『ハイダウェイ』(1995年)
この作品はブレット・レオナード監督、ジェフ・ゴールドブラム主演のSFサスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1995年 SQプロ/トライスター アメリカ作品。
原題◆Hideaway
プロット 霊界より戻ったらシリアルキラーと視覚を共用する話のようです。
パ−フェクTV313スター・チャンネルにて。画質はよいです。
音楽 トレバー・ジョーンズ
キャスト
ジェフ・ゴールドブラム→霊界より戻った男ハッチ
クリスティン・ラーチ→ハッチの奥さんリンゼー
アリシア・シルバーストーン→ハッチの娘レジーナ
アルフレッド・モリーナ→ナイバーン医師
ジェレミー・シスト→霊界より戻ったシリアルキラー
レイ・ドーン・チョン→霊感師のローズ
ブレット・レオナード監督の演出はよいと思います。
主観ショットあり。
溶暗の使い方は上手い。
フラッシュバックが多用されてて効果的でした。
視覚を共用する描写はいい感じでした。こういうの大好き。
全体的に無難にまとめています。悪くない。
クライマックスがアクションで押すだけになってしまうのはしょうがないとしましょう。
ラストのフェイクは余計な感じがしますけど。
ジェフ・ゴールドブラム扮する主人公は交通事故を起こして病院送りになります。病院ではなく死体置き場か。
死体状態の時はダミーなんでしょう。本人が演じてあそこまでいくと演技でなくて我慢大会になってしまいます。
生還したときのセリフはいい。「ハンドルを切りそこねた・・・」なんて言ってます。心配する周囲をよそに淡々としていました。ジェフ・ゴールブラムのキャラに合っています。
ジェフ・ゴールドブラムは何だか怪しそうで、面倒なことに巻き込まれた主人公よりシリアルキラーの方が似合っています。
この主人公の内憂外患悪戦苦闘ぶりが見どころでよかったです。
何の仕事をしているのかと思ったら骨董屋のようです。
医者を演じるアルフレッド・モリーナも怪しそうに見えます。
でも怪しいと言えば1番怪しそうなのは顔つきからしてジェフ・ゴールドブラムなんですけど一応主人公なので違うということにして見てました。そうでないと全く違う話になってしまいますから。
見てて怪しいジェフ・ゴールドブラムなら後タイトルの後のフェイクも許せるでしょう。なるほどプロローグはこれの伏線だったのか。本編より手が込んでいるように思えます。
アリシア・シルバーストーン演じるキャラは足手まといなだけで、ひたすらジェフ・ゴールドブラム扮する主人公の足を引っ張ってました。何でこんな役を受けたんだ?と不思議になります。
そんなわけでSFサスペンス・ホラー物にしては気持ち悪くなく演出で引っ張っているよい作品でした。
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