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2008.01.12

『連鎖犯罪 逃げられない女』aka『フリーウェイ』(1996年)

この作品はマッシュー・ブライト監督、リース・ウィザースプーン、キーファー・サザーランド主演の何だかわからんサスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1996年 イリュージョン/カーシュナー・ロック他 アメリカ作品
ランニング・タイム◆102分
原題◆Freeway
プロット◆不良少女とシリアルキラーが対決する話しのようです。
音楽◆ダニー・エルフマン

株式会社マグザム発売のDVDにて。
画質は普通です。少し粒子が粗い。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。
音声はドルビーデジタル2.0ch

キャスト
リース・ウィザースプーン→不良少女バネッサ・ラッツ
キーファー・サザーランド→シリアルキラーのウォルバートン
アマンダ・プラマー→バネッサ・ラッツの母? ラモーナ・ラッツ
ブルック・シールズ→シリアルキラーの夫人ミミ・ウォルバートン
ダン・ヘダヤ→ギャレット・ウォレス刑事
ウォルフガング・ボディソン→黒人のマイク・ブレア刑事
ボーキーム・ウッドバイン→黒人のボーイフレンド、チョッパー
マイケル・T・ワイス→ヤク中のラリー
Annette Helde→Lady Cop
スーザン・バーンズ→刑務所の所長コリンズ
ブリタニー・マーフィ→女囚ロンダ、ヤク中
アラナ・ウバック→女囚メスキータ、2人殺してる
クリスティン・モラッド→キャスターのジャニス・ミラー、グロリア・エステファンに似ていた。

この作品はリース・ウィザースプーン主演で見ました。どんな話しが知らないで見ました。
タイトル名ですが『連鎖犯罪 逃げられない女』が、DVDでは『フリーウェイ』になってます。

マッシュー・ブライト監督の演出はよいと思います。
1シーンごとで後味が悪くなる、あまり見たくないショットを見せなくしているのがいい感じです。
クルマにて最初の方は会話シーンの切り返しはやっていませんが途中からやっていた。

タイトルがイラストになっていてます、これから判断すると赤頭巾ちゃん物かと見ていたら、そうでもないような感じ。
クライマックスでは一応そのような「私がおばあさんよ」のシーンはありましたけど。そこからスタントがバレバレな普通のアクションになっていました。

L.A.近くの街が舞台。TVではハイウェイの殺人鬼のニュースをやっています。
リース・ウィザースプーン扮するヒロイン バネッサ・ラッツの家庭環境が悪く、母が街に立って商売をしている。母の男はヤク中です。
オリバー・ストーンが製作の1人に名を連ねています。なるほどオリバー・ストーンの好きそうな話しです。

バネッサ・ラッツは会ったことのないおばあさんに会いにクルマを拝借して出かけます。
ここが赤頭巾物か、黒人のボーイフレンドに別れを告げて行くと早速その黒人は殺されてた。話しの本筋には特に関係はないらしく生きていると作品的に後で面倒になるので始末したと思われます。ここでスペイン製のオートマティック・ハンドガンをもらいます。

バネッサ・ラッツは紅いレザージャケットを着ていた。
で、途中で色々とあってラストにまたおばあさんのとこに行く時は赤いミニスカートに黒のブーツとなっていた。赤でなければ赤頭巾にはなりませんから当然です。
このヒロインは何歳の設定?、11歳の時にヤク中にいたずらをされていたとなっていたけど。よくわからん。

バネッサ・ラッツがシリアルキラーを撃ってしまったら神に祈ります。
すると空には流れ星が流れる。ここはギャグなのかシリアスなのかとよくわからん描写でした。

で、バネッサ・ラッツはあっさりと捕まってしまいます。
幸か不幸かシリアルキラーのキーファー・サザーランドは死なずに裁判となって刑務所行きとなります。
ここからは女囚物になります。それから脱走してラストの赤頭巾アクションに至ります。
結局、自分で何とかしなさいという話になっているようです。肝心のバネッサ・ラッツ自身の問題は解決していないようですけど。

リース・ウィザースプーンは不良少女バネッサ・ラッツを熱演していました。
なるほどこれは不良少女が成長する話しかと思っていたらそうでもなかったような。

キーファー・サザーランドはタイプキャストでした。
登場したときは紳士でカウンセラーになっていましたが、やはりというか当然というか実はシリアルキラーで不良少女リース・ウィザースプーンに逆に撃たれてしまいます。まだTVシリーズ『24』(2001年~2010年)で有名になる前なので当時のタイプキャストといえばそのようです。


DVDにて。
クリエイティブ・アクサのタイトル
予告編のようなとこでサブメニューキーを押したらメニューキーになった。
ちょうどいいのでそのまま再生します。


Kushner-Locke Company, The (presents) (as Kushner-Locke)
Illusion Entertainment Group (producer)

