤホンマイクで携帯電話を使っている人はあまり見たことがありません。
シェラ・ビスタという町に着きます。
通り掛かりで少年を見ます。お巡りに止められます。
新しい仕事の小学校に行きます。
少年のベンと話しをします。母親のことをしつこく聞きます。ここでベンのフラッシュバックとなります。母親の名はマギー。
少年の父で医者のマイケルが迎えに来ます。トヨタの4WDに乗っています。
自宅でTVを見ているベン。
父が急患で出かけてしまい、夜1人でTVを見ることになります。ここでフラッシュバックが入ります。
雷があって停電となります。
雷に紛れて何かがやって来ます。
森に入るベン。
校長はナースと逢い引き中です。火曜の夜はいつものことだと町中に知られていたりします。ここにその何かがやって来ると思ったらフェイクでした。
それでは何のためのシーンなのか?と思ったら帰宅するとこの路上でナースが殺されます。クルマはAMCペーサーです。
次に校長が襲われます。ここはビックリする演出になっています。マジでビックリしまた。
食堂にて。
愛想の悪い中年のウエイトレスがいます。ここでベンはトイレで、やって来た何かに襲われます。
何か=怪物=異星人はトイレから出てきて食堂は大騒ぎとなります。元判事は逃走します。
スティルマン博士の先生はベンを自宅まで送ります。
食堂の現場検証となります。捜査の仕切り用に使う現場を囲むテープが足りなくなってクリスマスの飾りが流用されています。こういうセンスは好きだな。
お巡りに調べられるスティルマン先生。
トラックを強奪して逃走した元判事は森の中。当然襲われます。
集会となります。
校長が怪物を見たと証言して成り行きで町中総出の山狩りとなります。
ベンの家に行くスティルマン先生。
家を抜け出したベンは森で怪物を追っています。
森の廃倉庫でベンは金のネックレスを見つけてフラッシュバックとなり全てを思い出します。どうやら5年前に色々とあったらしい。
自宅に戻ったベンはくスティルマン先生と合流して、父の医者とお巡りを相手にすることになります。ここに怪物も乱入してきます。
怪物相手にスティルマン先生がベンをかばう見せ場があります。
ここがこの作品の白眉なシーンらしい。ナスターシャ・キンスキーはまじめに熱演しています。
エピローグとなります。
町を去るスティルマン博士。ベンを連れています。
そんなわけで意外とよく出来ています。邦題とはうらはらの悪くはない作品でした。
スタン・ウィンストン製作の作品は何故か女優さんがいい。『クライモリ』(2003年)も女優さんがよかったものです。
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