『Mr.ダマー 2 1/2』(1997年)
この作品はジョナサン・リン監督、ジェフ・ダニエルズ、マイケル・リチャーズ主演の嘘つき・コメディです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
この作品はシャーリーズ・セロンが出てて少し見て面白かったので見ました。この邦題だけでは絶対に見なかったでしょう。ベタなギャグなんて見たくないもので。
1997年 ニューラインシネマ アメリカ作品
原題◆Trial and Error
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。
プロット ホントに好きな人を見つける話しと弁護士に扮することになり悪戦苦闘する話しの2本立てになってました。
キャスト
ジェフ・ダニエルズ→チャーリー・タトル弁護士
マイケル・リチャーズ→売れない役者リチャード・リエンティ
シャーリーズ・セロン→ヒロインのビリー・タイラー
ジェシカ・スティーン→エリザベス・ガードナー検事
リップ・トーン→依頼人の詐欺師ギブス
オースティン・ペンドルトン→グラフ裁判官
アレクサンドラ・ウエントワース→婚約者のティファニー
ジョナサン・リン監督の演出はよいと思います。
全体的に無難な感じにまとめてありました。
ジェフ・ダニエルズ扮するチャーリー・タトル弁護士は、義理の父親にトイレの中まで入ってこられての仕事の指図で無理やりネバダ州のパラダイス・ブラフという町に行かされます。
そこで酔っぱらって喧嘩騒ぎ等と成り行きで役者と弁護士が入れ替わってしまい悪戦苦闘します。
そんなこんなでチャーリー・タトル弁護士は法廷から100ヤード(字幕では100メートルとなっていました)離れること命じられてしまい。そうとなったら次のシーンではちゃんと100ヤード歩測してここから近づかないようにとなるギャグがありました。まあまあ。
被告のリップ・トーン扮する詐欺師ギブスは泣き落としで司法取引まで持ち込んでしまいますが、欲をかいて墓穴を掘っていました。
で、ラストでなりゆきで弁護士役を演じることになったマイケル・リチャーズ扮する弁護士になっている売れない役者リチャード・リエンティが嘘に関して演説が被告と自分について二重の話しになっているのがよかったです。結構面白い設定でした。
嘘をつく。これが基本になっているようです。出ているホトンドの人が嘘をついています。
それでクルマや便器が捨てられている場所にシャーリーズ・セロン扮するビリー・タイラーに連れられてストレス解消にショットガンを撃つことに至ります。
チャーリー・タトル弁護士は自分が役者だと思われているので最近やったのは弁護士役なんだと自分のホントのことを言いながらショットガンで便器を撃っていました。これはいいシーンでした。
ハーレーをとばす女性のショットが3回あります。
これを見て「俺の理想の人だ」と弁護士になっている売れない役者リチャード・リエンティが言います。果たしてこの人は誰でしょう?というお楽しみもあります。で、ありがちなオチでしたけどいいものです。
売れない役者リチャード・リエンティを演じるマイケル・リチャーズって誰ですか。TVコメディアンだとしたら、ベタベタな白痴的ギャグでも見せられるのかと思った。そうでもなくてよかった。
ジェフ・ダニエルズは『サムシング・ワイルド』(86年)と似たようなキャラに思えました。
クルマはジャガーXJ-Sです。それにしてもこのクルマは随分長く作られているような感じです。20年位はモデルチェンジせずに作ってたような気がします。
肝心のシャーリーズ・セロンは丸い顔でアンパンみたいでしたが魅力的でした。
クルマがパンクしたのでこの町にいると称していたがこれも嘘となっていました。
ジェシカ・スティーンのエリザベス・ガードナー検事は字を左手で書いていました。こういうのが案外気になるものですが特に意味はなかったようです。
そんなわけで2つの話が両方ともハッピーエンドで少し安易なラストでしたがまあまあな作品でした。
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