『ジャイアント・ウーマン』(1993年)
この作品はクリストファー・ゲスト監督、ダリル・ハンナ主演の巨大物SFアクションのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
ダリル・ハンナが巨大化するので。これだけで見ました。この作品はダリル・ハンナの製作主演のワンマン映画です。
1993年 アメリカ作品 これはTVムービーです。
原題◆Attack of the 50 Ft. Woman
パーフェクTV311にて。画質はまあまあ。
プロット ヒロインが巨大化して自立する話しのようです。さすがワンマン映画。
キャスト
ダリル・ハンナ→ヒロインのナンシー
ダニエル・ボールドウィン→ナンシーの不実な婿ハリー
フランシス・フォスター→精神分析医テオドラ・カッシング
クリスティ・コンウェイ→キャリア志向の愛人ルイーズ
ヴィクトリア・ハース→デュプティ保安官助手だと思う。
クリストファー・ゲスト監督の演出はよいと思います。
全体的に無難にまとめていました。
ダリル・ハンナ扮するヒロイン ナンシーの巨大化記念館からの回想になってます。
コメディかと思ってたら意外とマジにヒロイン自立の展開をしてました。
増村保造が監督してたらもっとセリフにパンチが効いて出来がよくなったのではと思えました。
巨大化することでヒロインが自信を得るというとこは、力は正義なりを肯定するのではとなる。さすが考え方がアメリカンです。
全体的に1950年代風に作ってて、ヒロイン達のメイクも1950年代しているが、主演のダリル・ハンナだけ1990年代しているのは製作主演ワンマンの特権でしょう。
40分過ぎに巨大化してます。少し待たされ過ぎか。劇場なら子供が通路を走り回ってしまいそうです。
アナログだと思うが合成は結構上手い。境界線が見えない。
これはクラシックな円盤で外装はリベット止めですか。飛行中では効果音を付ければいいのにと惜しい感じ。
博士役のフランシス・フォスターはローレン・バコール風メイクになってる。ここだけは1940年代なのか。
ダニエル・ボールドウィンの首尾一貫した不実さに往生際の悪さはかえっていいのではと思える。違う兄弟系のボー・ブリッジズに似ています。
ドライブインシアターでオリジナルの『妖怪巨大女』(1958年)が上映されてました。私はオリジナルは未見です。見たい気もします。
そんなわけで少し待たされますが巨大化したダリル・ハンナは楽しめるまあまあな作品でした。
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