『タイトロープ』(1984年)
この作品はリチャード・タッグル監督、クリント・イーストウッド、ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド主演の猟奇サスペンスです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1984年 マルパソ・プロ/ワーナー アメリカ作品
原題◆Tightrope
ワーナー発売のDVDにて。画質はよいです。音質もいい。ドルビーデジタル5.1chにもなっています。ヘリコプターの音がいい感じ。
プロット 猟奇連続殺人に悪戦苦闘する話しのようです。
音楽 レニー・ニーハウス
キャスト
クリント・イーストウッド→ウェス・ブロック刑事
ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド→強姦救助センターのベリル
ダン・ヘダヤ→モリナリ刑事
アリソン・イーストウッド→長女のアマンダ・ブロック
ジェニファー・ベック→次女のペニー・ブロック
マルコ・セントジョン→問題のレアンダー・ロルフ
マージー・オデール→Mrs. Holstein/家政婦のオースティン夫人?
ドナルド・バーバー→レフェリー役の小人の男
ジェイミー・ローズ→最初に殺されたメラニー
不明→ブルネットのキツイ目の売春婦
ランディ・ブルックス→風呂屋のブロンドの売春婦ジェミー・コリー
レベッカ・パール→アイスキャンディのベッキー
マーガレット・ハウエル→メガネの売春婦ジュディ・ハーパー
キンバリー・ジョーゴリス→売春宿のサム
リチャード・タッグル監督の演出はよいと思います。
実質的にはクリント・イーストウッドが監督したらしい。
全体的に家庭の描写と事件の描写のカットバックで、繰り返しの描写になっています
欠点は多いけどそれが許せる変なよい作品です。
カット割りは変則が過ぎるのが難です。
安易なフェイクが難です。
ですがニューオーリンズだからジャズが流れたりして何となくいいのです。
年増だけど、とても可愛いジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド。
まだ幼いのに、とてもきれいなアリソン・イーストウッド。
このヒロイン2人もいいポイントです。
この当時のアリソン・イーストウッドは誰かに似てる。
→クリント・イーストウッドの愛人ソンドラ・ロックに似ているのです。ということは娘のアリソン・イーストウッドとセックスしてるつもりでソンドラ・ロックを愛人にしていたのかクリント・イーストウッド、立派な変態で、さすが映画作家です。
タイトル。
俯瞰のニューオーリンズの夜。
ジャズ風の音楽がいい。ニューオーリンズだからジャズが流れます。
誕生日パーティです。
歩いて帰る女性。
ジーンズにスニーカーの男がつけています。
お巡りがいたのでホッとする女性。これがスニーカーの男でした。
ブロック刑事の自宅です。
クリント・イーストウッド扮するウェス・ブロック刑事が登場。
アリソン・イーストウッド扮する長女のアマンダ・ブロック、
ジェニファー・ベック扮する次女のペニー・ブロックも登場。
父と娘2人の風景です。
今日はフットボールの日となっています。
NFL ニューオーリンズ・セインツの試合を見に行く予定です。
ここで電話です。事件で呼び出しのブロック刑事です。
フットボール観戦は中止となります。
現場です。アパートにて。
ダン・ヘダヤ扮するモリナリ刑事が登場。
誕生日パーティ帰りの女性が殺されていました。
ブロック刑事の自宅です。
帰宅するブロック刑事。
警察にて。
検死です。色々と手がかりはあります。
殺されたのはメラニーとわかる。
ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド扮する強姦救助センターのベリルが登場。
ブロック刑事に面会に来ています。
クリント・イーストウッドとジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドでは背の高さが30cmは違うようです。
ブロック刑事の自宅です。