タイトル
Kushner-Locke Company, The (presents) (as Kushner-Locke)
and Samuel Hadida
August Entertainment (in association with)
and Davis-Films (in association with) (as Davis Film)
Illusion Entertainment Group (producer)
and Muse Productions (producer)/Wyman production

キーファー・サザーランド
リース・ウィザースプーン
Freeway
イラストのタイトルバックになっています。
音楽はstereoになってます。その音楽はダニー・エルフマン
アディショナルミュージックというのもある。何だかわからん。

学校にて。
バネッサは勉強はサッパリで黒人のボーイフレンドとキスをする。

自宅にて。
母親は道路で客引きをしています。
ロクデナシの継父ラリーはヤクでラリッてバネッサに迫る。
TVではブレーキングニュースでフリーウェイ連続殺人でダン・ヘダヤ刑事が記者会見してる。
そんなとこで母親は囮捜査に引っ掛かって逮捕される。
ちょうどヤクでラリっていた継父も逮捕される。

改めて見るとリース・ウィザースプーンは可愛くない。個性的です。
赤いレザージャケットにジーンズ。

婦人警官に呼ばれて福祉局のミセス・シーツがやってきます。
ここでパパの方のおばあさんの話しをするバネッサ。ストックトンにいるとか。
しかしここがどこなのかがわからん。
バネッサはミセス・シーツをベッドにつないでクルマを奪って逃走する。
クルマはグリーンのステーションワゴン。
→ 1967 Dodge Coronet

クルマでボーイフレンドのチョッパーのところに行きます。
チョッパーは仮釈放中なので動きがとれない。ハンドガンを渡す。スペイン製のオートマチックです。売ってカネにしろという。
それでキスシーンを長々やってます。
で、バネッサがいなくなったら速攻で撃たれて死に至るチョッパー。

バネッサのクルマとI-5フリーウェイに出ます。
あっという間にクルマは故障する。
そんなとこに親切そうな男のクルマが止まる。フォードのSUVです。
→ 1995 Ford Explorer XLT [UN105]
男はロサンゼルスまで行くから乗りなさいと言う。乗るバネッサ。

クルマで移動中です。
男の名前はボブ・ウォルバートン。最初は親切そうなんです。キーファー・サザーランドが名演してるし。

ダイナーにて。
食事になってます。まだ親切そうなボブ。
里親は補助金目当てだったと話してるバネッサ。

食後の散歩です。
里親ともめた話しをしてるバネッサ。まだ親切なボブ。
里親のモラレス氏は名士なので何のお咎めもなかった。

クルマで移動中です。夜にて。
継父ラリーに手に握らされた、フェラチオの話しとか・・・
今度は最新の心理療法やろうと言うボブ。言葉責めにしてます。
ぶち切れてクルマを止めろとバネッサ。

クルマが止まります。
いきなり態度が変わってるボブ。マジでフリーウェイ連続殺人鬼らしい。
しかし反撃してるバネッサ。ハンドガンを突きつけます。
ハンドガンでボブを小突いてるバネッサ。撃鉄がコックされてる状態でやってます。暴発しそうで危ない。
ボブのことを心の病気だと言ってるバネッサ。当たってます。

銀行でカネを渡すと交渉してるボブ。
このへんはずっと長回しのワンショットで撮ってます。結構凄い。

道路から外れて空き地で止まるクルマ。
キリストを信じるかと聞いてるバネッサ。マジで発砲してます。
いきなりカメラはクルマの外に出る。

血だらけで外に出てるボブ。
背中に2発撃ち込んでるバネッサ。倒れたからももう1発撃ち込んでます。
これでは普通は死んでます。
ここで神に祈って夜空を見るバネッサ。流れ星が見えてます。何なんだ。
しかしボブから財布を抜き取ってるバネッサ。立派な強盗殺人です。

ダイナーにて。ハイマックスカフェ
顔面血だらけで入るバネッサ。洗面所で血を落とす。

病院にて。
病院内主観ショットがあります。ナースを映ると驚愕するナース。
これはボブの主観ショットでした。重症ですが死んでない。

ダイナーにて。
店を出たとこで逮捕されるバネッサ。普通はそうなる。

病院にて。
ダン・ヘダヤ刑事が写真を見せに来てます。バネッサの写真です。
ボブの夫人が来ています。捕まってもたった懲役10年なの?と激怒してる。

警察にて。
刑事2人から事情聴取のバネッサ。色々と証言してるバネッサ。
果たしてボブがI-5キラーなのか?と言われてます。
相棒の黒人刑事に絡んで乱闘になってます。

