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2007.11.29

『ミュージックボックス』

この作品はコンスタンティン・コスタ=ガブラス監督、ジェシカ・ラング、アーミン・ミューラー・スタール主演のナチスに関する疑惑ドラマです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1989年 カロルコ・ピクチャーズ/トライスター・ピクチャーズ アメリカ作品
原題◆Music Box
BS11衛星放送にて。画質はまあまあ。
プロット やっばり虐殺はやっていたという話しのようです。
音楽フィリップ・サルド

キャスト
ジェシカ・ラング→娘で弁護士アン・タルボット
アーミン・ミューラー・スタール→父親で疑惑の人マイク・タルボット

コンスタンティン・コスタ=ガブラス監督の演出はよいと思います。
ですが何か挨拶ばかり目立つ感じもした。典型的な出来の悪いパターンとなっています。

見る前は演技過剰なジェシカ・ラングが出てるけどコンスタンティン・コスタ=ガブラス監督が何とかしてくれるだろうと思ったが、見始めてトライスター・ピクチャーズは別にいいけどカロルコ製作で脚本が悪名高いジョン・エスターハスとわかると不安になった。
で、ジェシカ・ラングの暴走は誰にも止められません。と予想して見ればその通りでした。

ジェシカ・ラング扮する護士アン・タルボットの父親マイク・タルボットが戦時中でのユダヤ人殺し容疑で裁判となります。

ハンガリー・ロケをやってます。見てて、ああこれでもう1つの話しが始まるのかとなる。出来がイマイチだと、あちこち移動するのが無駄に思えることもあるのです。
ジェシカ・ラングがドナウ川を見るだけでホントにロケに行ってるみたい。せっかくハンガリーまで証人尋問に行ったのが無駄になって同行した裁判官のセリフの「時間と金の無駄でした」がそのままこのロケに当てはまる感じです。
ロケに行かずにライブフィルム+セット+合成でも出来ないことはなかったと思う。そんなことでは無駄遣いが売りのカロルコのプライドが許さない?

ハンガリーの元警官のユダヤ人殺しとなると裁判ではホトンド勝ち目なしでしょう。→と思っていたらこれが無実になってしまった。
何故かというとタイトルになってるミュージックボックスがいいところで登場してどんでん返しをしてくれます。だからこの脚本はなんだとなる。

それでも何とかなるかなと見てれば、被告の父を責めながら慟哭する、ジェシカ・ラングの思い入れ演技が全開になって見てて辟易させます。
私としてなホントにやってても真実を忘れてしまってる父に何を言っても無駄だと思えますけど。

この過去のある父は都合の悪いことはホントに忘れてしまっているのです。ですから嘘をついてるわけではないからこまったものなのです。ここはリアルです。

コンスタンティン・コスタ=ガブラス監督とカロルコとは合わないようです。これが結論となります。
そんなわけでいつものリアルな政治問題を絶妙な描写バランスで見せてくれるガブラス作品ではありませんでした。残念です。



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