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2008.02.02

『カリガリ博士』

この作品はロベルト・ヴィーネ監督の有名なドイツ表現主義のサイレント映画です。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1919年 フィルム・レンターズ ドイツ作品
ランニング・タイム◆48分
原題◆Das Cabinet Des Dr.Caligari
英題◆The Cabinet of Dr.Caligari
プロット◆夢を見ていた話しのようです。
HHD JAPAN/有限会社フォワード発売のDVDにて。画質は悪い。英語字幕。
画質はともかく作りは悪くないDVDです。この会社のDVDは買う価値がありそうです。

キャスト
ヴェルナー・クラウス→カリガリ博士
コンラート・ファイト→眠り男ツェザーレ
フリードリッヒ・フェーエル→若い男フランシス
リル・ダゴファー→婚約者のジェーン・オルソン
ルドルフ・レッティンゲル→医者のオルソン博士
ハンス・ハインツ・フォン・トワルドウスキー→フランシスの知人アラン
ルドルフ・クライン・ロッゲ→別人の怪しい男だと思う。


ロベルト・ヴィーネ監督の演出はよいと思います。
超有名なドイツ表現主義はどう?→これがよかったりするのです。
有名なセットデザイン。書き割りのセット。それもデフォルメされているのがいいのです。歪んだ背景等々・・・
このセットで当たり前のように演技するのがいいわけです。
書き割りセットがよい他のメリットはコストダウンが出来るのではと思えます。これは日本映画にも生かせる手法ではと思う。
これをシュールと言うのでしょう。超現実主義な風景となっています。
サイレント映画なので強調したいとこを黒丸で囲むアイリスを多用しています。
高い椅子が目立ちます。役人は高い椅子に座っていました。シンボリックされている訳?


回想形式になっていいます。それで最初に戻ってくる訳です。といっても単なる回想なので私のの好きなプロット回帰型とは少し違います。
演技は大げさです。典型的なサイレント調な演技です。

前説があります。
元ネタがあるとのことです。

若い男フランシスと中年男が会話をしています。
フランシスが私の婚約者が来ると言ってます。白いロングのワンピースのジェーンが登場。
フランシスが話しを始めます。回想に入ります。

街にカーニバルがやって来ます。
字幕で山師もやって来ると出ています。

ハンシュテンベル祭り。
知人アランと繰り出すフランシス。
もうカリガリ博士がいます。
高い椅子に座っている市の検閲官。カリガリ博士の出し物夢遊病者ツェザーレにダメ出しをしています。

カーニバルです。
カリガリ博士の出し物です。夢遊病者ツェザーレ。

夜です。連続殺人が始まったと字幕。
さっそく市の検閲官が殺されます。わかりやすい動機となっています。

カーニバルです。
カリガリ博士の出し物です。いよいよ夢遊病者ツェザーレが登場します。
アランが「私はいつまで生きる?」と聞けば、
夢遊病者ツェザーレは「夜明けに死ぬ」と答えます。

街中を歩くフランシスとアラン。
ジェーンと話します。まだフランシスの婚約者ではないらしい。

夜です。
アランがツェザーレに襲われます。
ここは影で描写しています。ナイフで刺しているツェザーレ。

フランシスに知らせが届きます。
アランが殺されたと驚愕のフランシス。

警察に駆け込むフランシス。

オルソン家にて。
フランシスはアランのことをジェーンに知らせます。
ジェーンの父 オルソン博士と話すフランシス。

夜です。ツェザーレではない怪しい男が捕まります。
連続殺人犯にされます。警察にしてみればちょうどいいのでしょう。

カーニバルにて。カリガリ博士の小屋です。
ツェザーレに飯を食わせているカリガリ博士。
そんなとこににフランシスとオルソン博士がやって来ます。
調べます。何も出ない。

警察にて。
別人の怪しい男の取り調べです。

カリガリ博士の小屋から出たとこのフランシスとオルソン博士。
号外で連続殺人犯が捕まったと出ています。

オルソン家にて。
父のオルソン博士の帰りを心配してるジェーン。

警察にて。
別人の怪しい男を調べるフランシスとオルソン博士。
捕まった件はともかく連続殺人は否定する怪しい男です。

出かけるジェーンです。
カーニバルのカリガリ博士の小屋へ。
カリガリ博士はオルソン博士がいると称してジェーンを中に入れます。
眠り男ツェザーレを見せるカリガリ博士。驚愕のジェーン。逃げ出します。

アランの葬儀から帰る3人。
フランシス、ジェーン、オルソン博士。

夜です。
カリガリ博士の小屋を見張るフランシス。

ツェザーレはオルソン家に忍び込みます。
ジェーンを襲います。ここでジェーンが目を覚まして大騒ぎ。
で、ジェーンを抱えて逃走するツェザーレ。

ジェーンを抱えてドイツ表現主義のセットを歩いて逃げてるツェザーレ。
途中でジェーンを置いて、また逃走のツェザーレ。
ついに倒れるツェザーレです。これで死んだらしい。

オルソン家にて。
フランシスが駆けつけます。
犯人はツェザーレだとジェーン。
私はずっとカリガリ博士の小屋を見張っていたとフランシス。何だか落語の落ちみたいなセリフです。→暇な人がいると釣りをしているのずっと見ていた男の話しです。

警察にて。
駆けつけるフランシス。怪しい男はどうしたと聞きます。
見に行くと怪しい男はいます。

カーニバルにて。カリガリ博士の小屋です。
警察の手入れとなります。
棺桶の中のツェザーレは人形でした。見ててバレバレのトリックです。これもドイツ表現主義ということにしましょう。
これで逃走するカリガリ博士です。

追うフランシスは病院に着きます。
所員に「ここにカリガリ博士がいないのか」と聞いています。
で、院長に面会したら、この院長がカリガリ博士でした。
驚愕のフランシスです。

シーンは変わって寝ているカリガリ博士。
この隙にカリガリ博士の部屋を家捜しするフランシス。何故か所員3人が協力しています。
古書があります。1093年、カリガリという修道士がいた。ツェザーレを操っていたとなっています。
ところでこの古書は英語で書かれています。ドイツ語ではない。まあいいけど。
この病院にツェザーレが届きます。
狂喜しているカリガリ博士。

目を覚ますカリガリ博士。
ここは回想ではないようです。

テンプテーションの字幕が入ります。
カリガリになるとカリガリ博士。わけわからん。
画面にカリガリの文字が多数入ります。

回想ではなく、ツェザーレの死体が発見されたと知らせが届きます。

現場の谷にて。
ツェザーレの死体を運びます。

病院にて。
院長にツェザーレの死体を見せるフランシス。
驚愕するカリガリ博士。暴れたので拘束衣を着せられて病室に入れられます。

エピローグ。
回想から戻ります。どうやらここは病院内の中庭のようです。
フランシスと中年男。
カリガリ博士はまだ病室に入っているとフランシス。
中庭にはツェザーレがいます。
ジェーンもいます。でもフランシスの婚約者ではない。
院長がやって来ます。これがカリガリ博士です。
驚愕するフランシスを見て、このような症例なのです。実に興味深いとカリガリ博士。
暴れてるフランシスは拘束衣を着せられて病室送りとなります。
エンドとなります。


そんなわけで有名なだけはあるドイツ表現主義が強烈なよい作品でした。



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