『アンフォゲタブル』
この作品はジョン・ダール監督、レイ・リオッタ、リンダ・フィオレンティーノ主演のトリップ・サスペンスです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1996年 スペリング・フィルムズ アメリカ作品
原題◆Unforgettable
BS11衛星放送にて。画質はよいです。
プロット 妻殺しをトリップして捜す話のようです。
音楽 クリストファー・ヤング
キャスト
レイ・リオッタ→検死医のデビッド・クレイン
リンダ・フィオレンティーノ→マーサ博士
ピーター・コヨーテ→悪徳刑事のブレスラー
クリストファー・マクドナルド→グレック刑事
デビッド・ペイマー→同僚のカーティス
キム・キャトラル→デビッド・クレイン夫人の妹ケリー
ジェネファー・ライアン→被害者のドナ・バーマン
キム・コーテス→容疑者のエディ・ダットン
ガーウィン・サンフォード→始末されたボドナ刑事
ジョン・ダール監督の演出はよいと思います。
シアトルが舞台になっていました。それからミネアポリスとのツインシティのセントポールが出ていました。
薬の効果で他人の死を体験するシーンがいいです。
このようなショットはブッ飛んでいていいのです。こういうのは大好きです。これで片道切符ではない死が体験出来るということのようです。
リンダ・フィオレンティーノの研究室の爆破シーンはCGか?、本物のはずはないしミニチュアには見えなかった。
見てて1番怪しいのはレイ・リオッタですが、主役なのでいくらなんでもそれはないでしょうとなり、その次にピーター・コヨーテが怪しいとなります。
そんな感じで、話以前に最初からピーター・コヨーテが怪しいと思って見ていたら、やっぱりそんなこともあんなことまでやってる絵に描いたような悪徳刑事ぶりで、やっぱりそうなのとなりました。こういうタイプキャストは悪くない。
レイ・リオッタは左手で字を書いていました。絵も左手で描いていました。
美術学校の生徒だったドナ・バーマンの経験で絵が上手くなっていたという設定がありました。容疑者の似顔絵は自分で描いた方が早いというわけです。
必要な情報を知るためには薬は盗むは家宅侵入するはと、どんどん一線を越えていくのはレイ・リオッタらしくていいです。見てて納得のキャスティングです。
注射は自分では打てないと思ってましたが首ではなく、腕に打つなら自分で出来のようです。心臓に負担がかかり副作用の幻覚に悩ませながら妻殺しを捜していました。
いきなりブスリと注射器を刺して生きてる人から、その何とか液をそんなに簡単に取れるの?と思えました。レイ・リオッタなら出来るかも。
レイ・リオッタの死んだ奥さんの妹役でキム・キャトラルが出ていました。
懐かしいと言っては失礼かも。『マネキン』(87年)、『ゴースト・ハンターズ』(86年)がよかったです。作品自体の出来かイマイチだった『虚栄のかがり火』(90年)は忘れよう。
殺されたレイ・リオッタの奥さんが回想等で出ていますので、どうも現実のヒロイン2人はどうも分がよくないようでした。そんなわけでリンダ・フィオレンティーノはレイ・リオッタとはそんなに親しくならず。奥さんの妹のキム・キャトラルはもっと目立たず。
サポートキャラでデビッド・ペイマーが出ています。また何か失敗するキャラなのかと思ってしまった。
そんなわけでレイ・リオッタの大熱演のよい作品でした。
『Unforgettable』という歌はナット・キング・コールが歌っているらしい。音楽関係は全く詳しくないのでこの程度のことしかわかりません。
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