『金玉満堂 決戦!炎の料理人』(1995年)
この作品はツイ・ハーク監督、レスリー・チャン、アニタ・ユン主演の料理コメディです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1995年 香港作品
ランニング・タイム◆107分
原題◆Gam yuk moon tong (Hong Kong: Cantonese title)
英題◆The Chinese Feast (Hong Kong: English title)
邦題◆金玉満堂(きんぎょくまんどう) 決戦!炎の料理人
プロット◆料理対決の挑み大騒ぎする話しのようです。
音楽◆ローウェル・ロー
スカイパーフェクTV260シネフィル・イマジカにて。画質はよいです。
キャスト
レスリー・チャン→ヤクザでコック志望のサン
アニタ・ユン→ヒロインのウェイ・ガーウェイ
ジャウ・ウェンジュオ→協力者のコック、ルン・クワンボウ、通称ボウ
ケニー・ビー→伝説のコック、リウ・キット
不明→サンの元恋人らしいライバルのヒロイン、ファンファン
ニー・シューチュン→リウ・キットの奥さん、ビン
ション・シンシン→悪の料理人ウォン・ウィン
ツイ・ハーク監督の演出はよいと思います。
全体的にハッタリ演出がいい感じになっています。香港作品らしい。
まず料理対決があります。
ルン・クワンボウ、通称ボウは愛想がよすぎる笑顔が何となく怖い。インチキなセールスマンみたいです。
伝説のコック、リウ・キットはヒゲの人。
5000万ドルで勝負となります。
この2人の料理対決のプロローグから5年後となります。
見てて料理のHow to物にもなっています。
見てるだけで満漢全席がなんとなくわかったような気がします。日本のTV屋さんはHow to物をでっちあげるのは得意なのですから同じようなことが出来るか?出来ないでしょうね。
伝説のコック リウ・キット復活のために特訓シーンもあります。
特訓ですが結構無茶しています。香港作品らしい。
料理対決で・・・
審査員の3人のうちの1人が日本人でした。橋本力みたいな感じでやはりブルース・リー作品の影響で香港における日本人だと、このタイプになるのかと妙に説得力があります。
レスリー・チャン扮する主人公サンは、片思いの恋人 山口百恵?がカナダへ行ってしまったのでコックになってカナダへ行こうとする設定。どういう設定だ。もしかして『カナダからの手紙』の畑中葉子と間違えてるのかと突っ込みたくなります。
バイクに乗ってますが車種がわからん。
多分日本製だと思いますがアメリカンタイプだとどれも似ているのでメーカーも車種もわかりません。バイク好きとしては悔しい。
レスリー・チャンはいい男でコメディもこなせてジェラール・フィリップのようです。
アニタ・ユンのヒロインのウェイは歌手志望なのですが音痴な設定。
カラオケで熱唱していてライバル?ヒロインとカラオケ合戦をしてますが両方とも音痴で、カラオケ音痴合戦となっています。
アニタ・ユン演じるヒロインのウェイですが、「私は山口百恵に似ているのよ」と称しています。ですが、アンニュイな目と、うつろな目や白目は違うような気がしますが・・・。
続いてアニタ・ユンとレスリー・チャンで『伊豆の踊子』(1974年)のコスプレ(日本語のサービス付き、役名ではなく山口百恵、三浦友和となっています。)をカマしますが、これがオリジナルの山口百恵、三浦友和に全然似ていません。同じアジア人なんだから少しは似せなさいと突っ込みたくなります。
アジア人同士なのに顔の区別もつかないのかとなりますが、ギャグなのですからいいのかもしれません。
そんなわけでキャストも好演してる、よく出来たコメディのよい作品でした。
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