別れた夫人の写真。
今日は別れた夫人と娘2人との面会日らしい。
夜の街にて。
ブロック刑事の捜査活動です。
ブルネットのキツイ目の売春婦の話を聞きます。
次々と灯を消していくシーンがあります。次々と灯を点けていく『裏窓』(54年)の逆のパターンです。
ここを出た時にネクタイを忘れたと気がつくブロック刑事。
売春宿の風呂屋にて。
ブロンドの売春婦が登場。これは見事なシリコンのおっぱいです。
泡風呂に入る売春婦。マスクをつけた男がいます。
ブロック刑事の自宅です。
長女のアマンダと話すブロック刑事。
電話です。呼び出しとなる。
売春宿の風呂屋にて。
ブロンドの売春婦は殺されていた。
風呂の栓を抜くフロントの男。
刺青のクローズアップショット。
警察にて。
鑑識ではケーキの歯形は・・・
捜査はあまり進展していない。
TV局のインタビューを受けるブロック刑事。
現場でこれを見てるベリル。
クルマにて。父子3人の図。
次女が勃起について質問しています。面食らう父です。
刺青屋にて。
聞き込みのブロック刑事。
刺青中のアイスキャンディのブロンドの女性がいます。
風呂屋で殺されたのはジェミー・コリーとわかる。
夜の街です。
ブロック刑事の捜査活動です。
バーに入ります。泥レスをやっています。
レフェリー役の小人の男から話を聞きます。
刺青をしていたブロンドのアパートにて。
始終アイスキャンディを舐めてるブロンド。
一応聞き込みのブロック刑事。
手錠とか・・・
セックスとなります。汗まみれで手錠プレイ。
ブロック刑事の自宅です。
死体の写真を見ている長女のアマンダ。
あまり家を留守にするなと父に意見しています。
警察にて。
上司から早く事件を解決しろと言われるブロック刑事。
ベリルが市長に電話して苦情を言ったらしい。
強姦救助センターにて。
訓練の図があります。効果のほどはよくわからん。
ベリルに何で市長に電話なんかしたと文句を言いに来たブロック刑事。
ベリルに捜査情報を教えています。容疑者が12万人ではあまり役に立たない情報のようです。
ブロック刑事の自宅です。
家政婦のオースティン夫人がいます。
別れた夫人から長電話があったらしい。
夜の街です。
ブロック刑事の捜査活動です。
SM専門の売春宿のようです。
メガネの売春婦の部屋に入るブロック刑事。
電動マッサージ器を使用。
天井の金網から覗いている怪しい男。
ブロック刑事の自宅です。
酔いつぶれているブロック刑事。
長女のアマンダが添い寝しています。
ミシシッピー川にかかる橋の側にて。
死体が発見されたらしい。船で到着するブロック刑事。
待っているモリナリ刑事。
殺されたのはメガネの売春婦ジュディ・ハーパーとわかる。
警察にて。
鑑識で話し込むブロック刑事。
もう4人殺されているようです。
犯罪心理学の黒人女性博士と話し込むブロック刑事。
昼の街です。
メガネの売春婦の部屋を調べるブロック刑事。
手錠がぶら下がっていました。
トレーニング・ジムにて。
トレーニング中のベリル。ブロック刑事が加わります。
何故か対面してトレーニングの2人です。
ジムを出たとこで食事にしようと2人。
観覧車で食事となります。
ニューオーリンズ名物のオイスター=牡蠣を食べています。
スーパーマーケットで買物の2人。
ニューオーリンズに来た当時の話をするブロック刑事。
クルマで去るベリル。
ブロック刑事の自宅です。
帰宅するブロック刑事。
娘2人にデートの話しをするブロック刑事。
電話です。呼び出しとなります。
警察にて。
サムからの手紙や人形が届いています。
このサムに会いに出かけるブロック刑事。
サム?がいるらしい売春宿にて。
ここに入るブロック刑事。
出てきた女にいきなり顔を張られるブロック刑事。SMなのか。
何発目かで手を掴むショットが印象的。
そんなこんなで胸ポケットに目印の黒い花をつけてここを出ます。
ゲイのハントバーにて。
ここに入るブロック刑事。
目印の黒い花をつけたブロンドの男がいました。話します。
目的の男は向かいの倉庫にいるらしい。
その1460倉庫にて。
カーニバル用の山車がたくさんあります。
ここに入るブロック刑事。
