『帰ってきたシャーロック・ホームズ』(1987年)
この作品はケビン・コナー監督、マーガレット・コリン、マイケル・ペニントン主演のSF探偵ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
この作品は途中を少し見て面白そうなので改めて見ました。謎解きには興味はなく主演2人のロマンティック・コメディがよいので見ました。
1987年 CBS アメリカ作品
原題◆The Return of Sherlock Holmes
プロット シャーロック・ホームズが冷凍状態から蘇り探偵する話しのようです。
パーフェクTV312 CSN1ムービーチャンネルにて。画質はよいです。
この作品はCBS制作となってるのでTVムービーだと思います。脚本もscreenplayではなくwrittenとなってますから間違いなくTVムービーでしょう。
キャスト
マーガレット・コリン→現代のミス・ワトソン。ワトソン博士の曾孫で探偵業。
マイケル・ペニントン→冷凍冬眠のシャーロック・ホームズ
ケビン・コナー監督の演出はよいと思います。
予算がないから脚本で勝負とセリフは結構凝ってました。気がきいたセリフに気がきいた伏線となっています。
マーガレット・コリン扮するミス・ワトソンの空き家になってる実家で1929年から1987年までシャーロック・ホームズが冷凍状態となってる設定でした。
解凍する描写はそれらしく描かれてます。何でそんな設備がある?なんて思ってはいけません。
シャーロック・ホームズは冷凍冬眠から復活して最初のセリフからそれらしく決めてくれます。ミス・ワトソンを見ただけで「君はアメリカ人だね」だって。いい感じ。
このシャーロック・ホームズ氏の現在に対するカルチャーショックと勘違いぶりが見所になりますが、この辺の描写バランスはよかった。ここは監督のセンス次第になるのでケビン・コナー監督は上手かった。
英国、ロンドンロケもよい。ここで予算は使い果たしたのかもしれません。
飛行機でロンドンからボストンへ。シャーロック・ホームズ氏の出国入国手続きなんかどうするのか思ってたらそこはあっさりと省略してました。流れをよくするためと好意的に解釈しましょう。
それからまた飛行機でボストンからシアトルへ飛んだりします。定番の飛行機が苦手な描写もよいです。
当然クルマも苦手なシャーロック・ホームズ氏です。
ミス・ワトソンを演じるマーガレット・コリンはいい声をしてます。
医者ではなく探偵家業のミス・ワトソンの探偵料は1日250ドル+経費となっています。
マーガレット・コリンで1番有な作品は主演ではないけどSFアクション『インデペンデンス・デイ』(96年)でしょう。ジェフ・ゴールドブラム扮する主人公の別れた夫人役で結構目立っていました。
そんなわけでまあ見ても退屈はしない作品です。主役2人の絡みを見てるだけでよいです。
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