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2007.09.04

『発狂する唇』

この作品は佐々木浩久監督、三輪ひとみ主演の何だかよくわからない巻き込まれサスペンス・コメディのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
評がいいので見ました。どのぐらいぶっ飛んでいるのか興味深く見ました。

2000年 オメガプロジェクト/オズプロダクション 日本作品
ランニング・タイム◆85分
プロット◆オカルト関連の事件に巻き込まれる話しのようです。
音楽◆ゲイリー芦屋
スカイパーフェクTV261チャンネルNECOにて。画質はまあまあ。

キャスト
三輪ひとみ→妹で霊感のある倉橋里美
夏川ひじり→姉で強気な倉橋かおり
吉行由美→母でことなかれな倉橋瑛子
鈴木一真→兄の倉橋美智夫
諏訪太郎→嫌味な刑事
由良宣子→霊能者の聞宮瑛子
下元史郎→間宮の助手当麻平造
大杉漣→FBIの長官で通称大佐
阿部寛→FBIの成本
栗林知美→FBIのルーシー

佐々木浩久監督の演出はよいと思います。
話しの方は何だかわからん展開となっています。
殺人の容疑者の兄が行方不明で女が3人だけの一家がどうなるのか?
→サスペンス調から始まって、
→オカルト物、霊媒に会いに行きます。
→夫の写真の前でのポルノ調となります。
→サイキック物、サイコブラスターの能力のあるヒロイン。
→歌謡映画、歌は上手くない三輪ひとみ。
→スプラッタ物、死体処理に硫酸使用。
→電話で兄と再会のホームドラマ、臭いセリフと演技でした。
→カンフーアクション、見事なスタントでした。
→ヒロインと兄は実の兄妹ではなかったとなります。出生の秘密という定番設定。
→それでオチがない。こまったものです。
話しに脈絡がないけど、それぞれの何々調の演出はオーソドックスでした。なのでそんなにぶっ飛んでいるようには見えませんでした。全体的にみればロマンポルノのバリエーションといった感じでした。

ギャグ描写がホトンド空振りなのがこまったものです。
大杉漣は空振りの連続で1ゲーム5三振の8番バッター?。そんな感じ。
阿部寛だけがギャグが空振りせずにポイントを稼いでいたくらいです。このへんはロマンポルノ時代の滝田洋二郎監督ならもう少し面白くなったと思います。
意味不明な描写も多い。伏線がまるでないのも変な感じです。

警察はあてにならず、TV局は最低で、やじ馬は無責任と洒落にならない描写が盛りだくさんです。嫌みな演技をさせれば日本人俳優の右に出るのはいないようです。
家の中に土足で入ってくる刑事や霊媒師。これはヒドい。
電話を逆探知の電話線を辿る描写がありました。こういうの好きです。
四十九日前に事を起こしているのが悪いとなっていました。筋が通っているようでそうでないような、でも妙な説得力があります。
家に侵入するTV局の連中。やじ馬のせいにしています。ホントに最低な連中です。

三輪ひとみはウィノナ・ライダーに似ているような。
3回ゲロを吐く三輪ひとみ、つわりだったの。
ファックは前から後ろからの三輪ひとみ。でもヌードにはなっていない。
ファック後にTVの大佐からこのことを聞かれてうなづくなよな三輪ひとみ。
アクションシーンでは妙に強い三輪ひとみ。
と、三輪ひとみの魅力を堪能しました。

間宮の助手当麻は下元史郎が演じています。
1980年代のにっかつロマンポルノでお世話になりました。まだ健在でしたか。エイズで死んだのかと思っていました。で、この作品ではやることといったらそれしかないのかといった感じで全編にっかつロマンポルノと同じことをやっていました。

怪しいものではないと登場しながら十分怪しい阿部寛と金髪のカツラだけで外人になっている何だかよく分からない栗林知美のFBIコンビはコメディリリーフのようです。
金髪だから外人です。そんな設定の滝田洋二郎監督のロマンポルノ作品があったような。→『痴漢宅配便』(1986年)だと思います。

三輪ひとみとTVで連絡を取るFBIの大佐はTVのスイッチを切るのが遅れてダンスでごまかします。同じような設定の『バイオレント・サタデー』(1983年)のジョン・ハートは天気予報をしてごまかしていました。
阿部寛はいい男なのに色物キャラも出来る評判通りの得難いキャラクターです。たいしたものです。

正直言って滝田洋二郎監督が撮った方がいいと思います。
下元史郎は降板させて滝田洋二郎監督作品の常連の蛍雪二朗が替わりに出ればなおよろしい。
三輪ひとみでもっていたようなもので、そんなわけでまあまあのぶっ飛びぶりのよい作品でした。でもこのアイデアは1回限りでしょう。


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