ボーイフレンドに電話するバネッサ。
チョッパーが死んだの聞いてショックのバネッサ。溶暗となります。

法廷にて。
ひどい状態のボブを笑い物にしてるバネッサ。これだと相当心証が悪くなります。
この時期のリース・ウィザースプーンはクロエ・グレース・モレッツに似ていると気がつく。
バネッサの髪の毛が伸びてるし、ボブの具合は回復してる。そうなると相当日にちは過ぎているようです。

ムショにて。ブリッジウォーター刑務所です。所長はコリンズ。
2人一緒に護送されてきました。バネッサと黒人のアテナ。

ブルネットの白人ロンダはヤク中のようです。
オレンジ色の服は銃を使った殺人犯が着るそうです。
そんなとこに牢名主格のメスキータが手下2人を連れてくる。ここを先制攻撃してノックアウトしてるバネッサ。

そうなると当然独房送りになります。
注射をされて昏睡状態になるバネッサ。普通の女囚物になってます。

幻想を見ているバネッサ。
トレーラーハウスにおばあさんがいて招いてます。

目が覚めて歯ブラシにラップを巻いてライターで炙る。
カミソリ並みになるらしい。

寝ているバネッサに色々と声が被る。
反社会的人格障害、社会復帰極めて困難。
手製カミソリは細長い容器に入れてあそこに隠してるバネッサ。

TVを見ている女囚達。
未成年でも凶悪事件を起こしたら青年並みに処罰される。そんな番組をやってます。
ボブと夫人が証言してる。そうなるとネタはバネッサとなる。
溶暗になります。

悪夢を見ているバネッサ。
ロンダが心配しています。ラリーに教わったとカミソリを見せてるバネッサ。
で、ついでに抱きついてくる。私はノーマルと断ってるバネッサ。

法廷にて。
相変わらずの態度のバネッサ。これで成年扱いになって普通の刑務所送りになる。
満足そうなボブと夫人。

ムショにて。
女囚から証言をとってる刑事2人。
何故か女囚達にはバネッサの評判はいいらしい。
現場に行くと主張する黒人刑事。

現場にて。
ボブが撃たれた現場です。
何かを発見する黒人刑事。バネッサの切られた髪の毛です。

GSにて。
ワンボックスワゴンで護送されてる女囚4人。他にはコリンズ所長と警官1人。
→ 1979 Dodge Sportsman
トイレで相談する女囚4人。実行するようです。

入ってきたコリンズ所長を絞殺するメスキータ。
外に出て警官を手製カミソリで切り裂いてクルマのキーを奪うバネッサ。
ワンボックスワゴンで逃走となります。

駐車場にて。トラックが止まってます。
メスキータの彼氏が来てます。で、メスキータとお別れの挨拶をするバネッサ。
クルマとリボルバーをもらいます。

ボブの自宅にて。
刑事2人その他が家宅捜索に入る。ボブは不在です。これはビックリの夫人。
バネッサの切り落とされた髪の毛が証拠らしい。
裏の物置をこじあけるとポルノ雑誌等がやまほどあります。
それに死体もあったらしい。部屋に閉じこもって拳銃自殺する夫人。
そんなとこにクルマでボブは帰宅するがすぐに逃走する。

街にて。
立ちん坊をやってるバネッサ。ストライプのタンクトップに赤いミニスカート。
メガネのオッサンのクルマが止まります。乗り込むバネッサ。
→ 1983 Buick Regal

裏通りにて。
クルマを止めます。囮捜査ではなくマジな客のようです。
いきなりリボルバーでホールドアップするバネッサ。
5ドルしかないと激怒してるバネッサ。男をトランクに入れてる。
そのまま移動する。

ダイナーにて。
タバコを吸ってるボブを注意しようとするウエイトレス。
しかしボブが尋常でないのでやめてる。へんなとこからタバコの煙が出ている。
血まみれおばあさんの写真を持ってるボブ。裏に住所も書いてある。

おばあさんの自宅付近にて。トレーラーハウスの街です。
クルマから降りておばあさんの自宅を探すバネッサ。
刑事2人も到着する。Buickのトランク内の男は放ったらかし。
→ 1989 Ford LTD Crown Victoria

いよいよおばあさんの自宅を見つけたバネッサ。
勝手に家の中に入ってます。
おばあさんはベッドに寝ています。しかし様子がおかしい。
寝ていたのはボブでした。おばあさんをすでに絞殺されていました。
近所のオッサンが来たとこで格闘アクションになります。やっぱりスタントがバレバレです。
そんなこんなでホブを絞殺したバネッサ。

刑事2人を来ます。ぼう然としたバネッサが外に出てくる。
中を見てこれはひどいないった感じの刑事2人。
外のバネッサは出てきた刑事2人に「タバコある?」聞く。
このストップモーションでエンドとなります。オチがないじゃん。


少しユーモアが足りないような感じがしましたがこんなものかな。そんなわけでまあまあな作品でした。


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