『ミスター・クレイジー 殺したい男』(1996年)
この作品はニック・キャッスル監督、エレン・デジェネレス、ビル・プルマン主演のストーカー・コメディです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
この作品はキャストで見ました。タッチストーンといえばディズニーの映画ブランドです。ディズニーが嫌いな割にはよく見てたりします。
1996年 タッチストーン アメリカ作品
原題◆Mr. Wrong
スカイパーフェクTV311パワームービーにて。画質はよいです。
プロット 許可を得てストーカーと化す話しのようです。
音楽 クレイグ・サファン
キャスト
エレン・デジェネレス→マーサ・オルストン
ビル・プルマン→ストーカーのホイットマン・クロフォード
ディーン・ストックウェル→役に立たない探偵ジャック・トラモンテ
ジョーン・キューザック→やたらと凶暴なインガ
ブラッド・ウィリアムス・ヘンケ→インガに惚れてる太ってるボブ
ジョン・リビングストン→年下の男ウォルター
ホープ・デイビス→妹のアニー
ニック・キャッスル監督の演出はよいと思います。
この手の作品は描写バランスがポイントで趣味の悪い下手くそな監督だと見るに堪えないのですがニック・キャッスル監督作品は前に見てたのでそんなに心配はしてませんでした。
前に見たのは『ミリー 少年は空を飛んだ』(86年)です。これはファンタスティックなよい作品でした。
回想で話しは進行します。
サンディエゴが舞台です。赤い電車が走ってました。
ところでサンディエゴのプロスポーツはいいとこがなくてNFLもMLBも大試合でボロ負けしてる印象が強い。NFLはスーパーボウルで大敗してMLBではワールドシリーズで4連敗していました。
エレン・デジェネレスはアン・ヘッシュといっしょにレズにカミングアウトした人でした。もう別れたようですけど。2007年現在での恋人はポーシャ・デ・ロッシらしい。
エレン・デジェネレスはTV司会者の方が有名ですが映画にも出ていました。
この作品ではTVディレクターのような仕事をしてました。クルマは黄色いアルファロメオ・スパイダーです。
ビル・プルマン扮するはホイットマン・クロフォードは33分頃からエレン・デジェネレス扮するヒロイン マーサ・オルストンの許可を得てストーカーである正体を表わしますが、そこはディズニーブランドなので、そんなにドギツクなくて、これくらいなら大したことない?といった感じです。
ネコを被ってる時はジャガーXJ-Sのコンバーチブルで、ストーカーである正体を表わすととアメ車の同じコンバーチブルに乗り換えてました。どんな意味があるのかよくわからん。マッチョということか?
ストーカーなのでいつも隠れて側にいるらしくマーサ・オルストンのピンチに何故かレバーアクションのウィンチェスター・ライフルを手に助けに表われます。
何でいきなりウエスタンのノリになる?と面白い。。ここではウィンチェスター・ライフルをくるりと回してレバーアクションを操作するのが決まっていました。
ディーン・ストックウェルは役に立たない探偵役です。
登場したときからこれは役に立たないなと見てたらその通りでした。タイプキャストのいいキャスティングです。
相性のことをケミストリーと言ってます。これは人間関係を化学反応のことに当てはめている使い方です。よくある使い方ですがセンスはいい。
『セブン』(95年)と同じような送電線の鉄塔が集まっているシーンがありました。
送電線を見るたびに白熱光で送電線を溶かしてしまうゴジラが出てくるのでは思ってしまいます。
何気ない会話でMLBのトミー・ラソーダの名が出てました。L.A.ドジャースの監督だった時に「私にはドジャーブルーの血が流れている」と大見えを言って、その後コーチのジム・ラフィーバーに殴られて青ではなく赤い血を流した人です。
そんなわけでスタンダードでまあまあなコメディ作品でした。
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