フェイク描写が入ります。あまり効果があるとは思えませんが・・・
張りぼてのレーガンがいます。
張りぼてのマッカーサーもいます。
で、ハントバーのブロンドの男が殺されていました。
警察にて。雨が降っています。
窓に雨が吹きつけて流れ落ちています。何となく印象に残るショットです。
アイスキャンディの女ベッキーのアパートにて。
赤いリボン。怪しい男がいました。
間があってルームメイトが帰宅します。ブルネット。
いつのまにかブロック刑事ら警察一行もいます。
時間が飛んでいます。
警察にて。
刺青屋の男がいます。どうやらシロのようです。
上司がブロック刑事に事件に関わりがあるのかと聞いてます。
否定しきれないブロック刑事。
部下のアレックスに自宅警護を指示するブロック刑事。
白人で太っているアレックス。
夜中に電話です。死体が出たらしい。
街中の噴水にて。ベッキーの死体があった。
銅像にブロック刑事の無くしたネクタイが巻かれています。
警察にて。
小人の男がいます。
鑑識で穀物倉庫のゴミ。テニスシューズ。と手がかりが出ます。
夜の街にて。ハロウィンらしい。
仮装行列に、ジャズが鳴っています。
ピエロの怪しい男もいます。
次々と灯を消していたブルネットで目のきつい売春婦もいます。
ブロック刑事とベリルが歩いてます。
ピエロからの赤いリボンがついた風船が飛んで行きます。→何故か同じようなシーンがある『太陽を盗んだ男』(79年)を連想します。
ブロック刑事の自宅です。
ベリルには好意的な長女のアマンダ。
ブロック家を見学のベリルです。
手錠プレイについて話すベリル。
夜、侵入者が寝ているベリルを襲います。
これはブロック刑事の夢オチでした。
こんな感じでフェイク描写が多いのです。まあいいけど。
警察にて。
紙幣ナンバーからチュレン街のビール工場が浮かんできます。従業員の支払われた給料に使われたらしい。
ビール工場にて。ディキシー・ビール工場
血液O型の者はと・・・
ブロック刑事の自宅です。
怪しい男がいます。
家政婦ののオースティン夫人がやられます。
帰宅するブロック刑事。
長女のアマンダがいない。
次女のをペニーをクローゼットに入れるブロック刑事。
アマンダは犯されたらしい。
アマンダもクローゼットに入れるブロック刑事。
で、怪しい男とアクションとなるブロック刑事。
犬の助けもあって何とか追っ払います。逃げられたとも言う。
救急車のアマンダとブロック刑事。
ブロック刑事の自宅です。
戻るブロック刑事。感情を爆発させるブロック刑事です。
ベリルの自宅にて。
次女のペニーはここにいます。
警察にて。
血液O型で黒髪の男は・・・
新聞のスクラップ記事からレアンダー・ロルフ元巡査が浮かんできます。
病院にて。
長女のアマンダを見舞うブロック刑事。
いつのまにか別れた夫人がいたりします。よくわからん。
電話です。
真犯人はレアンダー・ロルフと判明したようです。
レアンダー・ロルフのアパートに向かうブロック刑事とモリナリ刑事。
肝心のレアンダー・ロルフはいない。引き出しには赤いリボンがあります。
ベリルの自宅にて。
ベリルを見張る警察。ジェイクにビックの2人。
稲妻が走ります。
怪しい男が迫ります。
ジェイクにビックの2人はあっさりと片づけられる。
クルマで急行するブロック刑事。
レアンダー・ロルフに襲われるベリル。
ようやく到着するブロック刑事。
逃走するレアンダー・ロルフ。
そんなとこでビックリさせるモリナリ刑事。
墓地に逃げ込むレアンダー・ロルフ。
追うブロック刑事。
サーチライトのヘリコプターが飛んでいます。
これが印象的なのです。
駅に逃げ込むレアンダー・ロルフ。
追うブロック刑事。
格闘する2人に列車が迫ります。
で、何となくマンガチックなオチとなりレアンダー・ロルフを仕留めるブロック刑事です。腕だけが残るアイデアいいけど実際に撮るとイマイチなようです。
呆然と歩くブロック刑事。パトカーでベリルが来ます。
2人で歩くとこをプロローグと同じ俯瞰となってエンドとなります。
そんなわけで普通の猟奇物といった感じのよい作品でした。
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