『ロマンスに部屋貸します』(1993年)
この作品はウォーレン・ライト監督、アナベラ・シオラ、マシュー・ブロデリック、ケビン・アンダーソン主演のロマンティック・コメディです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
『蜘蛛女』(94年)でゲーリー・オールドマンの奥さん役が素敵だったアナベラ・シオラが出てるので見ました。レナ・オリンは恐すぎてジュリエット・ルイスは若すぎて私はアナベラ・シオラがよろしい。
1993年 ミラマックス アメリカ作品
原題◆The Night We Never Met
パーフェクTV311にて。画質はまあよいです。
プロット ホントに好きな人を見つける話しのようです。
キャスト。
アナベラ・シオラ→歯科助手で趣味で絵を描く人。29才の既婚者エレン
マシュー・ブロデリック→パステルのため欲求不満なコック サム
ケビン・アンダーソン→お気楽ホワイトカラーで部屋主ブライアン
ジーン・トリプルホーン→わがままま恋人パステル
マイケル・マンテル→エレンの旦那アーロン
ウォーレン・ライト監督の演出はよいと思います。
N.Y.ロケがよいです。
会話シーンは切り返しはせずに長回し多用してきます。
アナベラ・シオラ扮する歯科助手で趣味で絵を描く人。29才の既婚者エレン
マシュー・ブロデリック扮するわがままなパステルのため欲求不満なコック サム
ケビン・アンダーソン→お気楽ホワイトカラーで部屋主ブライアン
この3人が1つの部屋を使います。
で、1つの部屋を互いに顔は知らずに3人で使い、ケビン・アンダーソンが勝手に使う日を変更して行き違いが発生してしまいます。新しくはないけどこのアイデアは面白い。
アナベラ・シオラとブロデリック、ブロデリックの勤め先の店にて互いを知らずにコンタクトの図。これがラストにつながります。
アナベラ・シオラは奥さん役専門なのか。私が見た『ゆりかごを揺らす手』(92年)、『蜘蛛女』(94年)に、この作品と3作品は全部そうでした。それもそれでいいけど。
マシュー・ブロデリックはヒゲ面でも童顔な人です。どんな人にでも律義に説得するキャラでマシュー・ブロデリックの個性にあっててよかった。
アナベラ・シオラがイブニングドレスから浮気に至る。これがいい。イブニングドレスはこのためにあるのかとなります。
で、名前を勘違いして違う男ケビン・アンダーソンに抱かれて傷心のアナベラ・シオラがタクシーに乗って家に帰るシーンはよかった。人のよさそうな運転手がよい感じ。
マシュー・ブロデリックはわがままなジーン・トリプルホーンに懲りて言葉がわからない外国の女がいいとなり、ホントに外国の女性とデートしてる。そこにケビン・アンダーソンの婚約者が乱入してくる勘違いな修羅場の図もいい。で、ここでも律義に説得するマシュー・ブロデリックがいい。
ジーン・トリプルホーンはマシュー・ブロデリックのわがままま恋人。これは珍しいブロンドにパンクなファッションのトリプルホーンが見れます。
後タイトルでキャストがそれぞれマシュー・ブロデリック、アナベラ・シオラ、ケビン・アンダーソンの3グループに別れてました。これは洒落ていいです。
あまり関係ないけど『疑惑の影』(43年)でヤングチャーリーがテレサ・ライト。アンクルチャーリーがジョセフ・コットン。てのを思い出しました。洒落てるのが共通してる。
そんなこんながあってそれぞれ無事に収まり。ハッピーエンドでした。
そんなわけでお気楽なままのケビン・アンダーソンの扱いに少し不満が残りますがロマンティック・コメディのよい作品でした。
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